こんなもの買いました。
非接触温度計です。
もう一度言います。
非接触温度計です。
体温計ではないことに注意。
お値段は2300円ほどと、かなりお安い温度計です。
無論、医療機器ではないため、これで測定した体温を真に受けちゃいけません。
ですが、異常か異常でないかくらいは分かりそうなもの。
このところ毎朝、体温測定してから出社するんですが、脇に挟んで測る体温測定って、2~5分くらいかかるんです。
だけど、要するに異常か異常でないかが分かればいいのなら、こんなものでもいいんじゃないか?
朝の数分って、貴重ですからね。体温測定ごときに使ってられません。
てことで、ダメもとで買ってみたというわけです。
箱の裏は、こんな感じ。
ここには載ってませんが、大体想像がつくかと思いますけど、やはり中華です。
ちなみにこれ、思ったよりまともな日本語のマニュアル付き。
なんだか、怪しげな証明書も。
ということで、これで”体温”を測るとどうなるか、試してみました。
まずはいつもので測ります。体温は、36.2度と出ました。
この体温計も、正直、怪しいと思うことがしばしば。時々、35.2度とか出すんですよね。ちょっと低すぎ。
ま、とりあえず、これを”正”として、検証してみます。
起動すると、こんな画面が。
3秒ほどで、起動します。
手首で測ると、こうなりました。36.5度。先ほどの値の+0.3度。悪くない数字です。
そういえばこの温度計、BodyモードとSurface Tempモードの2つがあって、マイナスボタンを押すと切り替わります。
ちなみに、同じ場所をSurface Tempモードで測った温度はこちら。
大体4度くらい補正してるってことですね。
以前に「サーマルセンサー「AMG8833」とRaspberry Piで非接触体温計っぽいものを作ってみた: EeePCの軌跡」という記事を書いた時に検証してますが、大体2~6度のずれがありましたね。5センチくらいなら、4度というのも妥当かと。
なお、額を測るとこんな感じ。
測り方によりますが、ちょっと高めな気がします。
最近は手首で測るというのがいいといわれてるみたいですね。なんとなく分かります。
頭ってやつは、少しぶれが大きいように思えます。考えてみれば、常に露出しているので、実体温からのずれが大きいのかもしれません。
ちなみに、メインPCの表面を測ってみました。これは、電源オフ状態の表面温度。
オンにしてしばらく放置したときの温度。
Surface Tempモードなら、100度までは測れるそうなので、熱さを把握するために使うのも可。
というかこれ、本来はこっちの用途のための温度計ですよね。表向きは。
安くて怪しげな”非接触温度計”を体温計代わりに使いたいとお考えの方には、参考になるような、ならないような、何とも言えない記事ですね。
あくまでも、私の買った製品ではまあまあな結果というだけであって、同じことを考えている方は自己責任でお願いします。
でもまあ、時々は普通の体温計とキャリブレーションしながら使うなら、まあ使えないこともないかなぁという程度ですね。高過ぎ or 低過ぎな体温が出たときは、普通の体温計で検証する、という癖をつけておけばOKかと思われます。
あくまでも、異常か異常でないか、を知るための機械、であることをお忘れなきよう。
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