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2022年11月 7日 (月)

「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」最新刊を買ってきた

Web小説を書いてるくせに、実はあまり小説というものを読みませんね、私。

が、この「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」シリーズだけは不思議と長い付き合いです。毎年11月前後に最新版が出るので、買っております。

で、今年もでました。なので、買ってきました。

Img_2804

ついでに、今まで買ったやつも並べてみました。

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ところでこの「八丁堀のおゆう」という小説は、いわゆる推理ものです。

が、普通の推理ものと違うのは、舞台が江戸時代で、主人公は現代人だということです。

タイムスリップものでもあるんですが、自宅の納屋が江戸時代とつながっていて、行き来できる環境がある、というのがちょっと変わったところかと。

このため話の流れ的に、現代知識を使って事件解決という展開もあるんですが、そこは上手く考えられていて、当たり前ですが江戸時代の人達に指紋操作だのDNA検査だのを証拠として提示できないわけです。タイムスリップしていることは秘密ですし。

このため、得られた証拠とつながる別の証拠を求めて捜査をするも、それがさらなる謎を呼んで……という展開が毎度あって、推理ものとしてもタイムスリップものとしても面白い小説です。

ちなみに、主人公のおゆうさん(関口優佳)の家は馬喰町で、八丁堀や日本橋など、そういえばこの間の東京旅行で立ち寄った or 通過した場所でもあるなぁと思った次第。

なお、江戸の同心である伝三郎もおゆうさんと共に事件解決に一役買う存在でもあるんですが、この男には秘密があって……それがいつ、おゆうさんに知れるのか?毎回はらはらしながら読んでます。

そうでなくても、江戸時代にドローンを飛ばしたり、無線機や赤外線カメラを使ってみたりなど、かなり無茶苦茶なことをやってます。それを担当するのはおゆうさんではなく、宇田川という科学オタクっぽい男なんですが。

見方によっては、伝三郎と宇田川とおゆうさんの三角関係っぽいのも見て取れます。

一応、どの巻から読んでも大丈夫みたいですが、私は最初から読むことをお勧めします。

ちなみに、去年の巻には「コロナ禍」という時事ネタも出ております。コロナを避けるために江戸時代へという、在宅勤務もリモート会議もかすむほどの隔離対策をやってのけてます。

推理もの好きにも、異世界モノ好きにも、タイムスリップものが好きだという人にも刺さる、そんな小説かと思います。おすすめです。

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を (宝島社文庫)

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