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2019年10月14日 (月)

3次元形状の畳み込みニューラルネットワーク(VoxNet)に用いた3D形状データを見るためのフリーソフト「MeshLab」

会社で、3次元形状を識別できる畳み込みニューラルネットワーク(CNN)のコードを試してます。

下記のサイトと、そのコードのありかは以下。

 3次元畳み込みニューラルネットワークを用いて3次元モデルを分類してみる(ボクセル) - ぽきたに 〜ありきたりな非凡〜

GitHub - tacky0612/classification3dmodel: 3D model classification 

ここの記事にある通りに進めると、「ModelNet10」(10種類の形状セット)、「ModelNet40」(40種類の形状セット)の3D形状を使って学習させてます。いわば、3D版のMNISTといったところのデータセット。

ここから入手できます(「ModelNet10.zip」、「ModelNet40.zip」)

 Princeton ModelNet

で、もちろん私もこの通り進めました。ちゃんと、認識してくれました。

でもひとつ、困ったことが。

それは「3D形状を見るビューアがない」こと。

3面視のようなものは画像で出力されるんですけど、それじゃああまり形状をちゃんと把握できない。

しかも、よくあるIGES形式でも、STL形式でもない、OFF(Object File Format)という、あまり馴染みのない形式です。

本当に、ちゃんと認識できているのか?やはりきちんと確認するには、形状を読み込んでくるくる回せるやつが欲しい・・・

で、ModelNetの配布サイトを見ると、なにやらビューアっぽいものがあるにはあるんですが、どうやらMATLABを使うコードのようなもののようです。

が、MATLABなんて高価なもの、うちの職場にはございません・・・

ちょっと前だったら、3D形状を自在に扱える環境だったんですが(CAD、CAEツール等)、今はそういうのがないんですよね。

てことで、なんとかいいビューアがないか探してみたところ、こんなのを発見。

 MeshLab

「MeshLab」です。

上のサイトで、ちょっと下に「Download」 -「Win64」というのがあるので、それをクリックしてダウンロードします。

Meshlab01

こんな画面が開きます。

予め、ModelNetのサイトから「ModelNet10.zip」をダウンロード、解凍しておきます。

で、「File」-「Import Mesh…」を選び、ModelNet10の一つを適当に開いてみます。

Meshlab02

ここでは、「Chair」-「train」-「chair_0006.off」を開きました。

ちゃんと開きますね。

Meshlab03

左ボタンを押しながらマウスを動かすと「回転」、ホイールボタン(真ん中ボタン)を押しながらだと「移動」、ホイールボタンを回すと「拡大/縮小」できます。

これで、データセットの確認が容易になりますね。

ただ、一点注意です。別のファイルを読ませる時、そのままimportをすると、前の形状データに重なってしまいます。一体、新規(白い書類のアイコン)をクリックしてから読むようにしましょう。

Meshlab04

なお、「File」-「Export Mesh As…」を選んで、別の形式に出力させることができます。

以前、私がよく使ったのは「.igs」と「.stl」ですが、ここには「.stl」がありますね。

先のコードでも、STL形式を読み込むことはできるようです。また、よくあるビューアも、STL形式なら読めるものが多いです。

3次元形状の認識AIを作ってみたいとお考えの方は、とりあえずこのMeshLabでの形状チェックをお勧めします。

でも実際に使うには、3Dのデータを作らなきゃダメですから、やはりCADソフトは必要でしょうね・・・

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