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2021年10月 2日 (土)

エアコン設置のために机を片付けていたら、Windows黎明期の雑誌に魅了された件

タイトルだけ見ると、何を言ってるのかわからないと思いますが……ええ、自分でも分かりません。Img_0894

エアコンが古くなったので、付け替えることにしました。気づけばもう、15年近くになります。

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で、このためにエアコンの真下にあったPC机を一時、撤去する必要に迫られまして。

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机をずらしました。

上のものは、別の部屋に持ち込んでます。

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PC3枚は、椅子の上に乗せてこんな感じに立てかけておきます。

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ここから、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な理屈で、この本棚にたどり着きます。

ええとですね……机の上には、何冊か本があったんです。で、邪魔だなぁと思い、それをしまい込もうとすると、要らない本が棚から出てきて、それをどかしているうちに、すったもんだの挙句にこうなりました。

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その過程で、こいつが出てきます。

はい、このブログでも、何度か登場する1993年3月号のベーマガです。

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時代を感じさせるのは、この広告。

カラーノートが、なんと40万円です。

今なら、第10世代Corei7に32GBメモリー、1TB SSDにGeforce 1660Tiを搭載したSurface Bookの15インチが買えるくらいの価格です。

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この号で一番熱い記事は、きっとこれです。

Amiga愛が、熱い。

これ見て、本気でAmiga 1200を買おうかと思いましたもん、当時。

なおこの'93年という年は、Windows 3.1が発売された年。まさにWindows 3.1を動かすためのPCがどうたらという記事を書く雑誌が多い中、ベーマガではこういうマイナーな機種にもスポットを当ててたんですよね。

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一方で、時代を感じさせない記事がこちら。

ええ、これのどこが、時代を感じさせないかって?

この当時、PCを使った情報教育を広げていこうという論調が広がり始めた時期。

多くの企業でも、PCが職場に取り込まれた時代でもありました。

ところが、28年前とは思えない記述がこちら。

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これ……今でもぴったり、あてはまりません?

未だに義務教育機関というところは、これです。

このコロナ禍でようやくGIGAスクール構想のタブレットなるものが活用され始めた感がありますけど、28年経った今も、基本的なところはほぼ当時のままです。

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この当時は、子供にもPCが身近に普及し始めた時代、とされてますが、今なんて、この当時に子供だった人が社会の最前線に登場し、PCどころかスマホが普及し、どこでもネットが使える、そんな時代です。

が、教育はほとんど変わらない。

なんなのでしょうね。やる気あるのか?と思います。

これで世界と戦えと……まあ、いいや、次、行きます。

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同じく、93年の3月号です。

確か、こちらの方が早く買ってます。

当時、浪人生だった私が入学をキメて、その合格発表の帰りに駅の本屋で買った記憶が薄っすらとあります。

今でこそAsahiというと偏〇報道の急先鋒というイメージですが、この頃はまだ、そうでもなかったですね。そもそもこれ、PC雑誌ですし。

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こんな記事が載ってましたね。ええ、憧れのX68030です。

が、どちらかというと、私が気になったのはこちら。

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新しい98が出たという記事です。

98MATEと、98FELLOWという2種類のPC98が登場、という記事なんですが、これを見て私は98FELLOWの方を買いました。

まさにWindows 3.1が出るかでないかという時期でしたが、そのWin3.1の動作には98MATE(PC-9821シリーズ)が必須だと、そういう内容です。

ですが、今振り返ると、半分の価格の98FELLOW(PC-9801BX/BA)で十分でしたね。

むしろ差額分をHDDやらメモリーやらの増設に使った方が有用でした。

32ビットバスが搭載されているのがMATEの売りでしたが、結局、PC98シリーズの終焉と共に無意味な存在になってしまったため、安い方が正義でした。

この当時、高いPCを勧める情報誌があふれていましたが、最上位機種の優位が保てる期間がさほど長くなくて、それよりも廉価機種向けにサードパーティーがこぞって周辺機器を出してくれていたため、結果的には安い方が正解というパターンが多かったです。

ベンチマーク至上主義、私がそう呼んでいた、そんな思想がはびこる時代でした。

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それから1年、94年にはこんな雑誌を購入。

実はこの時、Macに興味津々でした。実際、この直後にColor Classicを購入します。

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この雑誌、この特集が光ります。

パワーユーザーのワザを盗め、という穏やかではないコピーと共に、

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プロの方のMac活用術が延々と続きます。

感心したのは、この当時ですでに旧式だったMacintosh 512Kを使っているという達人が載ってました。このページの右側、真ん中の方ですね。

シンセサイザーの制御用に使っていたようですが、あえて最新ではなく、旧式にこだわるという記事が光ります。

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下の段、千葉麗子氏も出てますね。知る人ぞ知るお方ですが、こんな方のMac活用術まで載ってました。

ハイスペックマシンの活用者も出てきますが、それはハイスペックでないと追い付かないという用途だったりします。

ロースペックながらも、思わずうなる活用術も出てきて、これはこれでためになりました。PC雑誌の記事で、未だにNo.1記事だと思ってます。

コンピューター、用途なければただの箱。いかに最新鋭、高級機種だろうが、活用法がなければゴミも同然です。

これは、今も同じですね。

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さらに1年さかのぼって、今度は95年。

この年は、阪神大震災があった年でしたね。

で、ちょうどこの年の終わりごろにWindows 95が出ました。これは、その直前の雑誌です。

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この当時、Nifty-serveで通信をせこせことやってた時代でして、このPCカード型モデムが気になってました。

で、この当時、発売されたばかりのPowerBook 5300を買いまして、ちょうどこのページの左上のやつがMacでもWindowsでも使えるカードだっていうんで、買った覚えがあります。

今にして思えば、なんでMacを使ってたのにWindowsの本を買っていたのか?

もっとも、この頃は月に5、6冊の本を買ってましたからね。日経WinPC、DOS/V PowerReport、Asahiパソコン、DOS/Vマガジン、Oh!PC、Mac Fan……記憶にあるだけで、これだけ買ってます。今生き残っている雑誌は、ほぼありませんが。

なお、それから数か月後、Windows 95が出た後に発売された東芝のLibretto 20でも、このモデムを使いました。

で、それから26年。今やPCなんて10万円以下で買うのが当たり前の時代。スペックの進化は、まさしくけた違いです。

が、人間てのはそれほど変わっておらず、未だに当時の情報教育の目的も達成されておらず、しかもスペック本位な思想は完全に払しょくされたとはいいがたい状況です。

しかし、世の中はハード、ソフト、インフラの進化に伴い、AIだのアプリだのがあふれ、そこから新しいビジネスモデルが確立され続けてます。が、その波に、この国はいまいち乗り切れていない様子。

この90年代前半の雑誌を見つつ、今を比べるにつけて、その理由を感じたように思います。

いい加減、20年以上停滞したこの思想を取り払い、時代を動かしませんかね?


電子工作マガジン (2021年秋号)

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