レトロなモバイルコンピューターな「PC-1490Ⅱ」
なんかX1Fを購入して40周年記念の記事を書いたら、微妙にアクセスが伸びたこともあって、もう一つの「レトロなコンピューター」でも紹介しようかなと。
といっても、Macintosh PlusやPowerBook 5300ではありません。購入したのは1992年のはずなので、かれこれ34年は経過しているモバイルなPCです。
といっても、こんな形のやつです。傷だらけの、年季の入ったケースが特徴。
こういうのはPCではなく、「ポケコン」と呼ぶのがふさわしいマシンですね。
カバーを開くと、こんな感じ。
怪しげなシールが貼られてます。学生当時の所属学科の影響で、こんなシールが入手できたので貼ってるだけですが・・・と、そんなことはどうでもいいとして。
実はこの前にもポケコンを持ってました。すでに壊れて手元にはないのですが、たしかPC-1440という機種でした。
そいつが「3500バイト」という恐ろしく小さな容量だったんで、なんと3500文字以内でプログラムを書ききらないといけない、という状況でした。
が、こいつはなんと64kBです。
無論、それがすべてプログラムに使えるというわけではないと思いますが、3500バイトどころではないほどの空間になったため、自由度が上がって「ヒャッハー!」となってた覚えがあります。冷静に考えれば、この大きさでつい6年前のパソコンであるX1と同じ目盛りを搭載してるわけですから。
ちなみにその横にある「UNIV.TOOL」というのは、大学生協仕様という意味のようです。
そんなレトロポケコンですが、電池を入れても起動せず。
が、リセットボタンを押したら、上のような画面が出てきました。
当然ですが、長いこと使ってなかったため、メモリーを消去するよと聞かれました。
断りようがないので、PF1ボダンを押しました。
このポケコン、起動すると、五つのメニューが出てきます。ファンクションキーで選ぶのですが・・・はっきり言って、BASICとCAL以外はもう、使い方を忘れました。
今思えば、「統計(STAT)」なんてメニューもあったんですね。使った覚えがほとんどありませんが。
さて、BASICをまず選んでみました。
ところが、シャープ製ポケコン特有なのか、BASICには「RUN」と「PRO」のモードがあります。
つまり、プログラムを打ち込むときは「PRO」に、実行時は「RUN」に切り替えないと実行できません。
わりと面倒な仕様ですね。どうしてこうなってるのかは、未だにわかりません。
てことで、適当にプログラムを打ち込んでみました。
BASICも久々過ぎたので、ネットで適当に検索しながら作りました。
24×4の画面上で、ランダムに文字を発生させるだけのどうでもいいプログラムですが、動作確認にはもってこいです。
で、実行。
「G」という文字が、ちかちかと現れては消えるを繰り返します。
ただ、このPC-1490Ⅱは40×4あるため、24列目までしか表示させないと、こんな感じになってしまいました。
ともかく、今でも無事に動くということだけは判明。
ところでこのポケコン、社会人になってからもよく使ってました。
もっとも使用したのは、関数電卓としての用途でしたね。かれこれ10年以上は使ってたでしょうか。
logやsin、cos、ルートや階乗の計算はよく使ってたので、重宝したものです。
そう言えば数年ほど前に「三角関数なんて不要」といった知事がいたような記憶ですが、誰ですか、そんなドアホな発言をする政治家は。今でも「COS類似度」というのをよく使ってますよ。AI時代になくてはならないものです。
なおこのポケコンは、先にも書いた通り大学の生協仕様になっていて、確かある程度のプログラムがすでに仕込まれているものだったかと思います。
よく使うプログラムを同梱している・・・というわりには、使ったことがなかったですね。結局、自分で作ったプログラムで乗り切りました。学生実験などでは死ぬほどお世話になりました。
今だったら、ノートPCでPython作ればやれるんでしょうけど。
ところでこのポケコン、裏はこうなってます。
メモリーカードを入れるようになってるようですが、そういうものを買う需要がなかったので、入れずじまいでした。
ただ、こちら側のデータレコーダー用の端子は使った覚えがあります。
ここから入出力のイヤホンジャックが2本あって、それでカセットプレーヤーにつないでデータを保存できるというもので、そのアダプターは買ってたはずなんですが、どこかに行ってしまいました。
反対側にも端子があります(カバー付き)。プリンター用だったかな? その上のダイヤルは、液晶のコントラスト調整用です。
このポケコン専用のドックのようなものがあって、ミニカセットとプリンターが一体化したものがあったように思うのですが、結局、そう言うのは買うことなく今に至ります。
すでにパソコンの時代でしたし、院生の頃はもうLibretto20を持って使ってました。とはいえ、ポケコンも関数電卓として使い続けてましたね。
使わなくなったのは、いつごろでしょうかね。
ブログで確認できたのは、2010年の2月の記事。この時はまだ、会社で関数電卓として使ってました。
シャープのポケコン PC-1490U II: EeePCの軌跡
余談ですが、このおよそ一年後にあの大地震が起きたわけですよね。今日でちょうど、15年です。
それからしばらくの間は電卓として使い続けてましたが、途中で関数電卓を買ったんですよね。
が、今やその関数電卓すら使わなくなりました。
時代ですかね。
ともかく、ちょっとノスタルジックな気分に浸れるポケコンを引っ張り出してみました、という話でした。
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