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2018年7月26日 (木)

Raspberry PiでRPA!?

RPAというツールをご存知でしょうか?

最近、あちこちで話題になっています。うちの会社でも導入して、早速取り組んでおります。

「RPA」はどうやってPCの作業を自動化する? 代表的な3つの方法 (1/3) - ITmedia エンタープライズ

気になる方は、この辺りの記事で勉強していただくとして。

RPAとは「ロボテック プロセス オートメーション」という言葉の略で、早い話が、PC上の動作を自動化して定型作業を自動化してやろう・・・というツールのことです。

よくExcelのマクロと比較されますが、Excelマクロとの違いはおおむね以下の通り。

■ Excelマクロ以上のことができる

なにせ、マウスのコントロールも可能ですから、Excelマクロでは困難だったWebブラウザの中身をコピペするなどと言うそうさまでできちゃいます。

■ VBAを覚える必要がない

マクロと言えどもプログラム言語ですから、それなりのプログラミングの知識が必要。ですが、RPAの場合はこのプログラミングの知識が少なくてもとっかかれるという特徴があります(と言われてますが、最近はやはりプログラミング知識がいるんじゃないかと・・・)

■ 「管理」が可能

Excelマクロは、どのPCにどう言うマクロが入っているか把握できないといういわゆる「野良マクロ」を生み出しています。突然動作して、基幹システムに負担をかけているという事例もあるらしいと聞きます。

が、RPAは自由度が高いゆえに、管理ツールを持つものもあります。許可した人にしか作成したロボットを触らせられないようにするとか、そういう制御ができるものもあります(ほとんどできないRPAツールもありますけど・・・)

ということで、まさに自動化アイテムの救世主ってことで、わりとあちこちで注目されている技術です。

ツールとしては、ここ日本では「WinActor」、「UiPath」、「BizRobo」の3つのいずれかを採用してますね。

(UiPathは、個人ユーザーで非営利利用なら無償で使えます)

UiPath(ユーアイパス) 日本

「働き方改革」の一環として使われているようですが、中には定型作業しかできない社員をクビにする(いや、正確には”業種転換”を迫り、できなければ・・・)ために使われているらしいという話も聞きますね。

そんな楽しいツールなら、ぜひやってみたいという方も多いでしょう。私もそんな人の一人。定型作業しかできないで高給をもらっているようなクズどもには、この会社から消滅・・・あ、なんでもありません。

さて、Raspberry Piのような手軽なコンピューター向けにもあるんでしょうか、RPA。

こんな記事を発見しました。

RaspberryPIで動かすRPA

Raspberry PiでRPAと題されたこの記事。なかなか興味深いですね。

ただ、正直言ってPC用にでているRPAツールほどは機能がなさそうです。レコーディング機能や、簡易な言語での実装もなさそうな感じ。ちょっとハードルが高そうです。

やはり、RPAといえばWindowsなんですかね?Windowsでの業務が多いですから、Linux系はあまり及び出ないかもしれませんね。

それでも、Webサイトを巡回して決まりきった部分を切り取る、なんて業務だったら、このRaspberry Pi RPAでもできそうですね。なんとなく、頭の片隅に置いておくといい記事かもしれません。

RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~

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Raspberry Pi・Arduino・電子工作」カテゴリの記事

コメント

RPAって言われるんですね、最近だと。
私がプログラマしてた頃はこういう自動化はやってましたよ、
コンパイル作業や作ったオブジェクトの入出力のテストをする為
そういう誰がどうやっても変わらない部分はぶっちゃけ上司の
無能さんにツールを教えてやってもらってました(w

ラズパイとかで擬似操作をするんであれば、マウスやキーボードを
エミュレートするようにハードウェアを組んでしまってもいいのでは
ないだろうかと。実際のキーボードマウスの間に挟んで記録する
ようなタイプのものならば、OS関係ないですからね。

こんにちは、mokekyoさん。

RPAというツールは、まさに昔はプログラマがやっていたことを一般人でもできるようにするという目的のツールでして、おっしゃる通り昔から可能ではあります。

ただ、それをある程度プログラム経験のない人でもできるようにするというのがこのRPAというツールがもてはやされている要因となってます。実際使ってみると、やっぱりプログラミング知識は必要じゃねえかと思えてしまうんですが、敷居が下がったのは確かですね。

変な話ですが、プログラミングの知識を必要としないツールとして導入したツールなんですが、結局それなりのアルゴリズムが組めないと自動化できないツールといった感じ。プログラミング思考を訓練したことのない人が使っても、まるで役に立ちません。おかげで、わりと最近までこのRPAというツールは敬遠されていた感じなんですが、海外勢が活用しているという話が伝わると、急にここ日本でも盛んになりました。IT技術者、プログラマー復権のきっかけになるか、個人的にはそのあたりに期待しています。

元プログラマな私が言うのもなんですが、プログラムってのは
ただの『手順』なだけですから、プログラムを考えるってのは
家の家事掃除手順を考えるってのと変わりません。

まず、洗濯ものを柄物や汚れ物を分ける、洗濯機を回す、
その間にこの部屋の掃除をして、出来ればこっちの部屋も
洗濯機が終わったらその処理を中断して干してからまた
掃除を再開する、こういう手順です。それとプログラムは
なんら変わりないんです。

プログラムできないってのはただの食べず嫌いで、やる事を
書き出せば、そのやりたい事をプログラム言語やツールの
手順の1つに置き換えるだけなんです、出来ないのは仕事でも
あれやってこれやってああ、アレやるの忘れてたどうしよどうしよと
その場しのぎの事しか出来ないダメ上司みたいなもんじゃ
ないでしょか(w

こんにちは、mokekyoさん。

まさにおっしゃる通りです。が、不思議と手順がめちゃくちゃな人が上に上がるんですよね、この国は。

「よう分からんけど、ちゃちゃっとやっといて!」

と言う人間の多いこと。ちゃちゃっとやることなど不可能で、最短、最適な手順が組める人がそれを行なった結果できるものなんですよ。ところが、それがどれだけ大変なことかを理解できないから、ちゃちゃっとやれた人への評価が低い。IT土方という言葉は、こういう背景から生まれているのではないかと思っています。

すいませんね、ほとんど愚痴ですね、これじゃ。

上に行く人間は仕事より人脈を作りますからね。
自分に出来ないコトはこいつにふればいいや的な
感じでしょう。そして、自分の手柄のように振舞う。
そして、上司からの評価が上がってトントン拍子。

実際に仕事をするのもスキルですが、割り振りを
してうまく業務を回すのもスキルであり、上司に
判りやすいですからね。

なので、プログラマは若いうちは良いんですが
歳を喰うと付いてけないのでSEに鞍替えか
職換えですね。一生プログラマは相当なスキルの
ある方なので、足を向けて寝られません(w

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