68000と挿し替えて使うCPUアクセラレーター
念のために申し上げておきますと、現代の話です。
68000と挿し替えて使えるCPUアクセラレータ「Buffy Acellerator」 - PC Watch
モトローラ製のMPUである68000と挿し替えて使えるCPUアクセラレーターを作ろうというプロジェクトが進行中だそうです。その名も、Buffy Acellerator 。「吸血鬼殺し」という意味だそうで。
Amiga 500/1000/2000などの68000を引っこ抜いて挿し替えるだけで、高速化が望めるそうです。
ちなみにこの狭い基盤の上に、1GHzのCotex-A8のプロセッサーがのっかっており、さらに512MBか1GHzのメモリーが、そしてフラッシュメモリーに68000のエミュレーターが載っていて、高速化された68000相当のふるまいをしてくれるそうです。大体、400MHz相当だとか。最大でも20MHz程度だった68000からすれば、相当速いです。CPU部分だけは。
昔、286や386の上からかぶせて使う486相当のCPUアクセラレーターなんてものが流行りましたが、あれを彷彿とさせるブツですね。
なお、我が家にも68000をのっけたマシンが存在しますね。Macintosh Plusっていうんですが……ただこいつははんだ付けされているため、ちょっとこれは使えませんね。
今どきのテクノロジーを惜しみなく投入した、力技感が満載のハードウェアアクセラレーション技術。こういう話題、私は好きですね。
そういえば、PC-9801DXでMNISTで学習した畳み込みニューラルネットワークの推論を走らせるという暴挙(?)に出たツイートがありましたね。
このPBL成果を応用してPC-9801にCNNを実装し,手書き文字認識を実現してみました!
— 大将 (@T_taisyou) February 5, 2021
30年前(1990年)の国産PCで1分20秒ちょっとで手書き文字が認識できてます
そのうち「令和のPC-98プログラミング」として技術を本にまとめ,技術書典などで頒布しようと思います!!
ソースコードはGitHubなどに公開予定 https://t.co/jgtFyFTWc2 pic.twitter.com/2YbvgDHOwg
いやあ、こんなマシンでも走るんですね、CNN。感動しました。
にしても、オールドパソコンユーザーって、どうしてこう無茶するんでしょうか?
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コメント
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力業なアイテムが出てきましたね。
はんだ付けされてても、交換する方は
いらっしゃるでしょうねぇ、Plusは貴重すぎですが(汗
初代のX68000で同じようなCPU交換を
してみたんですが、あまり意味なかった
ように記憶してます。周りが付いてこないので
投稿: mokekyo | 2021年2月11日 (木) 20時01分
> mokekyoさん
昔流行ったアクセラレータも、そんな感じでしたね。考えてみれば、エンジンだけ5リッターV8に置き換えた軽トラみたいなものですからね。無理矢理過ぎる。
今は敢えてそんなことしなくても、速いPCがありますから、昔のパソコンはそのまま使う方がベストだと思います。
投稿: ディープタイピング | 2021年2月12日 (金) 03時26分
> 今は敢えてそんなことしなくても
身も蓋もない(苦笑
CPU内で済ませる計算は誤差だったりするので
メモリを少量でも載せてプログラムを動かせれば
ポリゴンやワイヤーフレームのゲームがガンガンに速く
ならんですかね、
ここは男の子のロマンって事で(w
投稿: mokekyo | 2021年2月14日 (日) 13時37分