Intelがディープラーニングに特化したUSBデバイスを発売
ディープラーニングといえば、学習も認識も高速演算が必要なためGPUなどがもてはやされておりますが。
IntelがCPU、GPUに次ぐ第3の選択肢といえるデバイスを発表しました。
Intelが激安1万円以下のUSB型ディープラーニング用端末「Movidius Neural Compute Stick」を発売 - GIGAZINE
このデバイス、どう見ても大きめのUSBメモリといった感じ。これが、かなり強力な”ディープラーニング用デバイス”なんだそうです。
クラウド前提ではなく、あくまでもエッジコンピューティングとして使うデバイスで、実際このチップを搭載したドローンなどがあるようです。
上の動画ではRaspberry Piっぽい小型コンピュータボードに接続している場面が見られますが、もしかしてRaspberry Pi自体の画像認識速度とかを上げられるんでしょうかね?
搭載されている”Myriad 2 Vision Processing Unit”というチップの演算速度は100GFLOPSとあります。演算桁数などが同じ条件ではないでしょうから直接比較にはなりませんが、Corei7 7700Kが大体200GFLOPSといわれてるので、結構な演算能力です。
使われているフレームワークはCaffe。TensorFlowではないんですね。まあ、老舗なフレームワークですし、妥当なところかも。
お値段はなんと79ドル。用途を考えるとかなり激安。
ちなみに複数個を接続して性能を上げることも可能だそうです。
認識だけでなく、訓練にも使えるでしょうかね?ハワイで22日から開かれる開発者会議CVPR2017で先行発売されてるそうです。
こういうのを見ちゃうと一つほしくなっちゃいますねぇ・・・一般向けはいつ発売されるんでしょう?気になります。
![]() |
« iOS 11 パブリックベータ 2のインストール&使用感 | トップページ | Raspberry Piベースの高精度の地震計”Raspberry Shake 4D” »
「数値解析系」カテゴリの記事
- 状態空間モデル(カルマンフィルタ+トレンド・季節性を考慮したローカルレベルモデルによる予測)を使って、血圧値をフィルターしてみた(2025.06.09)
- Google GeminiでDeep Researchを使ってみた(のついでに、AIについて思うこと)(2025.05.18)
- ollamaでオープンモデルでマルチモーダルな生成AI「gemma3」を試してみた(2025.03.20)
- 生成AI系の本を2冊購入(2025.01.30)
- Windows 11でFORTRANをコンパイルしたい!という方への対処法(2025.01.04)
« iOS 11 パブリックベータ 2のインストール&使用感 | トップページ | Raspberry Piベースの高精度の地震計”Raspberry Shake 4D” »
コメント