子供の科学 4月号にて「Scratchで機械学習」
大人なのに買ってしまいました「子供の科学」。
もっとも、うちには小学生が一匹いるので、別におかしくはないんですか。
はい、これです。この表紙を見れば、買わずにはおられません。
特に、この辺りです。「あらわる!空からの刺客」……ではありません。「Scratchで機械学習」の方です。
この手の特集のタイトルは、たいてい「AI」で済ませてしまうものですが、さすがは科学雑誌です、しっかり「機械学習」と明記しているところに好感です。子供向けだからこそ、曖昧な用語ではなく正しい言葉を用いようというこの雑誌の姿勢が素晴らしいです。
さて、商用誌なのであまり込み入った紹介はできません。詳細はお買い上げください。
まず、使用言語は「Scratch」です。もっとも、ただのScratchではなくて、機械学習用の改造版Scratchを呼び出します。
で、私も早速、試してみることに。ここから雑誌の内容に従ってごにょごにょすると、機械学習版Scratchが呼び出せます。
で、その機械学習版Scratchですが、PC内蔵のWebカメラなどを使い、画像の学習を行います。
私もやってみました。雑誌とは違って、グー、チョキ、パーをそれぞれ20枚づつ学習させます。
で、学習後に、カメラの前で実際にグー、チョキ、パーをかざしてみます。
「パー」が1、「チョキ」が2、「グー」を3のラベルとして認識させました。
20枚ですが、かなり正確に学習できていることを確認。
この学習器を使って、あとはScratchのプログラムを組みます。
この雑誌では、上のようにPongゲームをプログラミングしてました。
で、ジェスチャーを学習した学習器を使い、手によるジェスチャー操作をするというゲームを作成。
たったそれだけの特集でしたが、画像認識というものを理解するには良い記事ではないかと。
裏ではTensorFlowが動いているようですね。しかし、今どきのPCなら問題なく動作してくれます。
新型コロナウイルスによっていつもより長い春休みを、子供と共に機械学習で過ごしてみませんか?
お値段は880円(税込み)です。
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