月着陸実証機SLIMが再起動!
着陸時に逆立ちしてしまい、その結果、太陽電池パネルが西側を向いていることが判明した月着陸実証機SLIMですが、今朝方、再起動してデータを転送し始めたそうです。
日本の月着陸機「SLIM」、月面で再始動–分光観測も再開 JAXA(UchuBiz) - Yahoo!ニュース
月では徐々に西日になり始めていたようで、太陽電池パネルに日が当たり始めたみたいですね。壊れてはいなかったようです。おめでとうございます。
なぜか、成功するとあまり熱心に報道してくれない日本のマスコミですが、そんな連中はほっといて、これからSLIMが行おうとしていることを書きます。
リンク先にもある通りですが「月の起源調査」に取り掛かるそうです。
月がなぜ、誕生したか?意外にもこの謎、まだ解明できていません。
原始の地球に火星と同サイズの原始惑星が衝突することによってできたという「ジャイアントインパクト説」が有力ですが、アポロの持ち帰った岩石からは地球と同じ組成しか見つかっておらず、それを裏付ける証拠にはなっていないとのこと。
これをはっきりさせるには、月のマントル由来の岩石「カンラン石」の組成を分析することが不可欠だとか。
これを、SLIMがこれから取り掛かる模様です。
手始めに、「トイプードル」と名付けられたカンラン石の組成分析に取り掛かかってます。
なぜ「トイプードル」?と一瞬思いましたが、周辺の6個の石には「しばいぬ」「ブルドッグ」など、犬の名前が付けられています(理由は不明)。そのうちの一番近くにある石を調べる、ということのようです。
何か、成果が上がるといいですよね。
そういえば、私は以前、月の土地を買ったんですよね。
で、その時買った土地の場所ですが、「湿りの海」のほぼ真ん中ほどの場所になります。広さは1200坪。
ですが、SLIMが降り立ったのは、そこからかなり東に行った「神酒の海」の縁(ふち)の方らしいです。
かなり緯度は近いんですが、経度が全然違いますね。ご近所とはとても言い難い場所です。
まあ、今度月に行ったら、ふらっと立ち寄ってみましょうかね(行ければの話ですが)。
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コメント
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こういう、困難な状況になってから科学者さん?の
『こんなこともあろうかと!』って言葉を期待してしまう
50前のおっさんは正常です。
投稿: mokekyo | 2024年1月29日 (月) 20時45分
> mokekyoさん
次からは、バク転機能がつくかもしれませんね。という冗談(?)は置いておき。
着地点近くでスラスターノズルの一つが取れたようですが、それでもバランスとって着地してるところを見ると、十分「こんなこともあろうかと」な真田さん精神は発揮されてるように思います。
にしても、全然報道されませんね。スキャンダル、裏金もいいけど、こっちは世界初なのも多い案件なんだから、もっと大々的に報じてもいいと思うんですが。オリンピックの金メダルやWBCの優勝よりも扱いが悪いのが気になります。と、ちょっと愚痴ってみました。
投稿: ディープタイピング | 2024年1月30日 (火) 10時02分