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2017年5月28日 (日)

一般家庭でランサムウェア対策を行うには!?

WannaCryのおかげで、バックアップ方法を根本的に考えないといけなくなりました。

注意はしているものの、今後どんなタイプのランサムウェアが出るかわからず、感染の可能性が0でない以上、何らかの対策をしておこうと考えるのは当然かと思われます。

最近こういう記事も出てきましたが

ランサムウェアからWindows PCを守る10の方法 - GIGAZINE

内容はいいんですが、いまいち具体的な方法が書かれていないので、ちょっと調べてみました。

まず思いついたのは、USBデバイスに保存する方法。USBメモリやUSB HDDなどを媒体に使用。

バックアップ時にのみPCにつなぐようにすれば、ランサムウェア感染が発覚した後でもバックアップ時点でのデータは生き残ります。

多分これがもっとも手っ取り早く安全な手法ですが、いちいちUSBをつないでコピーしなきゃならないのでちょっと面倒。

毎日なんらかのデータを蓄積している人だと、このバックアップ方法はちょっと不便です。

続いて考えたのはNASを使うという方法。

ただNASへバックアップするだけではダメです。なにせ最近のランサムウェアは感染したPCと接続しているネットワークドライブをも巻き込むことが分かっております。そのままではアウト。

BuffaloがNASを使ったランサムウェア対策方法を公開してます。

身代金要求型不正プログラム ランサムウェアに負けない対策術 | BUFFALO バッファロー

上の話と似ていますが、NASに外部のUSBメディアを接続してバックアップを取るという方法を推奨しています。

このためにはまずNAS側がUSBメディア接続ができるタイプのものである必要があります。この時点でうちのNASはダメですが。

変更した分の履歴を残して置ける「履歴管理バックアップ」というものに対応しているNASなら、ランサムウェアによって暗号化されてしまった後でも、それ以前の状態に戻せるようです。

NASにつないだUSB HDDは、PC側からは読み書きが不可能なうえ、NAS側で自動的にバックアップを取ってくれるため面倒な作業もありません。

ただし、最低でも5万円ほどのNASしか対応してないため、ちょっと一般ユーザーにとっては敷居が高いNASですね。もうちょっと個人向けのモデルはないものでしょうか?

WannaCryのおかげで、今後ランサムウェアに対する対策の必要性が高まっていくものと思われます。ランサムウェアだけでなく、故障や災害などに備えたバックアップシステムというものが今後需要が増すものと思われます。何かいいモデルが出てくれるといいんですが。

BUFFALO テラステーション 管理者・RAID機能搭載 2ドライブNAS 2TB TS3200DN0202

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コメント

USBメモリを長時間接続しないように
してバックアップの時にがっつり使う
ようにする、、、こういうのこそ、
PIC等のワンチップのマイコンや
arduinoの出番じゃないですかね。

USBケーブルの間をリレーを使って
物理的に接続したりコントロールすれば。
ただ、パソコンでコントロールすると
ウィルスにのっとられた時怖いので
最初の一手は物理的なボタンで
接続して、その後、バックアップが
終了した時に自動に切るのが一番
ですが、データを監視するのも手間
なので、時間が来たら終了と言う手抜きで(汗

こんにちは、mokekyoさん。

やはりそろそろ昔から構想している「USB自動抜き取り機」を実現した方がいいんでしょうかね。

Raspberry Piを使えば画面にファイル転送してるかどうかをカメラなどで取得できるため、PCに頼らず抜き差しできるかもしれませんね。どうやって判断させるかがわからないですけど、なんかやりようはあるかも。

物理的に抜く必要はないんで、リレースイッチとかを
調べていただければもっと簡単に実現できると思いますよ。

こんにちは、mokekyoさん。

自動で接続、バックアップ、自動で切断してくれるとなおベターですよね。なんだか作りたくなりました。ちょっと考えてみましょうかね。

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