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2020年1月15日 (水)

ディープラーニングに快感を覚える不可解な主人公が出てくる漫画

Smart Newsで「マンガ」ジャンルを漁っていたら、ディープラーニングという文字が目に飛び込んできたので、読んでみました。

ディープラーニングの破天荒な快感【マンガ『雇用大崩壊』#1】|雇用大崩壊 ~マンガある若手技術者の会社を変える挑戦~|堀江貴文|cakes(ケイクス)

はい、まずはリンク先を、ご覧ください。

……ご覧になりましたか?

「私……いま……ディープラーニングしてます……」

という不可解なセリフを、ご覧いただけたでしょうか?

いやあ……なんて言うんでしょうね。

おそらく「ディープラーニング」という用語をわかりやすく説明するために、こういうシーンを入れたつもりなんでしょうけど。

これ、確実に誤解を招きかねないようなマンガですね。

他にも、頭の痛くなるセリフが盛り沢山です。

ほんと、頭痛いです。

機械学習というだけあって、ディープラーニングというのは本来、機械がやることです。

それを人間がやっているということだけでなく、随所に意味不明なセリフが多いです。なんで手でネジを締めると「ディープラーニング能力が上がる」のか!?

ディープラーニング能力を上げる(という表現も変ですが)には、ネットワークの構成をチューニングする、より多く、良質のデータを与えることが必要なんですけど、なんでしょうね、このマンガは!?

別に、ディープラーニングをマンガにすることは反対しませんけど、ただでさえ誤解を招きやすいバズワード化した用語に、いらん説明を加えることはやめてほしいですね。

擬人化するならば、「はたらく細胞」くらい徹底的にやってほしいものです。

でも、これが堀江貴文氏の本の中に出てくるマンガだなんて……うーん……

これを収めている本の表題は、至極まっとうなんですけどね。確かに、今の日本の社会に訴えるにはもっともなテーマです。

が、これじゃあ若者が「頭おかしい」だけで終わりかねない気がしますねぇ……大丈夫でしょうか?

せめて、本の本題の方は真っ当であることを願います。

雇用大崩壊: マンガ ある若手技術者の会社を変える挑戦

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