ニューラルネットワークで”サザエさんじゃんけん”勝負に勝つ
実はかれこれ10年以上、サザエさんを見ておりません。
そんな私でも、サザエさんの予告編の後に行われるじゃんけん勝負というものの存在を知っています。
1991年11月から始まってるんですね、あのじゃんけん。実は私はあまり好きではないんですが、世の中あの勝負の傾向と対策を立てて挑んでいる人たちもいるようです。
さて、そのサザエさんのじゃんけん勝負に、機械学習で挑むという試みの記事を発見。
機械学習でサザエさんとじゃんけん勝負(ニューラルネットワーク編)
いろいろな手法でやっているようですが、こちらはニューラルネットワークで挑んだ記事。
時系列変化の予測ということで、この記事がもっとも役立ちそうです。LSTMやSVM、決定木等で挑んだ記事のリンクも張られています。
さて、細かいプログラムコードに関してはリンク先にお任せするとして、ここでは結果だけ書いておきます。
「サザエさんじゃんけん研究所」という有志が分析して立てた傾向と対策で、1996年1月~2018年8月第2週までで勝率70.3%をあげているそうです。
で、このリンク先のコードによる勝負ですが、前回までの手を機械学習して、サザエさんじゃんけん研究所と同じ期間(1996年1月~2018年8月2週目)の予測を行ったそうです。
その結果は・・・71.51%!
本家を超えてしまったそうです。偶然なのか、それとも機械学習の勝利というべきなのか。
ひとつ言えることは、人の長年の経験を、機械学習でも再現できるということですね。
ただ、例えば「FNS27時間テレビの途中で行われる回ではチョキが出やすい」という傾向は、この機械学習では表せなかったようです(データ不足?)。
必ずしも、万能ではないということですね。
とはいえ、ほぼランダムともいうべきサザエさんのじゃんけん勝負に、これだけの精度で予測ができるというのは、なかなかすごいことですよね。
応用すれば、故障予知だったり簡単な需要予測などにも使えそうです。
気になる方は、ぜひ参考まで。
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