Eee PC・ネットブック

2024年7月23日 (火)

『Bitlockerには気をつけろ!』

ASUS TUF Gaming A15 FA507NVには500GBのSSDが搭載されてますが、これでは容量が不足するため、2GBのSSDを購入。

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で、これを先日付けた1TB SSDと交換し、Dドライブとして認識させました。
とまあ、結論だけを言ってしまえばそういうことなんですが、ここまでにぐにゃぐにゃな紆余曲折がありまして。
それを端的に示す画面がこちら。

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ええ、Windows 11が起動しなくなったんです。
どうしてそうなった!?
というあたりを、書いていきたいと思います。

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この購入した2TB SSDですが、当然、内蔵SSDとの置き換え用に購入しました。
専用のAcronis True Imageをダウンロードし、500GBのSSDをクローン化しました。

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で、その後に2TB SSDに付け替えて、再起動します。

すると、出てきたのはブルースクリーンチックな画面に、次のようなメッセージ。

「回復キーを入力してください」

一瞬

は!?!?

ってなりました。

で、調べると、Bitlockerの回復キーというやつを入力しないとダメとのこと。

と言われても、そもそもBitlockerの回復キーって何?となります。そりゃそうですよね。

で、ググって、分かったのは以下のサイトにある情報。

BitLockerの回復キーが分からない場合の確認方法【Windows 10/11】:Tech TIPS - @IT

どうやら、Microsoftアカウントにその回復キーってやつが保存されている模様。
てことで、さっそく以下のサイトにアクセスし、

Microsoft account | BitLocker 回復キー

Microsoftアカウントを入れて、つなぎます。

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すると、何か出てきました。全部で6桁×8個の数値がずらりと並んでます。
先ほどの青い画面の中に「回復キーID」で、何やら英数字の8文字が出てきますが、それと一致するキーIDの後ろに書かれた回復キーを使ってやれば、このBitlockerの暗号を解除できる模様。

てことで、入れてみたんですが。

ダメでした、回復せず

心拍数が、跳ね上がります。

ええ~っ、マジか!ってなって、とりあえず元のSSDに戻して再起動。
が、ここでもやはり、回復キーを求められます。一度外してしまうと、どうやらこの回復キーってやつが必要となるみたいです。

そこで何度か回復キーを入れたんですが、そのたびにはじかれるというのを繰り返します。
何度やってもダメ。
もう、初期化するしか道はないのか・・・とあきらめかけた時、ふと増設している1TB SSDを外してみました。

すると何事もなかったかのようにWindowsが起動しました。

どうやら、購入時のドライブ構成に戻したことで、どうにかなったようです。
(メモリーは64GBのままですが)

もしかすると、2TB SSD単体で起動し回復キーを入力したならば、無事に起動できたかもしれません。
が、今となってはあの6桁×8のキーを入力する気にもなれず、2TB SSDを起動ディスクとすることはあきらめました。

どうやら、今のWindows 11はこのBitlockerによるストレージの暗号化は標準となっているようです。
以前、GALLERIA GR1650TGF-Tの時はクローン化して乗り換えることはできましたが、今は無理なようです。おそらく、GR1650TGF-Tでやっても同じことになるかと思われます(回復キーの一覧に、このGR1650TGF-Tのドライブらしきものが出てました)。

まさにタイトル通り、『Bitlockerに気をつけろ!』です。

ちなみに、Bitlockerによる暗号化を解除することは可能です。
が、そのためには1.3万円ほど払ってHome→Proに替えないといけないようです。

ええ、Homeのままじゃ解除もできないってこと・・・?

なんとも理不尽な話です。

という話はともかく。

一度はこのBitlockerの回復キーがちゃんと生成されているか? 可能ならば、Bitlockerの回復キーをUSBメディアにバックアップしておくことをお勧めします。

そういえば先日、クラウドストライクのWindowsブルースクリーン事件が起きたばかりですが。

あれを回復させる際も、このBitlocker 回復キーが必要となる模様です。

ストレージを売却、廃却した際に、SSDの中身が暗号化されることでデータを抜かれる心配がなくなるというのはありがたいことですが。
何か事が起こった際に、背筋の凍るようなメッセージを見せつけられるのは勘弁してほしいものだと、心底思いました。


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2024年7月17日 (水)

ASUS TUF Gaming A15 FA507NVをバッテリー駆動させてみた

90Whというかなり大きなバッテリーがついているASUSのゲーミングノートですが、ちょっと本気でバッテリー駆動をさせてみました。

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バッテリー駆動では、GPU使用率を100%とするために、「VR戦艦大和」を起動しっぱなしにしてます。

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その時のタスクマネージャーはこちら。3Dがほぼ100%に張り付いてます。

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時々、教練砲撃をさせてみたりしましたが、さほどGPU使用率は変わりませんでした。何もしなくても、すでに100%ですから。

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この調子で30分以上動かした段階で50%を切った(20%を切ると省電力モードに移行)ため、ここでUSB-C給電させてみました。
左側面にUSB-Cが2つあるのですが、この前側が給電可能なため、こちらに65WのUSB電源をつなぎます。

が、それでも減少は止まらず、バッテリー駆動開始1時間で22%まで低下。ここでVR戦艦大和を止めてアイドリング状態に移行しました。
すると、バッテリーは減少から増加に転じます。

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その一連の流れをグラフにしたのがこちら。
VR戦艦大和を使用している間(赤矢印)は、かなり勢いよくバッテリー消費が行われてます。
途中で65Wをつないだ(オレンジ)のですが、ほとんど効果なし。ちょうど1時間で、99%→22%と77%を消費した感じ。
が、アイドリング状態(青)にした途端、充電に転じます。こちらもちょうど1時間で22%→50%となりました。

つまり、65Wでも充電は可能。ただし、このペースだと3時間以上かかるかなと。

ところで、メーカー公称ではバッテリー駆動時間は「11.3時間」とのこと(JEITA V2.0バッテリー動作時間測定法)。

ASUS Store(エイスース ストア) - ASUS TUF Gaming A15 FA507NV(FA507NV-R7R4060T/S)

(Ryzen 7 7735HSでの実力ですが、Ryzen 5もほぼ同じかなと)

ということは、今回はおよそその10倍の消費量で動かしたことになります。GPU100%、CPUも16%動いてましたからね。

とはいえ、普通に使ってもさすがに11時間は無理でしょうが、感触的に5、6時間程度なら問題なく動いてくれるんじゃないでしょうか。節電すれば8~9時間でもいけるかもしれません。

モバイル用途は考えてませんでしたが、思ったよりは悪くない結果です。
てことは、100W電源があれば、あちこちに持ち出せるかも?

生成AIも楽々に動かせるPCですし、持ち出す用途はいろいろとありそうです。でもさすがに2.2kgの重量なので、ちょっと持ち運ぶのはつらいなぁ。

さて、昨今はAI機能のチップを載せたCopilot+PCてのも売り出されてますが、YouTubeに上がっているレビューなどを見る限りでは、まだまだGPUにはかないませんね。ARM系CPUというのも難点で、インストールできないアプリがあるみたいです。
正直言うと、NVIDIA一強状態というのはあまり好ましいことではありませんが、AIを動かす目的なら今しばらくはRTX搭載PCがベターな選択肢となりそうです。


【Amazon.co.jp限定】ASUS ゲーミングノートPC TUF Gaming A15 FA507NV 15.6型 RTX 4060 Ryzen7 7735HS メモリ16GB SSD1TB リフレッシュレート144Hz RGB イルミネートキーボード Windows 11 動画編集 Xbox Game Pass 3ヶ月利用権付き FA507NV-R7R4060TA

2024年7月15日 (月)

ASUS TUF Gamin A15のメインメモリーを64GBにしてみた など

久しぶりのASUS製品ということで浮かれている、というわけではありません。
やっぱり、メモリーは必要ということで。

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ちょうどAmazonプライムデーということで、さくっとTUF Gaming A15用に買い物しました。
で、届いたのはこちら。

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こちらのUSBケーブルは、40Gbps対応の2メートルケーブル。つまり、Quest Link用に買いました。

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で、こっちが本命。DDR4 4800の32GB×2=64GBのメモリーです。

ASUSのサイトでは、TUF Gaming A15のシリーズは32GBまでと書かれてはいるんですが、どうやら64GBも認識するとのことで、思い切って買ってみました。
現行のメインPCであるGALLERIA GR1650TGF-Tも64GBなわけだし、これが担ってきた機械学習用途を受け継ぐならば、やはりこれくらいのメモリーはないと務まりません。

プライムデーのおかげで、2.3万円ほどで買えました。

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では早速、取り付けます。本体を裏返し、ネジを取ります。
注意が必要なのは、真ん中の黄色い三角のところにあるネジも外さないと、ふたが開きません。

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で、ネジをとっても、びっちりふたと本体が引っ付いているため、こういうもので徐々に爪を外していかないといけません。

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なお、ネジは場所によって長さが違うため、こうやって並べておかないと後で合わなくなります。これも要注意。

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とまあ、ちょっと苦労しましたが、どうにか開きます。

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で、メモリーを増設する前に、まずはバッテリーを本体から外しておきます。
GALLERIA GR1650TGF-Tの時はやらなかったんですが、本当はこうしておかないとまずいとのこと。
本当はこのコネクターを外すだけでいいんですが、バッテリーを外さないと抜きにくいです。てことで、バッテリーも外しました。

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なおこのバッテリー、Google Pixel 6aの倍くらいの大きさがあります。でかい。

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気を取り直して、黒いシートをはがすとそこにメモリースロットがあります。
この通り、16GBのメモリーが1枚ささってました。

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そこに32GBのメモリーを2枚、挿します。
なお、16GBメモリーについていた放熱用と思われるアルミテープを、こちらの面に貼り付けておきます。

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ついでなので、余っている1TB SSDもこいつに挿しておきました。
なお、この時少し緩んでいたおかげで、認識しませんでした。再びふたを開けて挿し直す羽目になります。

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で、ふたを閉じて元に戻し起動。タスクマネージャーを開きます。
ご覧の通り、64GBとして認識されました。

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で、SSDの方もなんとか認識しております。
(上にも書いた通り、もう一度、ふたを開ける羽目になったのですが)

動作チェックも終えて、問題なく動くことも確認しました。

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このまま終わってもよいのですが、せっかくのノートPCということもあるので、ちょっとバッテリー駆動させてみました。

この状態で、例のELYZA‐JPを動作させたのですが、電源駆動時と比べると倍くらいかかります。
まあ、バッテリー駆動にしただけで速度が半減程度で済むというのも大したものではあります。
これでもGALLERIA GR1650TGF-Tより5倍は速いんですから。

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ちなみに、ダメもとで65W電源とつないでみました。
この写真じゃ分かりませんが、バッテリーがほとんど減ってないこともあって、だいたい20W程度が供給されてました。給電されてます。

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こういう表示も出るので、満額ではないものの、65Wでもある程度は駆動時間を延ばすことができる模様です。
最大100Wまでいけるので、外に持ち出す用途があるなら100Wのを買った方が良さげですね。

てことで、そのまま外に持ち出して、電源のあるところでは65W程度のUSB電源でも使えそうな感触です。
もっとも、バンバン使う場合は付属の240Wの電源は必須ですが。

あとは、2TBのSSDをつければ、こちらにメインPCの役目を移すことも可能です。

が、メインPCであるGR1650TGF-Tにはいろいろとしがらみがあるので、そう簡単には移せませんねぇ。
1年ほどかけて、移していければと思ってます。


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2024年7月14日 (日)

ASUSのゲーミングPC「TUF Gamin A15FA507NV-R5R4060A」を購入

プライムデー先行セールで安くなってたので、つい買ってしまいました。

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なんだか、主張の激しい箱に包まれて、それはやってきました。
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中身はこれ。本体、電源、取説に加えて、主張の激しいシールが入ってました。
ちなみに、電源は結構でかいです。なにせ240Wもあります。

そういえばこのブログ、ASUS製品である「EeePC」をブログ名に入れているわりに、ASUSの製品を長らく買ってませんでしたね。随分と久しぶりのASUS製品購入です。

お値段は139,800円と、最近買ったiPhone 15 Plusと同じ。

スペックですが、CPUはRyzen 5 7535HS(6コア、ベースクロック3.3GHz、最大4.5GHz)、メインメモリー16GB、SSDは512GB、そしてGPUはRTX4060を搭載してます。

なお、Amazonで「ASUS FA507NV」と検索すると、出てくるのはRyzen 7 7735HSを載せたモデルです。
が、下に「ベーシックモデル」というのがあって、それをクリックするとこのRyzen 5 7535HSの廉価モデルが出てきます。
違いは、CPUとSSD容量のみ。これで2万円差。
ですが、このモデルについているGPU「RTX4060」が選んだ理由だったので、この両者を捨てて2万円安いこちらをチョイスしました。

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で、今のメインPCと並べてみました。
同じディスプレイサイズですが、やや厚く、そして奥行きが大きいです。

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ゲーミングPCと言うだけあって、ここんところが目立つ色のキーになってますね。

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それ以外にも、主張の激しいシールがアームレストに貼られてます。
最近のASUSのPCって、こんなに主張が激しいんですかね?

左側面にはUSB-Cが2ポート(USB 4とUSB 3.2)ついてますが、そのうちUSB 3.2側からはUSB-C給電が可能となってます。
ここには「100Wで充電に対応」と書いてあるようです。

が、さすがに駆動用には100Wでは足りない模様。いずれにせよ、我が家には65Wまでしかないので、給電は不可能です。

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さて、早速電源をオン。
このあと、セットアップが始まりますが、そこは省略。
なお、SSDが500GBしかないので、それほど多くのソフトを入れるつもりはありません。このため、OneDriveの同期設定は切っておきました。

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で、セットアップが終わり、カスタマイズ(Steam、Quest Link、Python+CUDAなど)を入れ終えた状態のデスクトップです。
主張の激しいデスクトップです。

さて、RTX4060の性能とやらを、見せてもらいましょうか。

GPUといえば、何をやらせるか?

そう、もちろん生成AIだよね!

てことで、「ElyzaのLlama3ベースの言語モデル「Llama-3-ELYZA-JP-8B」のRAGが予想以上に賢かった件: EeePCの軌跡」で動かしたELYZA‐JPのLlama3-8bモデルのRAGを動かしてみました。

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詳細は割愛しますが、ぐんぐんとGPUメモリーを食い始めます。
なおメインメモリーが16GBしかないモデルなので、メインメモリーも目一杯食います。

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で、今のメインPC(GTX1650Ti)で30秒かかった質問に対しこいつは、

たったの4秒で回答

してきました。

爆速です。圧倒的爆速

いわれてみればRTX4060って、CUDAコアが3072基あるんですよね。
(GTX1650Tiは1024基)

もちろんクロック数も上ですし、加えてTensorコアなんてものまで搭載しているため、性能は段違いです。
1.3リッターのスターレットと、8気筒フェラーリくらいの差はありそうです(例えが古い?)。

とはいえ、やはりメインメモリーが16GBというのはちょっと苦しい。私の用途には、やはりメモリー増設は必須ですね。

ところで、実はこのPCを買った目的がもう一つあります。
それは、Quest Linkを使ってQuest 3とつなぐこと。
今のGALLERIA GR1650TGF-Tでは、Quest Linkには未対応なんです。
せっかく買ったQuest 3なのに、PC接続ができないなんてもったいない。

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てことで、早速つないでみました。

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取り急ぎ、Google Earth VRを入れました。
そういえば「VR戦艦大和」もライセンスを購入しているので見えているんですが、こちらはなぜか20%から先でダウンロードが失敗します。

ここからはPC上にてGoogle Earth VRを動かし、それをQuest Link経由でQuest 3に映すということをやってます。

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Quest 3側で「Quest Link」をオンにすると、御覧の通りPC上でも見ている光景が映ります。

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このまま名古屋に降り立ち、

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ちょっと名古屋上空をフライアウトしてみました。
中央右寄りに、名古屋駅のツインタワーなどが並んでます。
なんだかしょぼく見えますが、実際には360度、この光景が映し出されてます。

ちなみにSteamのリモート接続は、Wi-Fiが遠いためかできませんでした。こちらはいずれ再トライする予定。

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そうそう、USB-Cからの映像出力が可能になったので、御覧の通り、モバイルモニターにケーブル一本でつながります。
何気にこれは便利。
ただ、USB 4、USB 3の両方とも映像出力可と書かれてたのに、実際に出力できたのはUSB 3の方だけでした。

それ以外の使用感ですが、まず音が静かですね。
GALLERIA GR1650TGF-Tはファンの音がかなりうるさいんですが、それと比べたら全然静かです。
少し底上げされているためか、空気の通りもよさそうですね。

気に入らないところもあって、モニターの下側には妙な隙間が開いてて、これなんか指挟みそうなくらい開いてます。
あと、なぜかわかりませんが、電源を入れる時は電源ボタンをちょっと長押しする感じで押さないと、起動しません。
不満点は、こんなところですかね。

またしばらく使ってみて、レビューしてみます。

久しぶりのASUS製品に、ちょっとワクワクしております。


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2023年12月31日 (日)

2023年まとめ記事

とうとう、まとめ記事を上げる日がやってきました。
今年も、いろいろとありましたね。振り返っていきましょう。

【1月】

リモート会議用スピーカーマイク EMEET Luna Liteを買った: EeePCの軌跡 

まだ1月って、コロナの影響が残っている時期でしたね。といっても、リモート会議から面着へと移行しつつあるというこの時期に、こんなものを買いました。
このスピーカーマイクですが、これ、見た目はちょっと微妙ながらも結構重宝しております。今年一番の買ってよかったアイテムではなかったでしょうか。

【2月】

Nikon COOLPIX B500の最大望遠(40倍)で月を撮ってみた: EeePCの軌跡

そういえば、これを買ったのも今年でしたね。
Nikonの40倍望遠カメラ「COOLPIX B500」で、月を撮影してみたという記事です。
このカメラ、40倍という望遠に惹かれて購入したんですが、それ以外にも単三電池に対応、レンズ交換不要などなど、意外と利便性が高いカメラで重宝してます。子供の運動会撮影でも活躍しました。

【3月】

PCコンフルで中古PCを買ってみた: EeePCの軌跡

この月もいろいろとやってますが、次男用に中古PCを買いましたね。
1.8万円でしたが、これでメモリー8GB、SSDも128GB入ってて、そこそこの速度で動く。辛うじて動画編集もできます。
いうほど使ってませんけど、ちょくちょく使っています。
メインPC側で読めなかったDVD-Rを読み込めたのは、なかなかのクリーンヒットでしたね。それだけでも買った価値はありました。

【4月】

64GBメモリー(32GB×2)にしてみた等: EeePCの軌跡

4月ぐらいから、オープンソースな生成AIを試すことが増えました。そのきっかけがこの記事。
メインPCであるGALLERIA GR1650TGF-Tのメモリーを、16GB → 64GBまで一気に増やしました。
半導体不足と言われる中、メモリーの価格は下がっていたんですよね。
モデルが配布されている生成AIを使おうとすると、どうしても64GB以上のメモリーが必要となるため、思い切って増やしたんですが、その後、

無料で商用利用可能でわりと賢い?生成系AI「Dolly 2.0」を試してみた: EeePCの軌跡

という記事などで、これ以降は生成AI、特にLLM(大規模言語モデル)をいくつも試すことになります。
結果として、いい決断でした。

【5月】

りんなチャットAI「rinna japanese-gpt-neox-3.6b」と楽しく??会話してみたら……: EeePCの軌跡

で、64GBメモリーを手に入れてすぐに、そこそこ使えるAIが登場です。rinna-GPTと言われるこいつは、個人PC上で動く生成AIながら、わりと自然な会話を返してくれるという驚異の生成AIモデルです。

メインPCのストレージをキオクシア製2TB NVMe M.2 SSDにしてみた: EeePCの軌跡

この生成AIのおかげで、SSDまで強化する羽目になりました。
振り返ってみると、今年は意外とPCへの投資が多い年でしたね。

【6月】

完璧で究極の(!?)大容量バッテリー「JVC BN-RB10」を買った: EeePCの軌跡

タイトルはちょっとあの曲の影響を受けちゃってますが・・・そういえば、非常用のどでかいバッテリーを買いましたね。
容量は1002Wh、最大出力は1000Wという、化け物級のモバイルバッテリーです。
クーラーすらも動かせるという、なかなかのバッテリー。普段の使い道はないかなと思いきや、意外と在宅勤務時に使っております。

東京出張ついでに秋葉原 & 靖国神社へ行ってきました: EeePCの軌跡

そういえば、泊り出張も久しぶりにしました。
品質工学会へ参加したんですが、出発時には記録的な大雨に見舞われ、アキバにも行き、Surface Goが活躍し、さらに靖国神社へ行くなど、密度の高い2日間でしたよね。

【7月】

MT法で音声の異常検知をやってみた: EeePCの軌跡

そんな泊り出張の成果が表れた記事がこちらです。MT法を使えるプログラム。
製造現場であれば誰もが必要とするであろう、異常検知な仕組みを提供するプログラム、とでも言えばいいでしょうか。
ちょっとマニアックなコードですが、まあまあ役に立っております。

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)へ行ってきました: EeePCの軌跡

そういえば、大阪にも行きましたね。USJへ行ってきました。
まあ、それなりに楽しんできましたが、スーパーニンテンドーワールドへは近づくことすらできませんでした。
この時、長年使われてきた新幹線内の車内チャイム「Ambitious Japan」が「会いに行こう」に変わってました。
ちなみにこの時、40倍カメラとモバイルバッテリーが大活躍しました。

【8月】

 中古で買ったPS4でゲームを始めるのに一晩かかりました: EeePCの軌跡

そういえば、PS4を買ったんですよね。
動機としては、グランツーリスモ7をやりたかったからなんですが、今ではこのPS4、YouTube再生機と化してます。

ホリエモンのChatGPT本を買ってみた: EeePCの軌跡

今年はなんと言っても生成AIが盛り上がった年ですが、その勢いでホリエモンのChatGPT本を買いました。
結構参考になる本です。こんな使い方があるんだなぁと、いろいろと気づきを得た本です。
といっても、言うほどChatGPTは使ってませんね。プログラミングではかなりお世話になってますが、それ以外ではやっぱりちょっと使い辛い。
そんなわけで私は、カスタマイズ可能なオープンソースな生成AIをいろいろと試してます。

【9月】

わけありSurface Go 3 LTEを6万で購入、イオンモバイルにつないでみた: EeePCの軌跡

この月はやはり、この「わけありSurface Go 3」の購入が最大の買い物でしたね。
お値段は約6万円、法人向け、メモリー4GB、だけどLTE搭載という、すごいんだかすごくないんだか分からない微妙過ぎる機種です。
まあでも、通信回線を内蔵って魅力的ですよね。使い切れてませんけど。
来年あたりには、活躍の機会を与えていきたいと思います。

【10月】

CIOの45W小型2口充電器を購入: EeePCの軌跡

5月の解除宣言以来、出張が増えました。
その結果、USB電源が重宝するようになりました。なにせiPhoneの充電だけでなく、ノートPCも今やUSB電源で動く時代となりましたので。
45Wという出力でありながら、この小ささは重宝しております。
なお、このCIOというメーカーの30W 10000mAhのバッテリーも買いましたね。最近、個人的には注目しているメーカーです。

小説家になろう「第11回ネット小説大賞」一次選考に11作品が通過: EeePCの軌跡

小説家になろうにて行われているネット小説大賞で、なんと11作品も1次選考を通過しました。これはなかなかの快挙。
もっとも、2次選考は一つも通らなかったんですが・・・うう、悲しい。

人生初、幕張メッセに行ってきた: EeePCの軌跡

そういえば、幕張メッセに行ってきました。展示会目当てでしたが、それなりに収穫のあった出張でした。
個人的にはRaspberry Pi 5の実物を見られたのがよかったかなぁと。出たらすぐに買うつもりです。
もちろん、秋葉原にも忘れずに行ってきました。6月と同様、密度の高い出張でした。

【11月】

Calm2-7B-Chatを完全オフラインで使う: EeePCの軌跡

今年のオープンソース生成AIでは、これが一番のヒットでした。
Calm2-7B‐Chatというモデルですが、ChatGPT並みとはいかないものの、オフラインで使えて文書要約、プログラム作成など、オープンソース系としてはかなり幅広い活用法を持つモデルです。
実は最近、これを社内で使う機会がありました。かなり癖はあるものの、使いこなせばまあまあ使える生成AIですね。

16インチのモバイルモニター買った: EeePCの軌跡

モバイルモニターなるものを購入。理由は、23インチモニターを処分したかったから。
このモニターのおかげで、USB-Cにもいろいろな種類があることを思い知らされましたね。

【12月】

日経Linux最後の号を購入: EeePCの軌跡

DOS/V Power Report誌の最終号を購入: EeePCの軌跡

この月は休刊が相次ぎました。あまり読んでいない雑誌ならばともかく、わりと購入していた雑誌が続けて3誌も休刊したので、寂しい限りです。
紙の本にもまだ役割はあると思うんですが、しばらくはこうした淘汰が進むんでしょうかね。

EPSON製プリンター「EW-052A」を購入: EeePCの軌跡

年の瀬にやっと複合プリンターを買いました。今度はEPSON製です。
ちょっと不満なところもないこともないですが、小さいですし、印刷開始までが早いですし、しかも印刷品質も上々。ちょっと付き合ってみます。

ChatGPT 3.5並みの日本語能力を持つとされるLLM「ELYZA-japanese-Llama-2-13b-instruct」を使ってみた: EeePCの軌跡

さて、今年最後に出会ったLLM(大規模言語モデル)ですが、もしかするとこれが最強なのでは?と手ごたえを感じているところ。ただこのELYZA-13b、ちょっと文字数制限があるのが残念なところ(うちの環境では、文字数を増やしたらメモリー不足で落ちました)。
でも、来年に向けてはこの辺りの技術の発達に、大いなる希望を感じます。

とまあ、今年もいろいろと買いましたね。買うばかりではなく、新しいことにも手を付けてます。特に、LLM辺りにご執心なところもありました。
とはいえ、やはり物欲馬鹿なので、結局なんやかんやと購入してます。そもそも、このブログが「物欲購入記」なわけですし。
今年はコロナ禍も明けて、徐々に行動範囲が戻りつつありました。来年はさらなる行動の年になるかなと思ってます。いろいろと知識や情報を吸収していきたい。買い物もしたい。そういう気分です。

ということで、今年はこれが最後の更新となります。

皆さま、良いお年を。


会社四季報 2024年1集 新春号

2023年12月 8日 (金)

日経Linux最後の号を購入

今月は、よく読んでいた雑誌が3誌、休刊を迎えます。

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で、今週はこの2誌が最終号を出してました。
日経Linuxと、まんがタウンです。

どちらも20年以上、紙雑誌として売られ続けた雑誌ですが、ついに最後の時を迎えてしまいました。

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ちなみに、日経Linuxの方は別冊として、創刊からの全254冊の目次を掲載してました。

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まあなんとなくぱらぱらとみていたんですが、そういえば日経Linuxが出ていた25年の間に、個人的にはLinuxにとっての大事件が大きく二つ、ありましたね。

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一つは、このブログの表題にもなっている「EeePC」。
2008年3月号では、当時話題だったEeePC 4G-Xの国内発売のニュースが取り上げられてました。
日本ではWindows版しか発売されなかったEeePCですが、実は元々はLinuxを搭載し、安価に作られたPCだったんですよね。
それに危機感を感じたMicrosoftが、当時としては激重なOSだったVistaへ移行しつつある当時の状況にあって、この安価なPC向けにWindows XPを復活させたんですよね。

後にこのタイプのPCを「ネットブック」と呼ぶようになります。

このネットブック自体は、今はもう残っておりませんけど、その後のタブレット登場や、そしてスマホの台頭につながる一つの歴史的な流れを生んだような気がしておりますね。お気軽に手元でネットを楽しむ環境の提供、そういう意味ではネットブックもスマホも同じです。
で、このあたりから日本メーカーの没落が始まりました。

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さて、もう一つの事件は、第3次AIブームです。ここ日本では、2016年暮れごろから始まったように思います。
日経Linuxを見ると、2017年のこの号から「人工知能」というキーワードが登場していたようです。

他にもラズパイが登場し、一世を風靡しましたね。今もラズパイ自体は活用が続いてます。でもまあ、あれはネットブックと根っこが同じで、いわゆる「100ドルPC」構想から派生した安価なコンピューターとして出てきましたよね。

そんななか、Linux単体での訴求点がなくなってきたというのか、日経ソフトウェアに統合する形で本誌は消えてしまうときを迎えてしまいました。

ちょくちょく購入しておりましたが、残念ですね。

以前は最新版のUbuntuが出るたびに、CD-ROMを持っておくために買ってました。でも最近は円盤付きがほとんどなくなりました。そもそも読み込む光学ドライブを持ってる人が減りましたし、ネットで手に入れた方が早いですし。

ということでこの日経Linuxの最終号は、永久保存版ですかねぇ。

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ちなみにもう一つのまんがタウンも、23年間続いての消滅です。
「新婚のいろはさん」を読むために買ったのが始まりですが、気づいたらいくつかの連載を読んでました。
この休刊に合わせて、いくつかの連載が止まってしまいました。残りもWebアクションなどに移行してます。

紙出版誌にとっては、衰退の時代ですね。言われてみれば紙の雑誌を買う量が減りました。それでも毎月、なんだかんだと2、3冊は買ってますけどね。

なお、今月終わりには「DOS/V PowerReport」誌が休刊です。買わなきゃ。

日経Linux(リナックス) 2024年1月号 [雑誌]

2023年4月28日 (金)

VAIO type P復活か!?

小型PCへの情熱がほぼ失いかけている今日この頃ですが、とはいえ、Surface Goあたりを愛用しているわけで、完全にその「心」が消滅したわけではありません。
なればこそ、このニュースにビビッと来るんでしょうね。

VAIO P復活!? リファービッシュPCと周辺デバイスで「VAIO第2章」スタート:スクープ! - ITmedia PC USER

なんと「VAIO P復活」という文字が躍っております。この辺りでテンションが上がる御仁は多いのではないでしょうか?
曰く、尖った製品を出したいとの意向がVAIO側にはあるようで、その中に「VAIO P」という言葉が飛び出したようです。
ブログのタイトルには、あえて「VAIO type P」と書いてますが、それは私がVAIO type Pを使っていたからなのですが。

VAIO type P来ました!!: EeePCの軌跡

あれを入手した時の興奮は、今でも忘れられません。やはりデザインがいいですよね、デザインが。
似たような製品は、現在でも売られてはいる(GPD Pocket4等)のですが、なぜだかあれに惹かれることはあまりないですね。何か、吸引力が足りません。

やはり、デザインの力なのでしょう。

もっとも、パワーがなさ過ぎて手放してしまったのですが、あれがサクサクと動くなら今でも使いたいと思えるほどのそんなPCでした。
やっちゃってくれませんかねぇ、VAIOさん。

【 カメラ内蔵 持ち運び便利 13インチ office搭載】VAIO ノートパソコン windows11 VJS131C11N Core i5-6世代 メモリ8GB 高速SSD 《MS Office2019/カメラ内蔵/リカバリー用USB64GB/ZEROセキュリティ》 (整備済み品) (SSD 1TB)

2022年7月 7日 (木)

1.3万円PCのmouse E10で「AI」を走らせてみた

私にとっては、EeePC以来のいじりがいのある楽しいPCかもしれません。

とまあ、ついついいじりたくなる激安PC「mouse E10」ですが、ちょっと無茶(?)させてみました。

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そういえば、前回記事(激安PCでWord、Excel、Zoom辺りを使ってみた: EeePCの軌跡)の続きから。

Windows 11へのアップデートを強行しましたが、かなり時間が経って、こういう画面になりました。

つまり、インストールそのものは成功したようです。

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順調に進行しましたね。ただし、時間が半端じゃないほどかかりましたが。

Img_1958

で、御覧の通り、Windows 11になりました。

が、見た目と操作性は変わったものの、性能的にはさほど変わらず。

ただ、スタートメニューからOneNoteが見えなくなり、「すべてのアプリ」から選ばないと呼び出せません。

タスクバーにピン留めすればいいんでしょうが、そこまで使うつもりもないので、そのままにしておきます。

さて、これだけでは何も面白くないので、表題にある通りのことをやってみます。

「AI」などとたいそうなタイトルですが、要するに画像認識をやらせてみたらどうなるか?というのを検証しました。

仮にも「GIGAスクール構想」などと謳う学校向けPCですから、プログラミング程度は実行できないと困ります。

具体的には、「カメラに映った物体を認識させる」というもの。

手近なコードからさくっと作ったプログラムなので、いわゆる学習済みモデル(ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge 2012の120万枚、1000カテゴリのデータセットを用いたモデル)を使います。なお、ネットワークはVGG16です。

まず事前準備ですが、mouse E10に「Python for Windows」をインストールします。

非公式Pythonダウンロードリンク - Python downloads

バージョンですが、最新だと不具合が多いので、3.9をダウンロードしました。

で、Python 3.9をインストール後、Windows PowerShellを開いて

> pip install opencv-python, numpy, tensorflow

を実行します。ほんとに最低限のライブラリのみ入れました。

が、このままでは動かないので、さらに

サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード | Microsoft Docs

から「Visual C++ 再配布可能パッケージ」のx64版をダウンロードしインストールしておきます。

これらの準備が終わったら、以下のコード

realtime_detect.py

import cv2
import tensorflow as tf
from tensorflow.keras.applications.vgg16 import VGG16, preprocess_input, decode_predictions
from tensorflow.keras.preprocessing import image
import numpy as np
import os

"""
Imagenetで学習済みのVGG16を使って画像認識
"""

model = VGG16(weights='imagenet')

camera = cv2.VideoCapture(0)                # カメラCh.(ここでは0)を指定

# 撮影=ループ中にフレームを1枚ずつ取得(qキーで撮影終了)
while True:
    ret, frame = camera.read()              # フレームを取得
    dst = cv2.resize(frame, dsize=(224, 224))

    x = image.img_to_array(dst)
    x = np.expand_dims(x, axis=0)
    preds = model.predict(preprocess_input(x))
    result = decode_predictions(preds, top=1)[0]
    #print(result[0][1])
    cv2.putText(frame,
            text=result[0][1],
            org=(50, 50),
            fontFace=cv2.FONT_HERSHEY_SIMPLEX,
            fontScale=1.0,
            color=(0, 255, 0),
            thickness=2,
            lineType=cv2.LINE_4)

    cv2.imshow('camera', frame)             # フレームを画面に表示
 
    # キー操作があればwhileループを抜ける
    if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q'):
        break

# 撮影用オブジェクトとウィンドウの解放
camera.release()
cv2.destroyAllWindows()

を適当なフォルダに入れます。

そしてWindows PowerShell上から

> python realtime_detect.py

を実行。

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最初はプレ学習モデルをダウンロードするため、ちょっと時間がかかります。

Img_1960

が、しばらくすると、画像と共に認識ラベルを表示します。

窓が映ってますが、「window_shade」と出てます。あながち、間違いではない。

Img_1961

見難いですが、iPhoneは「iPod」と認識されますね。

「q」のキーを押すと、終了します。

さて、このままでは前面カメラの物体認識ですが、これを背面カメラに変えます。

上のコードの14行目を

camera = cv2.VideoCapture(1)

のように、カッコ内を「1」に変えると、背面カメラに切り替わります。

再度実行して、キャプチャー開始。

Detect

ちょっとわかりにくいですが、メインPCを移してみました。

御覧の通り、「laptop」と表示されます。

なお、認識速度はかなり遅く、2秒おきです。このため、かなりカクカクとした動き。

これがメインPCだとかなり滑らかに動くため、やはりパワー不足を感じます。

が、VGG16でこれくらいの動きならば、デモンストレーションとしてはまあまあ使えるんじゃないかな……(汗)

さらに転移学習して、独自データを使った学習モデルならば、使い道が増える……かも。

VGG16のファインチューニングコード: EeePCの軌跡

にしてもTensorFlow、kerasは、やはりちょっと無茶でしたね。本来なら、こんな安いPCでやるもんじゃありません。

が、例えば生徒にこのPCを持たせて何かの題材を集めさせて(校内の野草の写真、等)、それを分類して学習(このPCとは別ので)した後、そのモデルで実際に校内を歩いて、その題材の種類を調べる、なんて教育的な使い方ができるかと。私が学校の先生だったら、それくらいの使い道を考えますかね。

ところでこのPC、楽天市場にmouseコンピューターの公式サイトがあって、そこでも売られてます。

そっちの方のお値段はちょうど13,000円(ペン無しモデル)ですが、ペン付きのものも売られているみたいです。ご参考まで。


mouse E10-VL 着脱式キーボード 10.1型 タブレットPC Windows 10 Pro Celeron N4000 4GB メモリ 64GB ストレージ 10点マルチタッチ対応 WPS Office付き 新品 マウスコンピューター ※6/28よりスタイラスペンは付属しません ※Windows 11へ無償アップグレード対象

 

2022年7月 6日 (水)

激安PCでWord、Excel、Zoom辺りを使ってみた

mouseコンピューター製12800円の「GIGAスクール構想」PCを買ってみたという記事を書きましたが、とうとう吉田製作所でも紹介されてますね。

はい、想像通り、ぼこぼこ評価です。

そんな話題の激安PCですが。

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我が家では次男向けPCとして稼働中。他にも、妻がとあるネット注文用に使用しました。

YouTuberのように、動画編集などハードな使い方をされる方にはかなり酷評のPCですが、うちの次男のようにYouTubeを見る側にとっては、親に遠慮することなく使えるこの激安PCは大変快適なようです。

というかこいつ、YouTubeばっかり見てやがる。。。

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さて、大人視点でこのPC、使い物になるのかどうか?

前回記事より、もう少し真面目に検証してみます。

まず前提ですが、激安PCなので、こんなもので動画編集やゲームなど、3DグラフィックやCPUパワーを食うような処理などやらせはしません。

主に職場での使用、MS Officeやリモート会議、ブラウザを使う程度の仕事って多いですから、それを想定した使い方に限って検証してみます。

まずは、Office系アプリ。

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Excelですが、横着してMicrosoft Edge上のMicrosoft 365からブラウザ経由で使ってます。

普通にExcelを入れるよりも、こちらの方が重いのでちょうどいいかと。

で、立ち上げた最初の10秒ほどはカクカクするんですが、それ以降はわりとスムーズに動きます。

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これは、Wordも同じです。

まあ業務的な使い方なら、これでも十分という感じです。

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で、今度はZoomを入れてみました。

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メインPC側をホストにして、接続します。

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前面カメラの映像を、メインPCから見るとこんな感じ。

ちょっと赤っぽい色合いですが、まあリモート会議ならこんなもので十分でしょう。

内蔵マイクも試しましたが、ちょっとこもり気味ながら、わりと聞こえます。

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ちなみに、てっぺんにはこんなのがついてて、

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前面カメラをふさぐことができます。

物理的にカメラを使用不可にできるため、安心です。

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ところでこの端末、キーボード部分を切り離せば、防滴PCに早変わり。

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おまけに、取っ手付きです。

このため、雨の日の海釣りなどのお供に使えるんじゃないか?

落っことして壊れても、あきらめがつきやすい値段ですしね。

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などと妄想しつつも、やっぱりキーボードは必要。タッチパネルだけでは、Windowsは使い辛い。

そういえばこのSurface風キーボード、Surfaceと同様、こういうポジションでも使えます。

ただし、磁石などで固定されているわけではないため、油断してるとぱたっと平らになります。

キーボードに関して、Surfaceとの違いをもう一つ。

このキーボード、バックライトがありません。このため、暗闇で使うことは不可能。

安いPCの付属品ですからね。それに暗闇の中で子供が使うのは目に悪いですし、これはこれでいいかも。

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ところでこのPC、立ち上げるたびにこの表示が出ます。

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で、そのまま放置するんですが、0%から進みません。

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こんなPCにWindows 11なんて本当に対応してるの?と思ったので、正常化チェックプログラムをかけてみると、確かに対応してます。

ええーっ!?うちのSurface Go 1は非対応なのに……なんだか、理不尽ですね。

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対応しているとなれば、入れるしかありません。手動で、インストールを試みます。

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が、2度ほどエラーで失敗、3度目のトライ。

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3度目の正直か!?ついにアップデートが始まります。

が、数字がなかなか進みません。5%の表示から1時間たって、ようやく23%。そこでずっと止まってます。終わるのか、このアップデート?

このペースでは一晩はかかりそうなので、放置しておきます。

ということで、Windows 11移行後のレビューは、また後日。


mouse E10 スタディパソコン 10.1型タブレットPC 2in1(落下耐性/防塵/防滴/Win10 Pro/Celeron N4000/4GB/64GB eMMC)MT-E10ZN

2022年7月 4日 (月)

mouseコンピューター製12800円の「GIGAスクール構想」PCを買ってみた

なんか安かったので、ついカッとなって購入しちゃいました。後悔はしていない。

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「mouse E10」というこの製品、GIGAスクール構想向けPCの最低スペックである、Celeron N4000(2コア/2スレッド、クロック数1.1GHz)にメモリー4GB、64GB eMMCという製品。昔のネットブック・スペックですよね、これ。

お値段はタイトルにもある通り、なんと12,800円

ちなみに、バッテリー駆動時間は12時間らしいですが……いや多分、無理じゃねぇ?

ということで、早速開封します。

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箱を開けると、また段ボールです。

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本体かと思いきや、キーボードカバーが出てきます。

そうなんです、このPC、このお値段でキーボードカバーが付いてきます。

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それを取っ払うと、やっと本体らしきものが顔を出します。

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いわゆるタブレットPCです。ただし、防水防滴な本体で、耐衝撃設計。見た目的に、わりと頑丈そうです。が、悪く言えば、でかすぎ。10インチのタブレットとは思えないほど大きい。

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で、電源も出てきました。USBではなく、ごく普通のACアダプター。

このPC、今どきにしては珍しく、USB-Cからの充電は不可能だそうです。

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他の付属品ですが、紙が2枚。簡易すぎる取説です。上が本体、下がキーボードカバー用。

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さて、左側面は御覧の通り。上から電源、音量上げ、下げボタン。

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右は何もないかと思いきや……

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こんな風に開きます。

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で、microUSB、mini HDMI、microSDカードスロット、USB-C、イヤホンジャック、そして電源端子。

先にも書いた通り、USB-Cからは充電不可。なんとこの電源端子のみ給電が可能です。

なお、SDカードスロットは、256GBを認識しませんでした。32GB SDHCカードは読めたので、SDXCがダメそう。

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電源接続時は、御覧の通りちょっとみっともない。

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で、キーボードです。一見すると、Surface風。

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キータッチは、思ったよりいいです。ただしちょっと、タッチパッドのクリックが固め。

でも使ってみると、それほど気になる固さではありませんでした。

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本体裏には、スタンドがついてます。

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そして、ペンの置き場らしきものも。

が、ペンは付属しておりません。ペン無しは12,800円でしたが、ペン付きは4万ほど。そんなに高いペンを使ってるの?到底信じられません。

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で、スタンドを立てるとこんな感じ。安定性は良好です。

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膝の上にも載せてみましたが、Surfaceよりは安定してますね。

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なおこのスタンド部分は、取っ手にもなります。

持つと、結構ずっしりときます。重さは1.28kg(キーボードカバー込み)だそうです。そのわりには重く感じますね。

ところでこのPC、どこで知ったのかというと、YouTube黎明期からのYouTuberであるジェットダイスケ氏のこの動画。

最近のジェットダイスケ氏はカメラレビューが多いのですが、珍しくPCレビューをされてました。

まあしかし、安いPCだしなぁ、どうしようかなぁと思ってたんですが。

ジェットダイスケ氏はこのPCを「展示会用閲覧端末」として使うかも、と紹介していたので、なぜかそれを聞いて買う気になってしまいました。

要は、使い道次第ということかと。

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てことで、電源を入れます。

そういえば、mouseコンピューター製のPCを買うのは初めてですね。

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にしても、極太ベゼルのさらに外側に枠がついてます。ちょっと余白大きすぎ。

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いつものように、セットアップが始まります。

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そういえばこのPC、Windows 10です。

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が、11を推奨されます。そりゃもちろん、いれますよね。

と、思ったのですが、その後Windows 11をダウンロードする気配はなし。なんだったんでしょうか、この画面。

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で、いろいろと設定を入れて、やっとこの画面。

わりとこの画面、数分かかることはなかったりしますが、こいつは本当に数分待たされました。

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さて、ようやく起動したのはいいんですが、なぜかタスクバーが左に寄せられてます。

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こいつをまず、下に変えます。

が、なぜか何かの拍子にまた左に戻りました。再起動しないとダメみたいで、それ以降はどうにか下で安定してくれました。

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さて、同じ4GBメモリーで、64GBのストレージなマシンが我が家にはあります。はい、Surface Go 1ですね。

こいつとの比較で、見ていきましょうか。

まず気になったのは、画面の明るさ。写真ではわかりづらいですが、このE10、ちょっと暗めです。

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他にも、同じ画面の大きさ同士でこの本体サイズの差。ちょっと大きすぎです、このPC。

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おまけに、CPUが100%で張り付いている。

あまりにもたつくので原因を探ると、どうやらOneDriveが同期をかけている模様。

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64GBの貧弱ストレージのPCで同期するやつがあるかと、OneDriveの設定から「フォルダーの選択」を選び、すべてのフォルダー同期を切っておきました。

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さらにMcAfeeの試用版が入ってたので、これもアンインストールします。

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ようやく、CPU使用率が減少に転じます。

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私がSurface Goでよく使うのは、このOneNote。

試しに使ってみましたが、軽いアプリなのでサクサクと動きます。

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YouTubeやブログなども表示させてみましたが、この程度の用途ならば特にもたつきを感じることはないです。

ちょっと重たいPCで、かつCeleron N4000という非力なPCですが、思ったより悪くない。。。

GIGAスクール構想PCの闇を暴く!ぐらいのノリで買ったPCなのに、ちょっと拍子抜けです。

もっとも、これでクリエイティブなことをするのは酷でしょう。

1.3万円相当の使い道、YouTube見て文章入力をする程度ならば、問題なく使えます。ゲームは……やめた方がいいでしょう。

そういえば、ここまで使って気づいたのですが、こいつ一応、タッチパネルです。

が、一度もタッチパネルを使いませんでしたね。言われてみれば、Surfaceも普段はタッチパネルをまったく使いませんね。

その辺も含めて、もう一回くらいレビュー記事を書いてみる予定です。

さてこのPC、買ったはいいけど、どうしようか?

というのは少し考えていて、次男用PCにしちゃおうかと。

長男はPCを持ってるんですが、次男はPCがありません。せっかくだから、私がもてあそんだ後にくれてやろうかと思っております。

仮にもGIGAスクール構想PCなので、小学生が使う分には問題ないかと思うんですが、とはいえちょっとスペック低過ぎなので、PCが嫌いにならないか心配。

てことで、次男にちょっと使わせてみましたが、それほど悪くはなさそうな感触。ただし、YouTube端末として使ってる風でした。

ただ、キーボードに悪戦苦闘している様子。ですが意外にも、ローマ字入力はできる模様。すでに学校で習ったようです。

と、子供が使う分には問題なさそうですが、大人はどうか?

バッテリー駆動時間や、Office系のアプリの使用感も気になります。それはまたいずれ。


mouse E10 スタディパソコン 10.1型タブレットPC 2in1(落下耐性/防塵/防滴/Win10 Pro/Celeron N4000/4GB/64GB eMMC)MT-E10ZN

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