書籍・DVD

2025年3月29日 (土)

サンコーで買ったデジタル変換カセットプレーヤーを使ってみた

さて、せっかく購入したので、例のデジタル変換可能なカセットプレーヤーを使ってみました。

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思いのほか、使うのに苦労したのでそれも合わせて報告。
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まずは普通に乾電池を入れて再生。単三が2本要ります。
まだイヤホンジャックのあったころの昔のiPhoneに付属していたイヤホンで聞きましたが、音質は悪くありません。
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にしても、カセットテープの音って、なんだかアナログさ加減がいいですね。ちょっと癖になりそう。
ただし、早送りや巻き戻しが必要な点は、今ではもうダメですね。曲なんて一瞬で飛ばせる時代に、じわじわと待たされます。

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さて、いよいよデジタル変換ですが、説明書には乾電池ではなく、必ずUSBからの給電ケーブルを使えと書かれてました。
実際、乾電池のまま録音しようとしたものの、不安定な感じだったので、ここは説明書通りにやります。

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変換の仕方は簡単。まず、USBメモリーを側面にあるUSB端子に差し込みます。

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こんなものに頼らざるを得ない事情として、こういうものがあります。
「コルベッツ」なんてバンド、御存知の方いますかね?
90年代のマイナーなバンドのシングルの、特に2曲目以降。これが現在だと手に入らないという切なさがあります。
※ なお、この記事を書き終えてから改めてAppleのMusic Storeを見たら、コルベッツの曲はありました。
 もっとも、やはりカセットテープにしかない曲もあるので、結局これに頼ることになりそうです。

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で、再生ボタンを押したら、この背面にあるボタンを押します。
すると、2秒くらい遅れて録音開始。

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録音中はこの通り、ちかちかとアクセスランプが点きます。いかにも録音されてる感じ。

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録音が終了すると、そのUSBメモリーをPCに差し込みます。
なんかフォルダができてて、その中にMP3ファイルがありました。

さて、ここからがこのデジタル変換機能付きのカセットプレーヤーの苦労部分です。
すんなりとはいかず、何度もやり直しました。

で、このプレーヤーでデジタル変換をした際に試行錯誤して、得た教訓は、

・ 音量は80%程度まで上げて録音
・ 一曲一曲を分けたい場合は、一度録音を止めて巻き戻し、そこでデジタル変換ボタンを押す
・ 使うのは、それなりに名の通ったメーカー製のUSBメモリーまたはSDカードを使うのがよい

ということです。

このプレーヤーには音量つまみがありますが、デジタル変換時にはその音量が適用されます。
私が普通に聞く分にはちょうどいい音量だと、PC上では小さすぎて聞き取れません。
かといってMAXでは大きすぎて、だいたい80%程度だとちょうどいいくらいの音量になりました。

続いて、曲を取り込む際は背面のボタンを押すのですが、これが押してから録音まで2秒くらいラグがあるので、一曲録音したら、いったん巻き戻してから録音しなおす方がよかったです。

で、最期ですが、それなりのメーカー製のUSBメモリーまたはSDカードを使った方がよい、という話ですが。

当初使ったのは、写真にもある通り中華メーカー製のUSBメモリーでした。
が、これで録音すると30~40秒ほどに一度くらいで音が飛ぶんです。

ということで、メモリーを変えてみました。

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といっても、あったのは東芝製32GBメモリーと、USB2.0のアダプター。

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こんな組み合わせでしたが、これが大当たりでして、音飛びがなくなりました。
書き込みが安定したんでしょうね。むしろUSB3.0以上のメモリーはダメなのかもしれません。
とはいえ、そこは安心安全なメーカー製ならば大丈夫なようです。

ということで、何度か試行錯誤してようやく使い物になるレベルまで持っていけました。
結構、昔の音楽で今はデジタルで入手不可能なものが時折あるので、それをデジタル化していきたいと思ってます。

 


THANKO ローファイを楽しむ80'sカセットプレイヤー PRTCASSBK

2024年10月28日 (月)

小説家になろう 第12回ネット小説大賞の一次選考に2作品残りました

久しぶりの投稿です。

小説家になろうにて、「第12回 ネット小説大賞」が行われておりますが、本日、一次選考の結果が発表され、今回は2作品が通過いたしました。

第12回ネット小説大賞:一次選考通過作品発表! - ネット小説大賞

昨年が11作品だったのですが、どうやら今年は作者ごとの作品数を絞った模様。昨年がちょっと、多すぎたんですね。

で、通過した作品は、意外な2作品でした。

宇宙艦隊司令部付の雑用係オルガレッタは恐ろしいほどよく当たる占い師

棄てられた引き篭もり奴隷の機関科奮闘記

いずれも過去に一次通過歴のある作品には違いありませんが、実は「オルガレッタ」の方はネット小説大賞としては初めての通過です。
過去にHJネット小説大賞 2019で一次通過歴があるのみで、こちらの大賞では初となります。
なぜか「ほんのちょっと先の未来を読める」というだけの能力を持った平民の娘オルガレッタさんが、宇宙港で職を得て悪戦苦闘するというお話です。個人的にも、なかなかいいキャラだなぁとは思ってます。

加えてもう一方の作品「引きこもり奴隷」ですが、こちらは売れ残って捨てられた女奴隷が、事故で不時着した駆逐艦に乗せられて、機関室で悪戦苦闘するというお話です。

どちらも「悪戦苦闘する娘」が主人公というのが面白いですね。今年の傾向なんでしょうか?

一方で「計算士」や「ポンコツ旗艦」、「呪術師(シャーマン)」など、それなりに自信のあった作品群は先行されませんでした。ちょっぴりがっかりです。

で、このまま二次通過を祈りたいところ、もちろん、最後まで・・・いやあ、行きたいですねぇ。ジャンル的に厳しいとは分かってるんですが、選考する方の琴線に触れてくれれば幸いです。

ところで、実は「小説家になろう」に次の作品がほぼ完成していて、いつでもリリースしようと思えばできるんですが、11月初旬までが大忙しなため、リリースを控えております。

今度の話は、再び宇宙に戻ります。で、負け戦が多すぎる艦隊の「殿(しんがり)専門部隊」のお話なのですが、なぜか辛い食べ物を好む家を勘当されたご令嬢が登場するという、そんな物語になっております。それは一体、どういうことか?

近日、公開予定ですので、お待ちください。


プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑

2024年9月 1日 (日)

小説家になろうで連載中の「計算士と空中戦艦」最終章書き上げ & 最近読んだ本など

たまには、自分の作品の紹介など。

計算士と空中戦艦:小説家になろう

飛行機が実用化されておらず、武装化された飛行船「空中艦」が戦争の勝敗を左右する世界で、その空中戦艦での弾道計算を担う計算士と呼ばれる任務を全うするカルヒネン曹長のお話。時折、計算用語的なものが出てきますが、その辺りは軽く流してもだいたい話は通じるように書いております。

評価Ptも800を越え、最近では絶好調な作品ですが、第4部で終結させることにしました。最後の投稿をすでに終えており、9/22に最終話がアップロードされます。
昨今は生成AIという人と区別がつかない、むしろ知識量が豊富な人工知能の登場によって便利な世の中になろうとしておりますが、長らく解析屋を続け、今はデータサイエンティストの端くれの底辺くらいのことをやりつつ問題解決を進めている身としては、最後は「人の持つ感性」と意思決定こそが世の中を変える、計算技術の産物はその道具に過ぎない、という人生経験に基づく哲学をベースに書いております。

さて、そんな作品を書くにあたり、買ったものは以下。

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計算尺、タロット占い(22枚のカード付)、そして作品中の架空の国家「イーサルミ王国」の文化的な面を書くために購入したフィンランド文化の紹介本など、結構いろいろと買いました。一つの話を書くのに、これだけ買ったのは初めてです。
とはいえ、これまで読んできた本やネットからの情報もあるので、可視化されている上方はごく一部です。
もっともこれがプロの作家さんになると、その1冊のためになん十冊もの本を買って読み漁りそれを参考文献として載せているのをることがあって、さすがはプロだと圧巻されます。

個人的には、ちょっと今までとは違う世界観の作品ながら、結構気に入ってます。気になられた方はぜひご覧ください。

ところで、書籍といえばこんなものを最近、読み切りました。

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「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」については、以前の記事で紹介してます。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本を読んでみて: EeePCの軌跡

で、それに触発され、以降に購入し読了したのがその他の5冊です。

「実は、拙者は」という本は、主人公の周囲にいる人々が実は……と、いろいろな意味で裏の顔を持っている者たちばかりで、なぜかそれぞれがうまくリンクしてとある陰謀を解決していくという、それでいて主人公以外には互いの正体を知ることのないまま物語が進行するという、ちょっと変わった推理もの、時代小説でした。
3000冊以上を読み込んだ書店の店員さんの「こんな物語は初めて読みました」という書評が書かれた帯が目を引きますが、あながち大げさな文言ではなかったかと感じます。なお、文章は読みやすく、おすすめです。

堀江貴文氏の「ホリエモンのニッポン改造論」ですが、これはちょっと賛否両論ありそうな本でしたね。個人的には、EVシフト、教育改造論が個人的にはちょっと……と思いました。EVの持つ決定的な欠点と、それを克服できる技術的・経済的な解決策が得られておらず(例えばバッテリー交換時にかかる費用の高さ、補助金頼み、充電設備の脆弱さ[1基数千万はするのに、わりとすぐに壊れる] など)、それが世界的にも普及の妨げとなっている現状を楽観視しすぎていると感じることはありました。また、教育論ではリモート授業の取り込みでの効率性をうたってましたが、全てを否定するつもりはないものの、面着による人の交流の高効率な意思疎通というものもあるから一概にリモート完全移行にはちょっと……と思って読んでました。

さて、その下にある「帝国時空大海戦」ですが、大体の方がご想像される通りの架空戦記物です。
コロナ禍で就活に失敗した主人公が、なぜか時空を超えてパラレルワールドの昭和8年とつながってしまい、その先で起こりうる太平洋戦争の趨勢を大きく変えるという、そんな物語です。昔から、あまり架空戦記物は読まないんですが、なぜか今回、面白そうに思ったので一気に買って読んでしまいました。
まあ、確かに未来知識や機械類によって、本来の歴史以上に発達した兵器類は出てきますが、単純にそれらが無双するという世界で終わっていないところは読みごたえはあろうかと思います。
ちょっと兵器の種類が多すぎて、太平洋戦争時の特に航空機については知っている私でも、ついていくのが大変でした。が、兵器名を知らずとも、それはそれで読めてしまう構成にはなっているかと思います。
なお、「計算士と空中戦艦」の参考にしようかとも思い買った側面もありますが、ほとんど影響しませんでしたね。
しかし、戦記物のプロ作家はこういう物語の組み方をするのかと、関心しながら読ませていただきました。

堀江貴文氏の本の紹介が、ちょっとネガティブ気味な書き方ですが、もちろん読むべき点も多いです。また、この方はことあるごとに「世の中の情報をうのみにし、思考停止するな」とおっしゃられているようなので、氏の本でありながらそれをさせていただきました。そういうところは堀江氏の尊敬すべきところだと思ってるのは事実です。

近所の本屋が閉店してしまったため、今までのように気軽に本を買ってくることができなくなりましたが、そうはいっても会社の帰り道に2店舗も立ち寄れる本屋があるので、そこで補うことにします。

うだうだと書きましたが、ネットだけでは得られない情報というものもあり、そういうものが文化の醸成に大きく寄与している一面があるのだということを感じていただければと思います。


帝国時空大海戦【1】新機動艦隊誕生! 帝国時空大海戦【文庫版】 (コスミック文庫)

2024年8月 1日 (木)

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本を読んでみて

2週間ほど前に、ふらっと立ち寄った本屋さんで見かけたこれを、つい買ってしまいました。

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この文言に、思い当たる節があるんですよ。
最近、本を読めていないなぁ、と。

自分としては結構、紙の本を買っている方だと思います。歴史系の雑誌なんてしょっちゅう買ってますし、雑学本や小説もわりとよく買うんですが・・・
なんか、積みっぱなしの本が多いですよね。いわゆる「積読」ってやつです。
だからこそ、この本のタイトルを見て、手に取ったという次第です。

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購入を決定づけたのは、立ち読みでこの赤線部分を読んだからなのですが。
はい、その通りですね。確かにおかしい。

私自身、かなり本を読んできました。小中学生の頃はそれこそ図書館で借りまくってましたし、学生時代にはもちろん、社会人になってからも結構本を買って読んでました。
それが最近、続かないんですよね、読書が。
数ページ読んだあたりで、残りのページの多さに圧倒されて読む気を失せるというのか、そんな感じのことが増えた気がします。
よほどのモチベーションがない限りは、読み進められなくなってます。

うーん、これはまずい・・・

その原因は、ネット記事やYouTube慣れしてしまったからじゃないかと、そう考えてました。
実際、この本でもネットからもたらされる情報による影響ということが書かれてました。
短時間で入る情報密度が、書籍とは比べ物にならないほど多いんですよね。だから、それに頼ってしまう。皆さんにも、身に覚えがあるのではありませんか?

まさに書籍というのは、いわば今欲しい情報以外の事柄が「ノイズ」として散りばめられている。

が、その「ノイズ」こそが、書籍の強みではないのか?

私自身が読み取ったこの本の主題を端的に描くと、こんな感じです。
それはいったい、どういうことか?知りたければぜひ、この本を手に取って読んでいただくことをお勧めします。

それにしてもこの作者の方、本当にたくさんの本を読んでおられます。巻末に乗せられた参考文献の多さには、圧倒されますね。

これを読んでからの変化としては、当然ですが本を読むようになりました。
買ってきた本を、一気に読む。文庫サイズなら週末のうちに読み終えるようになりました。
それで気づいたんですが、300ページ近くある本も、頑張れば1日で読めちゃうんですよね。ページ数に圧倒されていたのが噓のようです。
久々に、人生観に影響を与える本に出合えた感じです。

ということで、また本を買ってきては読もうと思ってます。
おっと、これまで買った本も読まなくては、ですね。


なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)

2024年6月29日 (土)

ご近所の本屋が閉店します

我が家から歩いていける場所にあった本屋が、今月いっぱいで閉店となります。

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(昨日の早朝、開店前の姿を写真に納めました)

ここに引っ越してきて17年。その間に手に入れた本の大半はここで購入。そんなわけで、かなり利用させてもらいましたが、それもいよいよ明日で終わりです。
ということで、買い物に行ってきました。

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文房具については50%オフをやってました。が、本自体は安売りしてませんね。当然ですが。
ちなみにこの本屋は、本店ともう一店舗あるそうです。

本屋さんといえば、ここに引っ越してきた時には2店舗あったんですよね。それが10年位前に一つがつぶれ、そして今回、大通り沿いのここが閉店です。

なお、近所にあるららぽーとの中にも本屋があるので、不便というわけではないですが、そこは気軽に歩いていける距離ではないですからね。

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ちなみに、買ってきたのはこちら。生成AIの特集を組んだInterfaceです。
RAGやローカルLLMを使ったファインチューニング(というかLoRA)をやるという、相変わらずそれなりの濃さを持つ雑誌です。
紙の書籍も、まだまだ役割はあると思うんですけどね。

そんなわけで、また一つ本屋が消滅します。
そろそろ、新しいビジネスモデルがないと、こういう実店舗がどんどんなくなっていきそうです。それはそれで、寂しいことですよね。


Interface(インターフェース) 2024年 8 月号

 

2024年5月 5日 (日)

なぜかタロット占いの本(カード付)を買ってきました

表題の通りです。

占い嫌いの俺がなぜぇーっ!

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本の方はこんな感じ。

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そして、大アルカナと呼ばれる22枚のカードが付いてます。

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タロット占いってのは小アルカナの56枚と合わせて、計78枚のカードを使うものらしいですが、とりあえずこの22枚だけでもできるみたいです。
てことで、いってみよう!

何を占うか、ちょっと考えましたが、ちょうど5月1日から「小説家になろう」にて「第12回 ネット小説大賞」の募集が始まりまして。

第12回コンテスト | ネット小説大賞

今回は、全部で28作品をエントリーしました。
こいつの行く末を占ってみましょうか。ずばり、今回は入賞するのか否か。

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カードの扱い方です。これに従ってやります。

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まずカードをよく切って

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時計回りにまじぇまじぇします。

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で、3つの山に分けて、真ん中を左右の山に振り分け、

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それをざざっと混ぜ合わせてもう一度切ります。

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その山を持ち、カードを並べます。
並べ方は、もっとも単純な「ホースシュー・スプレッド」にしました。

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こんな感じです。

が、最初に並べた時は、半数以上が「リバース」(逆向き)になってしまい、こういう時はやり直しだそうで、やり直しました。
気合が足りなかったのかもしれません。

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で、最終的に出てきたのはこれ。
解説書を見つつ「解読」すると、

過去の状況:恋人たち(逆)・・・集中力がない、捗らない
現在の状況:節制(逆)・・・節度がなく、時間の浪費
近い将来:皇帝(逆)・・・オーバーワーク気味、真剣さが足りない
取るべき手段:星・・・目標を高く持つ、イマジネーションを大切に
潜在意識:世界・・・成功、良い結果が出る、最高潮
妨害:悪魔・・・悪い誘惑、欲望
最終結果:女帝・・・繁栄する、努力が実る

てことだそうで。

つまり、過去・現在はぐちゃぐちゃだけど、最後の最後で報われる、てことでおk?
ただし、阻害要因として悪い誘惑がくるかもだから要注意ね、というものだそうです。

うーん、これはいい結果なのか、悪い結果なのか。
まあ、あまり期待するなってことでしょうか。

で、このCAEだAIだ機械学習だ統計学だと言っている私が、こんなオカルトなアイテムなんぞに手を出したのか?という根本的な疑問を抱いている方もいらっしゃるかと思います(いない?)。

実は最近、連載を始めた「計算士と空中戦艦」という作品があります。

計算士と空中戦艦

今回珍しく宇宙ものではない作品。イメージ的にはツェッペリン型飛行船に大砲つけて戦うという話なんですが、出だしは好調で、空想(SF)というカテゴリで日間1位を取りました(5月3日)。

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今書き上げた分だけで完結にしようかと思ってたんですが、調子がいいのでもうちょっと続けてみようかな、と思った次第。
そのためのネタとして、このタロット占い本を購入したというわけなんです。

主人公は、計算尺片手に弾道計算などをこなす、バリバリの計算少女。アナログな計算尺だけで正確な予測をたたき出すという、そういうキャラなわけですが、この先を書くなら真逆のライバルキャラの存在が必須だと考えたんです。
となると、計算・解析の逆は当然「占い」ですよね。
占いにハマったキャラを出してやろうと考えています。

占いと言っても、占星術、易経、トランプ占いなどいろいろですが、ここはタロット占いにしよう、となんとなく思いました。
・・・と、思ったまではいいんですが、タロット占いなんて全然分かりません。過去に一度、やられたことがあるくらい。
それを知るという目的のためだけに、このワンセットを近所の本屋で買ってきました。

ただ、このカードに出てくるキャラを見れば見るほど、なんか創作意欲が刺激されそう。ファンタジー要素がふんだんに含まれてます。というか、ファンタジーの大元でもあるんでしょうね、タロットカードの中身は。

ただ、こういうなんとなく始めたものがきっかけで、それが本趣味に変わるということが過去、何度もありましたので、もしかしたらこのまま占い師に・・・いやあ、どうでしょうか。


運命が見えるタロット占い?神秘のカードでしあわせになる

2024年3月11日 (月)

「統計でウソをつく法」

という本を、買ってみました。

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おなじみ、ブルーバックスの本ですが、

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意外と古典です。初版はなんと1968年。私が生まれるよりも前に出版された本。未だに刷を重ね、106刷目です。
そんな昔からの本が未だに売れ続けているということは、いかにこの手のテクニックが変わらず使われているかということを物語ってます。

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そんな本書の主旨は、単純で明解。
統計、数字でだまされないためには、だます方法を知ることだ、というもの。

例えば、何とかの支持率然り、次の首相候補の調査でも時折「ん!?」となる調査結果を目にすることがありますね。

よくあるのが「平均年収は〇〇万円」というやつですが、これを聞くと、その平均年収より上下でちょうど50%づつ分かれているものと勘違いします。
が、実際にはそうなっていない(途方もなく年収の大きい人物に引っ張られて、平均年収以下の人の方が遥かに多い)というのが事実だそうで。

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まさに、そういう話を書いた章もあります。
ぜひ手に取ってみていただくのがよろしいかと思いますが、少しだけご紹介。

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グラフでだます方法、というのはよく使われる手です。
上のグラフは、まったく同じ数値を扱ってます。右と左で、まるで違う印象を与えます。

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もっと極端なのはこれ。所得差2倍を、ドル袋で表しているんですが、高さも幅も、そして奥行きも2倍あるために、8倍もの差に見せかけるという絵グラフのテクニックだそうです。

うーん、よく見かけますよね、こういうグラフ。昔からあったんだ、こういうテクニック。

他にも、調査対象の偏りによる影響や、稀な事例をまるで一般的に扱ってみたりすることで与える印象操作など、ほんと様々です。

そういえば、ネット上でも「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」という名言もあるほどです。

特にデータや、客観的判断を下す立場の人たちは、この本をまず手に取られることをお勧めします。

私自身、最近は安易な政権批判だったり、「○○は遅れてる」的な論調には同調しないよう心がけています。あくまでも、客観的な論証がなされない限りは、いくら自分の信条に合致するものでも疑いの目で見てみようと。

言うほど、簡単ではないですが。でも、思考停止にだけは陥りたくないなぁ。これが私の一番の信条です。

そんな思考訓練を50年以上も売れ続けた、たった1000円ほどのこの本でできてしまう。
そう考えるとお得な書籍だと思いませんか?

(はい皆さん、ここ疑うところです)


統計でウソをつく法 (ブルーバックス)

2023年12月 8日 (金)

日経Linux最後の号を購入

今月は、よく読んでいた雑誌が3誌、休刊を迎えます。

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で、今週はこの2誌が最終号を出してました。
日経Linuxと、まんがタウンです。

どちらも20年以上、紙雑誌として売られ続けた雑誌ですが、ついに最後の時を迎えてしまいました。

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ちなみに、日経Linuxの方は別冊として、創刊からの全254冊の目次を掲載してました。

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まあなんとなくぱらぱらとみていたんですが、そういえば日経Linuxが出ていた25年の間に、個人的にはLinuxにとっての大事件が大きく二つ、ありましたね。

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一つは、このブログの表題にもなっている「EeePC」。
2008年3月号では、当時話題だったEeePC 4G-Xの国内発売のニュースが取り上げられてました。
日本ではWindows版しか発売されなかったEeePCですが、実は元々はLinuxを搭載し、安価に作られたPCだったんですよね。
それに危機感を感じたMicrosoftが、当時としては激重なOSだったVistaへ移行しつつある当時の状況にあって、この安価なPC向けにWindows XPを復活させたんですよね。

後にこのタイプのPCを「ネットブック」と呼ぶようになります。

このネットブック自体は、今はもう残っておりませんけど、その後のタブレット登場や、そしてスマホの台頭につながる一つの歴史的な流れを生んだような気がしておりますね。お気軽に手元でネットを楽しむ環境の提供、そういう意味ではネットブックもスマホも同じです。
で、このあたりから日本メーカーの没落が始まりました。

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さて、もう一つの事件は、第3次AIブームです。ここ日本では、2016年暮れごろから始まったように思います。
日経Linuxを見ると、2017年のこの号から「人工知能」というキーワードが登場していたようです。

他にもラズパイが登場し、一世を風靡しましたね。今もラズパイ自体は活用が続いてます。でもまあ、あれはネットブックと根っこが同じで、いわゆる「100ドルPC」構想から派生した安価なコンピューターとして出てきましたよね。

そんななか、Linux単体での訴求点がなくなってきたというのか、日経ソフトウェアに統合する形で本誌は消えてしまうときを迎えてしまいました。

ちょくちょく購入しておりましたが、残念ですね。

以前は最新版のUbuntuが出るたびに、CD-ROMを持っておくために買ってました。でも最近は円盤付きがほとんどなくなりました。そもそも読み込む光学ドライブを持ってる人が減りましたし、ネットで手に入れた方が早いですし。

ということでこの日経Linuxの最終号は、永久保存版ですかねぇ。

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ちなみにもう一つのまんがタウンも、23年間続いての消滅です。
「新婚のいろはさん」を読むために買ったのが始まりですが、気づいたらいくつかの連載を読んでました。
この休刊に合わせて、いくつかの連載が止まってしまいました。残りもWebアクションなどに移行してます。

紙出版誌にとっては、衰退の時代ですね。言われてみれば紙の雑誌を買う量が減りました。それでも毎月、なんだかんだと2、3冊は買ってますけどね。

なお、今月終わりには「DOS/V PowerReport」誌が休刊です。買わなきゃ。

日経Linux(リナックス) 2024年1月号 [雑誌]

2023年10月23日 (月)

小説家になろう「第11回ネット小説大賞」一次選考に11作品が通過

ちょっと、自分でもその数に驚いた。

今、小説家になろうにて「第11回ネット小説大賞」が行われてます。で、本日の18時に一次選考通過作品が発表されました。
全応募数15,387作品中、14.5%にあたる2,228作品が晴れて一次選考を突破しました。

で、今回、全34作品中28作品を応募したんですが。

そのうちの11作品が、なんと一次選考を突破してました。

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突破率、39%。応募しておいて言うのもなんですが、この数はまったくの予想外、びっくりです。
これまで1000ポイント越えは一次を通過しないというのが通例だったため、2作品しか応募してませんでした。このため「呪術師」や「オルガレッタ」、「悪名令嬢」の3作品は、別のコンテストに応募しており、ネトコン11には出してなかったんです。
今思えば、こっちに出しておけばよかったかな。

この中には予想外のものもいくつかあって、逆に自信のあった作品や、前回まで一次を突破していた作品が残っていないなど、いろいろと想定外がありました。とはいえ、個人的には結構、いい感じの作品が生き残ったかなぁと思ってます。

なによりも、代表作品が残ったのが一番の快挙でした。

新鋭艦隊のポンコツ旗艦の提督と戦乙女たち

さて、前回のコンテストで共起ネットワーク図を作ったんですが、

作り方は下記を参照。使ったソフトは「KHCoder」というテキストマイニング系ソフトです。

「小説家になろう 第10回 ネット小説大賞」の一次選考通過作品のタイトルで共起ネットワーク図を作る手順: EeePCの軌跡

今回もこれに倣って、作ってみました。それがこちら。

前回とほとんど同じような風景ながらも、Vtuber、ヤンデレなど昨年まではなかった目新しい単語もちらほら。
ちなみに「宇宙」は全単語中128位に出てたんですが、関連語が少なすぎたせいか、共起ネットワーク図には現れませんでした。残念。

なお、二次選考は11月下旬を予定しているとのこと。この11作品の内、生き残ってくれる作品があるか否か。なんとか、残ってほしいなぁと願う、今日この頃です。


人生経験を生かして小説家になろう! 今すぐ使える執筆メソッド36の書き方・売り出し方 (スマートブックス)

2023年9月29日 (金)

DOS/V Power Report誌が休刊へ

本日、発売されたDOS/V Power Report2023年 秋号にて、衝撃的な発表がありました。

DOS/V POWER REPORT休刊のお知らせ。しかし、このままでは終わらない! - AKIBA PC Hotline!

同じ内容がAkiba PC Hotlineにも載ってたので、こちらも掲載。
12月28日発売の次号(2023年 冬号)にて、DOS/V Power Report誌が休刊となるそうです。

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てことで、買ってきました。
そういえば、随分と久しぶりに買うなぁ・・・そんなんだから、休刊になっちゃうんでしょうが、と。

まあ、実を言えばノートPCになってから、PCパーツにほとんど縁がなくなってしまったことが一番の原因なんですけどね。
それに、時代はスマホやタブレットが主流で、PCそのものはビジネスかゲーミングPCくらいしか需要がなくなりつつあります。
そもそも、「DOS/V」という言葉すら死語ですし。いやそれをいったらこのブログの「EeePC」だって・・・まあ、そこは置いておき。

学生時代からお世話になってました。特に社会人になってからは自作PCを作りまくってたので、よく買ってましたよね。他の雑誌に比べて、高いパーツばかりを勧めないというか、予算に応じたおすすめを載せていた雑誌というイメージです。あと、パーツ愛が強いですね。

まあ、他の雑誌がことごとく消滅したのに対し、未だにこうして残り続けてきたことが、他とは違う良さを持っていたからなのでしょうが。
でも、そんな雑誌でも生き残れない時代とは、うーん、考えさせられます。

思えば、自作PCを組むことがなくなりましたね。結局、デスクトップ機が邪魔なのと、ノートPCで十分用を足せてしまうという時代だからでしょう。

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目次の直前に、休刊のお知らせが載せられてます。

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今どきらしく、生成AIで使うGPUボードの記事もありました。

まさに今は生成系AIが流行っているので、そこにターゲットを絞ればまだまだ自作PCも戦う要素があるかと思います。
が、今後はAkiba PC Hotlineなど、ネット記事の方を主力に進めていくようです。

ということで、3か月後にでる冬号がいよいよ最後。
もちろん私は、買う予定です。

DOS/V POWER REPORT 2023年秋号

より以前の記事一覧

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