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2024年7月17日 (水)

ASUS TUF Gaming A15 FA507NVをバッテリー駆動させてみた

90Whというかなり大きなバッテリーがついているASUSのゲーミングノートですが、ちょっと本気でバッテリー駆動をさせてみました。

Img_5303

バッテリー駆動では、GPU使用率を100%とするために、「VR戦艦大和」を起動しっぱなしにしてます。

Tuf_a15_bt01

その時のタスクマネージャーはこちら。3Dがほぼ100%に張り付いてます。

Img_5307

時々、教練砲撃をさせてみたりしましたが、さほどGPU使用率は変わりませんでした。何もしなくても、すでに100%ですから。

Img_5304

この調子で30分以上動かした段階で50%を切った(20%を切ると省電力モードに移行)ため、ここでUSB-C給電させてみました。
左側面にUSB-Cが2つあるのですが、この前側が給電可能なため、こちらに65WのUSB電源をつなぎます。

が、それでも減少は止まらず、バッテリー駆動開始1時間で22%まで低下。ここでVR戦艦大和を止めてアイドリング状態に移行しました。
すると、バッテリーは減少から増加に転じます。

Tuf_a15_bt02

その一連の流れをグラフにしたのがこちら。
VR戦艦大和を使用している間(赤矢印)は、かなり勢いよくバッテリー消費が行われてます。
途中で65Wをつないだ(オレンジ)のですが、ほとんど効果なし。ちょうど1時間で、99%→22%と77%を消費した感じ。
が、アイドリング状態(青)にした途端、充電に転じます。こちらもちょうど1時間で22%→50%となりました。

つまり、65Wでも充電は可能。ただし、このペースだと3時間以上かかるかなと。

ところで、メーカー公称ではバッテリー駆動時間は「11.3時間」とのこと(JEITA V2.0バッテリー動作時間測定法)。

ASUS Store(エイスース ストア) - ASUS TUF Gaming A15 FA507NV(FA507NV-R7R4060T/S)

(Ryzen 7 7735HSでの実力ですが、Ryzen 5もほぼ同じかなと)

ということは、今回はおよそその10倍の消費量で動かしたことになります。GPU100%、CPUも16%動いてましたからね。

とはいえ、普通に使ってもさすがに11時間は無理でしょうが、感触的に5、6時間程度なら問題なく動いてくれるんじゃないでしょうか。節電すれば8~9時間でもいけるかもしれません。

モバイル用途は考えてませんでしたが、思ったよりは悪くない結果です。
てことは、100W電源があれば、あちこちに持ち出せるかも?

生成AIも楽々に動かせるPCですし、持ち出す用途はいろいろとありそうです。でもさすがに2.2kgの重量なので、ちょっと持ち運ぶのはつらいなぁ。

さて、昨今はAI機能のチップを載せたCopilot+PCてのも売り出されてますが、YouTubeに上がっているレビューなどを見る限りでは、まだまだGPUにはかないませんね。ARM系CPUというのも難点で、インストールできないアプリがあるみたいです。
正直言うと、NVIDIA一強状態というのはあまり好ましいことではありませんが、AIを動かす目的なら今しばらくはRTX搭載PCがベターな選択肢となりそうです。


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