また人工知能特集のInterface1月号買いました
2か月続けてやってくれますね、Interfaceさん。
機械学習・AI特集のレベルが毎度高いInterfaceの2019年1月号は、「小型リアルタイム組み込み人工知能」特集となっております。
目次はこんな感じ。
ARMマイコンで動かすTensorFlowなどが出ております。
中身をご覧になるには、ぜひお買い上げいただくとして・・・
ちょっとすごいなと思ったのは、どちらかというとこの手の組み込みAIというのは「物体認識」までやるのが普通なのですが、この絵にある通り「物体検出」までやらせてます。
ARMコアのボードで、なんとYOLOを動かしているようです。
うーん、なかなかすごいですね。さすがに数十fpsとはいかないようですが、実用不可能ではない速度で動くみたいです。
おまけに、強化学習です。
AIを自身で鍛えさせるこのアルゴリズム、一度は体験したいものです。
このほか、ARMマイコン用TensorFlowや
学習済みモデルの変換など、いろいろです。
深層学習が普及し始めて、各所で応用が行われ始めている今日この頃ですが。
それをいざ現場で使おうと思うと、それを動かすエッジ端末の壁にぶちあたります。
当然、お値段の高いGPU端末を使えばいいのですが、そういうものって、工場現場の中で稼働させるには、熱などの問題もあっていささか不都合が多すぎます。
そんなわけで、この手の安くてそこそこ丈夫なエッジ端末が好まれるんですが、今度は性能が低すぎてAIの推論用に使うことができません。
が、性能が低いなどと言っていたのは昔の話。今はそこそこ使える端末も増えつつあるようですね。
工場などの現場で画像認識を使いたいなぁとお考えの方。
今月のInterfaceは、ぜひおすすめです。
ちなみにですね・・・少し前に日経ソフトウェア11月号も買ったんですが。
画像生成アルゴリズム”GAN”が紹介された記事があるというので、期待して買ったんですけど。
結論から言えば、TensorFlow用”DCGAN”で独自データでの画像生成を試みてみる: EeePCの軌跡の記事の方がマシだと思える内容でした。
申し訳ないですが、Interfaceの方が技術レベルは上ですね。
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