AI特集のInterface 12月号を買いました!
3か月に一度くらいはディープラーニング特集を行っているInterfaceですが、12月号もAIの特集をやってました。
今回の特徴は、
(1) ディープラーニング以外のAIで使われる機械学習の手法を紹介している
(2) ディープラーニングで最も一般的な畳み込みニューラルネットワークの説明にある程度紙面を割いていること
(3) SONYが提供しているGUIでディープラーニングのコードが作れる「Neural Network Console」のインストールから使い方までを解説している
この3点でしょうか。
ディープラーニングの代表的な3つの手法についても解説が載ってます。わかりやすいですね。
で、これが「Neural Network Console」の目次部分。実際に独自データを使って学習するところまでが解説されてました。それはまた後ほど。
さて、ディープラーニングといえばやっぱり”TensorFlow”。Windowsでも使えて便利なコードですから、ある程度のレベルの人はTensorFlowを使ってみるといいでしょうね。
なにせ、Raspberry Piでも使えます。TensorFlow。上のタイトルにある通り、コードの豊富さはダントツです。
機械学習の一般的な手法が一通り載ってました。
SVM(サポートベクターマシン)や回帰式、決定木やk近傍法などなど、一般的によく聞かれる機械学習法が載ってました。
他にも、ディープラーニングで使われる用語についての一覧なんてものもありました。ちょっと数式や数値の表が載っていて、若干わかってる人向けの項目でしたけど、私には役に立ちそうです。
いつも通り、各章でプログラムコードを交えて紹介されてますが、今回の目玉はやっぱりこの”Neural Network Console”じゃないでしょうか。
インストールから基礎的な使い方、応用編まで幅広く載ってる風でした。
詳細はぜひ本書を手に取ってご覧ください。今後ディープラーニングをやってみたいという方は、一冊持っておいて損はないでしょう。
さて今回のInterfaceですが、今までディープラーニングに手を出してはみたものの挫折してしまったという人向けの内容かなぁと思います。内容が浅く広くというか、用語の解説やGUIで使えるツールの使い方に重きをおいてます。
他の雑誌に比べて、明らかにこの雑誌の編集者には”分かってる人”がいますね。レベルが違います。
ちなみに、来月は”Python”特集をやるようです。
Pythonを始めてみたけれども挫折しちゃった・・・という人は、11月25日発売のこの1月号が楽しみですよね。
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