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2018年9月21日 (金)

IntelとDataRobotが提携

IntelとDataRobot社が提携し、機械学習自動化プラットフォームの強化を推進していくと発表しました。

DataRobotとIntelが提携、Intelのテクノロジーで機械学習自動化プラットフォームの強化を推進 - クラウド Watch

Intelはともかく、DataRobotって何!?というお方が多いと思われるので、補足。

DataRobotとは機械学習用の自動化ソフトであり、画像認識以外の時系列データ等の機械学習を得意とするツールです。

1000種類以上の機械学習アルゴリズムを内包しており、データの特徴に応じて30種類のアルゴリズムを選択、同時に推論を行い、最も良い手法を提示するというソフトです。

例えばですが、「土地の値段」というものは最寄りの駅までの距離、コンビニ、学校、本屋の有無、平坦な土地か否か・・・などなどの様々な要因で決まっています。

ある街では、そのいくつかの要因の内、どれが支配的かどうかを調べたり、あるいは駅の距離などから「土地の値段」を推論する・・・というようなことができるツールがDataRobotです。

といっても、上のようなことは従来手法(多変量解析等)でもできるんですが、要因の数が数千、数万にも及び、データ件数が数十万というビッグデータを扱えるのがDataRobotというわけです。

工場などでは不良品が出る要因を分析して、その源流対策を取りたいと考えるわけですけど、最近はこの数万以上のデータでないと分析できないようなケースが多く、その要因解析や不良品予測などでこのDataRobotが期待されているようです。工場だけでなく、人事評価や経理、売り上げの予測などでも使用可能。

この手の手法の活用は、いわゆるデータサイエンティストと呼ばれるデータ分析専門の人が必要となりますが、このDataRobotはそのあたりの手法選択等を自動化してくれるため、幅広い人々が機械学習を活用できるようにするソフト、いわゆる「AIの民主化」のためのソフトウェアというわけです。

・・・というのが、私が聞いたDataRobotの説明。他の機械学習ツールとは一線を画したソフトなのですが、今のところGPUではなくメニーコアCPUを使うことが前提のツールですね。そのあたり、Intelと相性がよさそう。

この両者が引っ付いて、この機械学習の自動化をより進めてくれるというわけです。

個人的には、AMDあたりと提携してくれるとよかったなぁと思ったりするんですが・・・という話はともかく、世の中機械学習・AIの時代になってきましたねぇ、と感じさせる話題でした。

Pythonで動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書

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