USB-C電源が使えるミニPC「GMKtec」を買ってみた
ミニPC、IntelのN150っていうCPUが気になってたんですが、どうにも買う動機がなくて、ずっとお流れになってました。
が、ついポチってしまったのがこのタイトルにある「GMKtec」というミニPCです。
お値段は22,400円。今は29,900円に戻ってますが、安売り時に買ってみました。
Amazonのページを見る限りは、オレンジと黒の2色だったんですが、この筐体は黒でした。
ていうか、両方の色にできるんですね。オレンジの天板だけというのがついてました。
が、私は黒がいいので、このままにします。他の付属品は、HDMIケーブルに、モニター直付け用のブラケット?そして電源に取説。
で、この電源がUSB-Cなんです。
このミニPCを選んだ理由がこれ、USB-Cを電源として使えるという点。
普通のミニPCって、未だに丸端子の電源が多いんですよね。それがどうしても気に入らない。
見ればこの電源、12V、3.0Aということなので、せいぜい36Wということになります。
これならば、我が家の65W電源につないだケーブルならば使える、ということで、そっちを使うことにしました。
電源がどんどん増えてしまうのがいやなんですよね。そういう事情もあって、このUSB-Cの電源が使えるというというのは大きい。
しかも、バッテリー駆動も不可能じゃないってことですもんね。意味があるかどうかはわかりませんけど。
背面側は、電源用のUSB-C端子とLAN端子×2、イヤホンジャック。下の穴は、空気孔のようです。
正面は電源スイッチ。
左側面は、HDMI×2とDisplay Port×1。
そして背面にはUSB-A 3.0端子が3つ。
電源にはUSB-Cを使ってるわりに、端子そのものはUSB-Aしかないという、変なPCです。
ちなみに、触り心地は安っぽいプラスチックといった感触です。
で、早速つないでみました。つないだのは、いつもラズパイでも使ってるあのキーボードです。
ミニPCといえども、ケーブルが邪魔くさいですね。
が、こういうとき、L字の端子は案外使い勝手がいい。
もちろん、接続先はごく普通の65W電源(UGREEN製)です。
で、上のようにセットアップから始まりますが、普通のWindows PCのセットアップってWi-Fiか有線LANでネット接続を確保して、既存のユーザーを使うか新規登録するかを選ばせるものですが、なぜかこいつはいきなり新規のローカルユーザーを作らされました。
あとで自分のマイクロソフトIDを紐づけたのでよかったんですが、なんか変な感じです。
ちなみにこのPC、なんとOSはWindows 11 Proです。こんな小型のPCで、Homeじゃないというのが意味わからんところです。
スペック的には、CPUはN150、メモリーは12GB、ストレージは1TB。メモリーとストレージがやや多めな印象。
これで2.3万ですからねぇ。モニターとキーボード、マウスが別売りとはいえ、そういうものをすでにそろえている人ならばありかと。
ですが、なんか挙動がいまいちなんですよね。日本語設定にしたのに、Windowsアップデート時は時々こんな具合に英語表示にはなるし、なんならキーボードはなぜか英語キーボードにされてしまいます。
禁断の、デバイスマネージャーのキーボードのところをいじって日本語キーボードに切り替えるというところまでやって、ようやく日本語キーボードとして認識してくれました。
で、届いてから2日ほどかけて、アップデートや設定やらを済ませてやっと使える状態に。
なお、ブラウザはGoogle Chromeにしました。Edgeのままだと、ブックマークをうまく引き継いでくれません。
起動は、まあまあ早いです。やはりそこはSSDの威力かなと。
起動中ですが、上蓋を外してみました。
こんな感じに、短めのM.2のSSDが入ってました。CPUはさらにその下ですね。
CPUファンはついてるみたいですが、低負荷だとほとんど音がしません。
さて、こいつの実力をざっと測ってみます。
普通はベンチマークアプリを使うところでしょうが、私の場合はいきなりPythonです。
まずは、Python 3.10をインストール。
最小限のライブラリを入れたのちに、以前、Raspberry Pi 5を買ったときにも動かした人体特化のYOLOXの物体検出を動かしてみました。
Raspberry Pi 5 8GBが来たので画像生成AI「Stable Diffusion」と物体検出「YOLOX」を動かしてみた: EeePCの軌跡
Raspberry Pi 5だと同条件のモデルを使っても20~30msでしたが、こいつの場合は10~15ms程度。およそRaspberry Pi 5の倍の速度です。
CPUはしっかり100%使われてます。およそ2.8GHzで動作。
計算能力はそんなかんじですが、ちょくちょく触ってみた感じでは、Celeron系にしては、普通に使う分には困らない程度の性能かと思います。
さて、使い道をどうしましょう?というのが悩ましいところですが、無線のパッド付キーボードが使えるので、かなり自由な体勢で文字入力ができます。
ということは、ブログや小説筆記用に使える?
実際、このブログ記事をGMKtecで書いてます。OneNoteも使ってみましたが、悪くありません。
考えてみれば、そのあたりのことなら4GBメモリーなSurface Go 3でもできてるので、こいつならば軽々と実行してくれます。
使い道はまた、考えるということで。文字入力などの際に、気軽に立ち上げたいときのPCにするかなぁ。
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