ChatGPTを使う上でやってはいけないこと3つ
最近、ChatGPTを使うか使うまいか、という議論をよく見かけます。
企業によっては禁止しているところもあるんですが、ストレートに言えば禁止は「不可能」でしょう。
今やスマホを持ち歩く時代、たとえ会社のPCが生成系AIにアクセスできないとしても、その手元のスマホから打ち込んでしまえば使えてしまいます。文書丸々は無理でも、機密用語や個人情報を含む文章を書き込むことくらいはできてしまいます。
イタリアのように国ごと禁止されているところならばまだしも、ここ日本ではOpenAIのサイトにつながってしまいますから、使うなと言うのは無理な話です。
ということで、業務利用に関して禁止ではなく、あるルールをもって利用可とするところが出てきている模様です。
ChatGPTを利用する際にやってはいけない3つのこと - ITmedia Mobile
そんなルールの参考となりそうなのが、この記事です。
大雑把に言うと「機密情報や個人情報を書かない」「内容をうのみにしない」「依存しすぎない」の3本です。
一つ目は当然ですが、二つ目のうのみにしない、というのは、やっぱりChatGPTはよく「嘘」を吐くからということが背景にあります。
なにしろ、ChatGPTから宇宙戦艦ヤマト2199の艦長は「古代進」だと告げられた人もいましたから(お……沖田艦長……)。
あと、差別用語やモラルのない文章をつくることもあるようです。作らせた文章を何かに用いる際は、それを受け取った人がしっかりと吟味する必要がある、ということですね。
三つめは、今のところ無料でも使えるChatGPT、Bingチャットですが、利用頻度の増加に伴って有償化されていく可能性があります。
いつまでも無料で使えるわけではないから、注意しましょうという意味のようです。
新しいものに嫌悪感や恐怖感から、それを禁止したくなるという気持ちは、分からないでもありません。
が、一度開けられてしまったパンドラの壺は、もはや閉じられることはないのです。
うまく付き合っていくしかないですね。
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