mouseコンピューター製12800円の「GIGAスクール構想」PCを買ってみた
なんか安かったので、ついカッとなって購入しちゃいました。後悔はしていない。
「mouse E10」というこの製品、GIGAスクール構想向けPCの最低スペックである、Celeron N4000(2コア/2スレッド、クロック数1.1GHz)にメモリー4GB、64GB eMMCという製品。昔のネットブック・スペックですよね、これ。
お値段はタイトルにもある通り、なんと12,800円。
ちなみに、バッテリー駆動時間は12時間らしいですが……いや多分、無理じゃねぇ?
ということで、早速開封します。
箱を開けると、また段ボールです。
本体かと思いきや、キーボードカバーが出てきます。
そうなんです、このPC、このお値段でキーボードカバーが付いてきます。
それを取っ払うと、やっと本体らしきものが顔を出します。
いわゆるタブレットPCです。ただし、防水防滴な本体で、耐衝撃設計。見た目的に、わりと頑丈そうです。が、悪く言えば、でかすぎ。10インチのタブレットとは思えないほど大きい。
で、電源も出てきました。USBではなく、ごく普通のACアダプター。
このPC、今どきにしては珍しく、USB-Cからの充電は不可能だそうです。
他の付属品ですが、紙が2枚。簡易すぎる取説です。上が本体、下がキーボードカバー用。
さて、左側面は御覧の通り。上から電源、音量上げ、下げボタン。
右は何もないかと思いきや……
こんな風に開きます。
で、microUSB、mini HDMI、microSDカードスロット、USB-C、イヤホンジャック、そして電源端子。
先にも書いた通り、USB-Cからは充電不可。なんとこの電源端子のみ給電が可能です。
なお、SDカードスロットは、256GBを認識しませんでした。32GB SDHCカードは読めたので、SDXCがダメそう。
電源接続時は、御覧の通りちょっとみっともない。
で、キーボードです。一見すると、Surface風。
キータッチは、思ったよりいいです。ただしちょっと、タッチパッドのクリックが固め。
でも使ってみると、それほど気になる固さではありませんでした。
本体裏には、スタンドがついてます。
そして、ペンの置き場らしきものも。
が、ペンは付属しておりません。ペン無しは12,800円でしたが、ペン付きは4万ほど。そんなに高いペンを使ってるの?到底信じられません。
で、スタンドを立てるとこんな感じ。安定性は良好です。
膝の上にも載せてみましたが、Surfaceよりは安定してますね。
なおこのスタンド部分は、取っ手にもなります。
持つと、結構ずっしりときます。重さは1.28kg(キーボードカバー込み)だそうです。そのわりには重く感じますね。
ところでこのPC、どこで知ったのかというと、YouTube黎明期からのYouTuberであるジェットダイスケ氏のこの動画。
最近のジェットダイスケ氏はカメラレビューが多いのですが、珍しくPCレビューをされてました。
まあしかし、安いPCだしなぁ、どうしようかなぁと思ってたんですが。
ジェットダイスケ氏はこのPCを「展示会用閲覧端末」として使うかも、と紹介していたので、なぜかそれを聞いて買う気になってしまいました。
要は、使い道次第ということかと。
てことで、電源を入れます。
そういえば、mouseコンピューター製のPCを買うのは初めてですね。
にしても、極太ベゼルのさらに外側に枠がついてます。ちょっと余白大きすぎ。
いつものように、セットアップが始まります。
そういえばこのPC、Windows 10です。
が、11を推奨されます。そりゃもちろん、いれますよね。
と、思ったのですが、その後Windows 11をダウンロードする気配はなし。なんだったんでしょうか、この画面。
で、いろいろと設定を入れて、やっとこの画面。
わりとこの画面、数分かかることはなかったりしますが、こいつは本当に数分待たされました。
さて、ようやく起動したのはいいんですが、なぜかタスクバーが左に寄せられてます。
こいつをまず、下に変えます。
が、なぜか何かの拍子にまた左に戻りました。再起動しないとダメみたいで、それ以降はどうにか下で安定してくれました。
さて、同じ4GBメモリーで、64GBのストレージなマシンが我が家にはあります。はい、Surface Go 1ですね。
こいつとの比較で、見ていきましょうか。
まず気になったのは、画面の明るさ。写真ではわかりづらいですが、このE10、ちょっと暗めです。
他にも、同じ画面の大きさ同士でこの本体サイズの差。ちょっと大きすぎです、このPC。
おまけに、CPUが100%で張り付いている。
あまりにもたつくので原因を探ると、どうやらOneDriveが同期をかけている模様。
64GBの貧弱ストレージのPCで同期するやつがあるかと、OneDriveの設定から「フォルダーの選択」を選び、すべてのフォルダー同期を切っておきました。
さらにMcAfeeの試用版が入ってたので、これもアンインストールします。
ようやく、CPU使用率が減少に転じます。
私がSurface Goでよく使うのは、このOneNote。
試しに使ってみましたが、軽いアプリなのでサクサクと動きます。
YouTubeやブログなども表示させてみましたが、この程度の用途ならば特にもたつきを感じることはないです。
ちょっと重たいPCで、かつCeleron N4000という非力なPCですが、思ったより悪くない。。。
GIGAスクール構想PCの闇を暴く!ぐらいのノリで買ったPCなのに、ちょっと拍子抜けです。
もっとも、これでクリエイティブなことをするのは酷でしょう。
1.3万円相当の使い道、YouTube見て文章入力をする程度ならば、問題なく使えます。ゲームは……やめた方がいいでしょう。
そういえば、ここまで使って気づいたのですが、こいつ一応、タッチパネルです。
が、一度もタッチパネルを使いませんでしたね。言われてみれば、Surfaceも普段はタッチパネルをまったく使いませんね。
その辺も含めて、もう一回くらいレビュー記事を書いてみる予定です。
さてこのPC、買ったはいいけど、どうしようか?
というのは少し考えていて、次男用PCにしちゃおうかと。
長男はPCを持ってるんですが、次男はPCがありません。せっかくだから、私がもてあそんだ後にくれてやろうかと思っております。
仮にもGIGAスクール構想PCなので、小学生が使う分には問題ないかと思うんですが、とはいえちょっとスペック低過ぎなので、PCが嫌いにならないか心配。
てことで、次男にちょっと使わせてみましたが、それほど悪くはなさそうな感触。ただし、YouTube端末として使ってる風でした。
ただ、キーボードに悪戦苦闘している様子。ですが意外にも、ローマ字入力はできる模様。すでに学校で習ったようです。
と、子供が使う分には問題なさそうですが、大人はどうか?
バッテリー駆動時間や、Office系のアプリの使用感も気になります。それはまたいずれ。
mouse E10 スタディパソコン 10.1型タブレットPC 2in1(落下耐性/防塵/防滴/Win10 Pro/Celeron N4000/4GB/64GB eMMC)MT-E10ZN |
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コメント
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公式サイトで買えば、ペンはカスタマイズ時に2000円ほど追加で買えますよ。ペンなしN4100モデルで18000円です。
投稿: ゆずぴ | 2022年7月 6日 (水) 11時34分
> ゆずぴさん
そうなのですね。公式でも、安売りされてるんですね。ただ、ペン単体で売ってるというわけではないんですよね。
使ってみましたが、ペンよりは指の方が便利なので、そのまま使っております。というより、タッチパネルそのものをほとんど使いませんね。お絵描きするならペンは必須でしょうが、これも使い方次第かなぁと思ってます。
投稿: ディープタイピング | 2022年7月 6日 (水) 18時36分