Interface 2017年8月号は”ディープラーニング特集”
今月号の”Interface”は、みんな大好き(?)ディープラーニングに関する特集記事で満載です。
思わず本屋で見かけるや否や速攻で買いましたが、この雑誌は毎月25日発売。もうちょっと早く気づくべきでしたね。
目次だけでも気になる記事が満載です。
詳しくは雑誌を買っていただくとして、個人的に今月号のInterfaceの注目すべき内容は
・”ディープラーニング”の基礎
・ 画像認識以外の使い方
・ ”Chainer”の導入・使い方
の3点です。
”ディープラーニング”の基礎
まずディープラーニングに関する解説について。
実際の活用事例を紹介したこんなページから
「算数」でわかる簡単なディープラーニングの解説記事が載ってます。
もっとも「これが算数かよ!!」って突っ込みどころ満載な内容ですが、かなりわかりやすく書かれているのは間違いありません。
”ディープラーニング”最大の問題は、中身を理解するためのいい解説書籍・記事が少ないこと、いったい何ができるのかがわかりにくいこと、じゃないでしょうか。
このInterfaceは、その問題に十分こたえてくれる内容かと。
画像認識以外の使い方
ディープラーニングといえば、画像認識が最もメジャーな活用法。私もまさにこれに取り組んでいる真っ最中。
今月号のInterfaceでも、画像認識に関するコードが載せられてます。
なんと「きのこ」「たけのこ」を判別するという、あの紛争をさらに炎上することになりそうな内容。恐ろしい子・・・
そろそろ他のデータ処理方法も知りたいところと思っていたところですが
このInterfaceでは、音声データを教師データにする事例や
言語処理に関する記事まで出ております。もちろん、コード付きで。
いずれ画像以外の処理でも活用したいと思っていたので、これは役立ちますね。
”Chainer”の導入・使い方
今月号のInterfaceは”Chainer”を勧めてます。
日本発のこのディープラーニング用プラットフォーム、確かに日本国内では活用事例が豊富です。
ただ、Windows PCで使うにはインストール方法が煩雑そうでなかなか手が出せなかったんですが。
Windowsへのインストール方法も載ってますね、この記事。VirtualBoxを使うようです。
これからのAI技術として脚光を浴びているディープラーニングについてもっと勉強したい方や、会社で上司から「AIで何か作れ!」などと理不尽な要求をされているシステムエンジニアな方にはお勧めです。25日までしか売ってないので、早めの購入をお勧めします。
それにしても、Interfaceのディープラーニング系の記事はだんだんとレベル上がってきてますね。この分野に明るい編集者がいるんでしょうか?一方で日○Linux等は最近あまり進んでない様子。個人的にはInterfaceに注目してます。
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