日本のAI政府予算は米中の2割以下
まずお断りしておきますが、金額が大きければ必ずしも成果が出せるというものではありません。これまでの基礎的な研究地盤がないとお金だけではだめですし、そういう意味では日本はまだ十分巻き返せると私自身は思っています。
が、少なくとも本気度が全然違うというのがよくわかる記事です。
日本のAI予算、米中の2割以下 18年度770億円 - 共同通信
口では重要だと言っていても、しょせんはこの程度の認識だということが、この数字には表れてますね。
国家予算の総額規模の違いもあるので、一概には言えませんけど、いくら何でも日本の国家予算総額がアメリカの2割しかないということはありません。
世界各国の国家予算規模ランキング(2012年)世界ランキング統計局
ちょっと古いデータですが、少なくともアメリカの半分ということでもなさそうです。
要するに、重要でないものにもお金をかけちゃってるってことでしょうね。
戦力や予算の集中という概念が最も苦手な国民ですから、結局八方美人タイプな予算編成の末にこういう結果を招いているんでしょう。
PCでもスマホでもそうですが、日本企業の作るものって、なにかごちゃごちゃしているんですよね。トータルで高くて遅いものになっちゃったりしてますけど、これと同じような現象が予算編成でも起こってるんでしょう。
名誉ある撤退をするべき分野も、多々あるんじゃないかと思います。さもなければスマホの時のように巨大な機会損失を生み出す結果になるような気がします。この手の分野って、ゼロか百の世界ですからね。20%の投資で20の結果が返ってくるような甘っちょろい分野ではありません。
まあ、こういうのって民間の中でもありますね。未だにそもそも論を言う人がいて、自身が取り残されているのに気づかない。あまり詳しくは言えませんが、そういう現場を目の当たりにしちゃってるので、ああ、今度も負けるのかなぁって予感しています。
何とかならんものですかねぇ・・・愚痴ばかりで、すいません。
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