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2017年11月15日 (水)

長野県伊那市でドローンを使った鹿検知コンペを実施

鹿の被害が6億円にも及ぶという長野県伊那市では、ドローンを使った鹿検知のコンペを行ったようです。

獣害に苦しむ自治体を救え! 伊那市「ドローン×鹿検知コンペ」密着取材 | ROBOTEER

鹿の被害だからといって、馬鹿にはできないようです。農作物の肥大のみならず、木々の皮を食べるなどにより南アルプスの表土がむき出しになって、最悪土砂崩れを引き起こしてしまうみたいです。

鹿の個体調整を行うために、鹿がどこにいるのかを把握するためにドローンを使おうと思い立ったようで、そのドローンと物体検出を組み合わせて、いったいどれくらい鹿を発見できるかを競うコンペを行ったようです。

山中には鹿のはく製が置かれており、それがどこにあるかを探させるというもので、いくつかのチームがこのコンペにトライ。ディープラーニングによる物体検出を使っているところが多かったようですね。

ただ、コンペ自体は天候悪化により途中で中止されたようです。最近はドローンの事故がクローズアップされており、つい先日も私の実家のある岐阜県大垣市で子供が怪我をする事故が起きたばかり。安全最優先で行われているようです。

そういえば、以前聞いたとあるAIベンチャー企業の発表にも、ドローンを使った畑の病害虫監視システムというのがありました。実際に病害虫に侵されているところだけ農薬をまくようにするため、ドローンで定期的にスキャンするというものでした。

人の真上を飛ばすのはあまりよくないですが、こういう場所であればむしろ便利な活用法があるドローン。次はぜひちゃんとした天候のもとで行われて欲しいものです。

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