何が原因でWindows 11にアップデートできないのか!?がある程度わかる非純正互換性チェックアプリ
そりゃあ、こんなメッセージだけでは普通は納得しませんよね。
ということで、有志の方が、何がダメなのかを教えてくれるWindows 11互換性チェックアプリを作成して、公開してくれています。
純正よりも高機能なWindows11互換性確認アプリ『WhyNotWin11』が登場! | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z
で、アプリそのものは下記のGithubのリンク先にあります。
Releases · rcmaehl/WhyNotWin11 · GitHub
というわけで、早速使ってみました。
チェックを通っているPCでチェックしても仕方がないので、これを使ったのは、Microsoft純正なのに無惨にも切り離されてしまった我が家のSurface Go。
早速、exeファイルを入手して起動……
すると、こんなヤヴァい見た目のメッセージが。
ここは「詳細情報」をクリック。
すると「実行」ボタンが出てくるので、これをクリックします。
クリックした直後からすぐに、チェックに入ります。
で、出てきた結果はこれ。
これを見る限り、CPUが怪しくて、ストレージがアウトな模様。
なお、ストレージ容量は額面上の64GBではなく、システムで表示されている57GBという数字で判定されている模様。
確かにこれ、メモリー4GB、eMMC 64GBという貧弱モデルですからねぇ……というか、これがストレージ容量が原因でダメってことなら今売っているSurface Go 2やSurface Laptop Goの4GBメモリー/eMMC 64GBモデルもアウトってことじゃないの?
一応、公式ではSurface Go 2とLaptop GoはOKということになってますけどね。もしかしたら、モデルによっては、アウトの可能性もあります。
CPUがアウトという理由がよく分かりません。確かに、あまりいい性能ではないことは認めますが、64ビット対応ですよ、一応は。
なお、今Microsoftが配布している互換性チェックアプリは、かなり厳しめに見過ぎているという話が。どう見てもWindows 11に対応していてもおかしくないのに、非対応とされているケースが続出しているようで、修正を検討しているようです。
まだ未完成?Microsoft、Windows11との互換性確認する「PC正常性チェック」の修正を約束 - ソフトアンテナブログ
ところで、今回のこのWindows 11の互換性チェックで最も揉めている(?)のは、TPMの項目。
このWindows 11の互換性チェックの騒ぎで知ったのですが、Windows 11からはTPM 2.0のチップが搭載されていることが必須条件となる、と言われているようです。
このTPMとは、Trusted Platform Moduleと呼ばれるもので、早い話が暗号鍵やデジタル署名の精製などをやってくれるセキュリティチップだそうです。
元々、Microsoftは2016年7月28日以降に出荷するWindows PCについては、このTPM2.0を必須としていたようです。
というわりには、2016年8月30日に出荷が始まったIntelの第7世代CPU”Kaby Lake”がはじかれてしまうという事態が発生。
Microsoftも、Windows 11に対応するのは第8世代のCoffee Lake以降だとも言っているとの話もあり。
いや、しかし、2016年に買ったPCがもう使えないって、ちょっと早すぎる気がするんですが。。。
なお、いろいろと調べてみると、最新のCPUであっても、このTPM2.0ってやつで引っかかる場合があるそうです。
その場合は、BIOSでTPM1.2相当にされてしまっているようなので、BIOSの設定を変えれば治る場合もあるとのこと。
ちょうどこの動画の9分40秒辺りで、それをやってますね。
が、そもそもTPM2.0は必須じゃないというMicrosoftの公式見解もあるとかないとかで、この辺り、しばらく揉めそうです。
「Windows 11に対応していない古いPCなら、買いなおせばいいじゃない!」という意見もありますけど、私はあまりPC買い替えには賛成できませんね。
もうそろそろ、PCなんてものは壊れるまで使う、というのが普通の機械じゃないかと思ってます。5年やそこらで買い替えなんて、もってのほか。
ならばいっそ、2025年のWindows 10サポート切れぎりぎりまで使った方が良いということなのかもしれません。
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