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2024年3月11日 (月)

「統計でウソをつく法」

という本を、買ってみました。

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おなじみ、ブルーバックスの本ですが、

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意外と古典です。初版はなんと1968年。私が生まれるよりも前に出版された本。未だに刷を重ね、106刷目です。
そんな昔からの本が未だに売れ続けているということは、いかにこの手のテクニックが変わらず使われているかということを物語ってます。

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そんな本書の主旨は、単純で明解。
統計、数字でだまされないためには、だます方法を知ることだ、というもの。

例えば、何とかの支持率然り、次の首相候補の調査でも時折「ん!?」となる調査結果を目にすることがありますね。

よくあるのが「平均年収は〇〇万円」というやつですが、これを聞くと、その平均年収より上下でちょうど50%づつ分かれているものと勘違いします。
が、実際にはそうなっていない(途方もなく年収の大きい人物に引っ張られて、平均年収以下の人の方が遥かに多い)というのが事実だそうで。

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まさに、そういう話を書いた章もあります。
ぜひ手に取ってみていただくのがよろしいかと思いますが、少しだけご紹介。

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グラフでだます方法、というのはよく使われる手です。
上のグラフは、まったく同じ数値を扱ってます。右と左で、まるで違う印象を与えます。

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もっと極端なのはこれ。所得差2倍を、ドル袋で表しているんですが、高さも幅も、そして奥行きも2倍あるために、8倍もの差に見せかけるという絵グラフのテクニックだそうです。

うーん、よく見かけますよね、こういうグラフ。昔からあったんだ、こういうテクニック。

他にも、調査対象の偏りによる影響や、稀な事例をまるで一般的に扱ってみたりすることで与える印象操作など、ほんと様々です。

そういえば、ネット上でも「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」という名言もあるほどです。

特にデータや、客観的判断を下す立場の人たちは、この本をまず手に取られることをお勧めします。

私自身、最近は安易な政権批判だったり、「○○は遅れてる」的な論調には同調しないよう心がけています。あくまでも、客観的な論証がなされない限りは、いくら自分の信条に合致するものでも疑いの目で見てみようと。

言うほど、簡単ではないですが。でも、思考停止にだけは陥りたくないなぁ。これが私の一番の信条です。

そんな思考訓練を50年以上も売れ続けた、たった1000円ほどのこの本でできてしまう。
そう考えるとお得な書籍だと思いませんか?

(はい皆さん、ここ疑うところです)


統計でウソをつく法 (ブルーバックス)

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コメント

疑わない人が通りますよっと。
気になったので本屋さんで注文したこの本が届きました。
本屋さんもこんな昔の本なら在庫なんてないと
思われていたようで、まず電話で確認して「あるの!?」
「在庫もまだあるから今週中に届くの!?」と驚いてました。

何十年も前の書籍が今でも手に入る一方、
1年もすると絶版になる本も多いようです。
それだけ、この本は需要があるって事なのかもしれません。
電車のお供で少しずつ読んでます(感想言えるほど読めてません

> mokekyoさん
ちょっとづつ読み進めてます。が、予想以上に今も使われているテクニックが多くて、人間てのはあんまり変わらないんだなと実感してるところです。
問題は、この本の内容がなかなか周囲の人達に理解させづらいところですね。日頃からデータを理解している人なら通じるんですが、そうでない人には通じにくい。広めたい知識には違いないのですが、なかなか……そういうとこが、この本をベストセラーにしている要因なのかもしれません。

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