トマトを収穫するロボットが登場!AIはついに農業へと本格参入
東大の松尾豊先生がディープラーニングで可能なこととして掲げていた「トマトを収穫できるロボット」が、いつの間にか実用化してました。
AIで農業の人手不足解消へ トマトを自動で収穫するロボットが活躍 | 未来コトハジメ
トマトというのは、熟したものだけを選別して収穫しなければならないため、これまでは目に頼って人の力で収穫するしかありませんでした。
それを、まさにAIにより選別、収穫を行う仕組みを作ってしまったようです。
とある農園で働くこのロボット、ハウス栽培のこのトマト畑で、収穫作業を全自動で行っております。
ただ、収穫以外に手入れ作業とパッキング作業だけはまだ自動化できておらず、全作業16万時間の内4万時間弱が自動化できたにすぎません。
しかし、重労働の一つが機械化・自動化されたことで、農業に人を呼び込むきっかけになると考えているようです。
でも、とうとう松尾豊先生の提唱していた未来の一つが具現化してしまったんですね。
最近の講演内容が分かる資料:東大 松尾豊氏が語る「ディープラーニング×ものづくり」戦略【前編】 —ABEJA「SIX 2018」 | IoTニュース:IoT NEWS
そういえば、万引き防止システムも作られてましたね。
この調子なら、同じく松尾豊先生が唱える、牛丼屋の全自動化も目前かもしれません。
![]() |
« 3500円のゲームボーイ互換キット | トップページ | 65000円の光造形方式3Dプリンターがすごいらしい »
「ロボット系」カテゴリの記事
- 2024年まとめ記事(2024.12.31)
- ロビ君再始動!等(2022.11.13)
- ツクモロボット王国の実店舗が閉鎖(2020.05.22)
- Ankerのロボット掃除機”Eufy”買ってみた(2020.03.22)
- 土木作業用四足歩行ロボット(2020.02.28)
「科学・技術」カテゴリの記事
- 2024年まとめ記事(2024.12.31)
- 円形計算尺を購入してみた(2024.05.19)
- 東京ビッグサイトへ行ってきました(2024.04.25)
- 月着陸実証機SLIMが再起動!(2024.01.29)
- JAXAより小型月着陸実証機「SLIM」の写真公開(撮影はSORA-Q)(2024.01.26)
「数値解析系」カテゴリの記事
- ollamaでオープンモデルでマルチモーダルな生成AI「gemma3」を試してみた(2025.03.20)
- 生成AI系の本を2冊購入(2025.01.30)
- Windows 11でFORTRANをコンパイルしたい!という方への対処法(2025.01.04)
- どこに視線を向けているかを可視化してくれる物体検出器(2024.12.23)
- 2024年まとめ記事(2024.12.31)
「水耕栽培」カテゴリの記事
- トマトを収穫するロボットが登場!AIはついに農業へと本格参入(2018.07.04)
- 水耕栽培とアクアリウムを両立!?水槽付き水耕栽培キット”Grove Ecosystem”(2015.12.10)
- 農業もIoTの時代へ!センサー装備の電子かかし”e-kakashi”登場(2015.10.22)
- ”コイン精米機”使ってみた(2015.06.22)
- 糖質制限ダイエットの味方!?水耕栽培キット”ピッコラ”(2015.05.20)
いいニュースですね♪
日本の農業の未来にとって、大事な希望だと思います。
(デンマークなど北欧では農作業の自動化が進み、労働生産性がすごく上がっていると聞いたことがあります。)
松尾先生のいう、「目」を持つ機械による自動化は、これから勢いよく具現化しそうな予感がありますね。
企業がこうした取り組みに乗り遅れないことを願います。
投稿: Nobu | 2018年7月 5日 (木) 09時07分
こんにちは、Nobuさん。
弊社は遅れに遅れ…いや、なんでもありません。しかし、松尾先生のおかげか、ここ日本でも多くの事例が出始めてますね。頼もしい限りです。
この手の分野は、若い人に任せないとダメですね。老人の多くは抵抗を示すので、全然進みません。もちろん、そういう人ばかりではありませんが、多いのは事実。若手に権限を持たせる仕組みが必要ですよね。
投稿: arkouji | 2018年7月 6日 (金) 19時04分
日本でこういった研究が盛んになった契機は、世界第2位の農産物輸出国が小国オランダで、その躍進の理由が工場化した超ハイテク農業だということが知られるようになってからですね
機械が入りやすく、あるいは人が楽な姿勢で収穫できるように、天地の高いビニールハウスを開発したりというのは、天災が多くエネルギーコストが馬鹿高な日本では難しいという話もありますが、小売り価格が安定するというのなら、一般消費者としても挑戦してほしい技術開発だと思います
投稿: マジック144点灯(熱しやすく冷めやすい日本人) | 2018年7月13日 (金) 19時28分
こんにちは、マジック144点灯さん。
農家のなり手が少なくて、どんどんと高齢化が進んでいるのが現状のようですが、こういう分野にこそ省力化の決め手となるAI技術が導入されるといいんですけどね。
日本の問題としては、小規模農家が多すぎるということもあるみたいですね。おかげで効率が悪いみたいです。この辺りもいずれ改善されるといいんですけどね。
投稿: arkouji | 2018年7月14日 (土) 21時19分