サンコーで買ったデジタル変換カセットプレーヤーを使ってみた
さて、せっかく購入したので、例のデジタル変換可能なカセットプレーヤーを使ってみました。
思いのほか、使うのに苦労したのでそれも合わせて報告。
まずは普通に乾電池を入れて再生。単三が2本要ります。
まだイヤホンジャックのあったころの昔のiPhoneに付属していたイヤホンで聞きましたが、音質は悪くありません。
にしても、カセットテープの音って、なんだかアナログさ加減がいいですね。ちょっと癖になりそう。
ただし、早送りや巻き戻しが必要な点は、今ではもうダメですね。曲なんて一瞬で飛ばせる時代に、じわじわと待たされます。
さて、いよいよデジタル変換ですが、説明書には乾電池ではなく、必ずUSBからの給電ケーブルを使えと書かれてました。
実際、乾電池のまま録音しようとしたものの、不安定な感じだったので、ここは説明書通りにやります。
変換の仕方は簡単。まず、USBメモリーを側面にあるUSB端子に差し込みます。
こんなものに頼らざるを得ない事情として、こういうものがあります。
「コルベッツ」なんてバンド、御存知の方いますかね?
90年代のマイナーなバンドのシングルの、特に2曲目以降。これが現在だと手に入らないという切なさがあります。
※ なお、この記事を書き終えてから改めてAppleのMusic Storeを見たら、コルベッツの曲はありました。
もっとも、やはりカセットテープにしかない曲もあるので、結局これに頼ることになりそうです。
で、再生ボタンを押したら、この背面にあるボタンを押します。
すると、2秒くらい遅れて録音開始。
録音中はこの通り、ちかちかとアクセスランプが点きます。いかにも録音されてる感じ。
録音が終了すると、そのUSBメモリーをPCに差し込みます。
なんかフォルダができてて、その中にMP3ファイルがありました。
さて、ここからがこのデジタル変換機能付きのカセットプレーヤーの苦労部分です。
すんなりとはいかず、何度もやり直しました。
で、このプレーヤーでデジタル変換をした際に試行錯誤して、得た教訓は、
・ 音量は80%程度まで上げて録音
・ 一曲一曲を分けたい場合は、一度録音を止めて巻き戻し、そこでデジタル変換ボタンを押す
・ 使うのは、それなりに名の通ったメーカー製のUSBメモリーまたはSDカードを使うのがよい
ということです。
このプレーヤーには音量つまみがありますが、デジタル変換時にはその音量が適用されます。
私が普通に聞く分にはちょうどいい音量だと、PC上では小さすぎて聞き取れません。
かといってMAXでは大きすぎて、だいたい80%程度だとちょうどいいくらいの音量になりました。
続いて、曲を取り込む際は背面のボタンを押すのですが、これが押してから録音まで2秒くらいラグがあるので、一曲録音したら、いったん巻き戻してから録音しなおす方がよかったです。
で、最期ですが、それなりのメーカー製のUSBメモリーまたはSDカードを使った方がよい、という話ですが。
当初使ったのは、写真にもある通り中華メーカー製のUSBメモリーでした。
が、これで録音すると30~40秒ほどに一度くらいで音が飛ぶんです。
ということで、メモリーを変えてみました。
といっても、あったのは東芝製32GBメモリーと、USB2.0のアダプター。
こんな組み合わせでしたが、これが大当たりでして、音飛びがなくなりました。
書き込みが安定したんでしょうね。むしろUSB3.0以上のメモリーはダメなのかもしれません。
とはいえ、そこは安心安全なメーカー製ならば大丈夫なようです。
ということで、何度か試行錯誤してようやく使い物になるレベルまで持っていけました。
結構、昔の音楽で今はデジタルで入手不可能なものが時折あるので、それをデジタル化していきたいと思ってます。
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