「物体検出やぶり」な模様が考案!?「デジタル迷彩」の動画
YOLOやSSDといった物体検出は、もはやあちこちで使われています。
特に人を追跡する用途に使われていることも多いようで、例えば防犯カメラから特定の人物がいつ通ったかなどを割り出すのにもつかわれているようです。
お隣の国に至っては、個人名まで紐づけされているようですから、犯罪者の追跡にまで使われちゃってるようです。
ところが、そんな物体検出を「無効化」するデジタル迷彩が考案されたようです。
これ凄い!新時代の「デジタル迷彩」
— Podoro (@podoron) 2019年4月23日
一見普通の特殊なイラストを重ねるだけで、監視カメラの自動検知システムが人を認識できなくなる研究。カメラで撮られても記録に「映らなく」なる。(笑い男…!)
めちゃめちゃサイバーパンクだ。 この柄のシャツ作らなきゃ。
論文:https://t.co/DeXeh1VPH3 pic.twitter.com/sJLyuOik9P
このツイートにある動画。一見すると、何の変哲もない物体検出動画ですが。
よーくみると、3人の人が写ったような模様が描かれた紙を持っている人は、検出されていません。
その絵を裏返したり、隣の人に渡すと、途端にそれを持った人に「person」の枠がつきます。
ということは、その絵が物体検出を無効化する柄だということが分かりますね。
では、これをTシャツに印刷してしまえば・・・
特に中国では、流行るんじゃないでしょうか?
もちろん、対策はされるでしょうけど、また別の「デジタル迷彩」が出てきて・・・といういたちごっこがはじまりそうな予感です。
物体検出は、万能ではない。
特に個人を追跡するような目的のものは、こういう裏技が編み出される可能性があることを、開発者は肝に銘じた方がよさそうです。
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