HPC 夏・秋キャンペーンちらし!今回のキーワードはやはり”ディープラーニング”
年に3回ほどのSCSKキャンペーンちらし。夏を前にやってまいりました。
今年のトレンドはやはり”ディープラーニング”。NVIDIA製GPU搭載のHPCが紹介されてます。
そして、隠れキーワードとして”AMD”も登場。
とはいえ、まだワークステーション/HPC向けのAMD CPU”Naples”は発表前。同時期に発表予定のIntelの次世代コア”Skylake”と合わせて後日情報を送ってくれるとのことです。
AMDの新コアにIntelがどういう攻勢をかけてくるかが楽しみですよね。システム提案側としては、なによりも安くなってほしい・・・
まずはワークステーションから。
最大22コア×2=44コア88スレッド、メモリは最大1TBまで搭載可能なHPのZ840というワークステーション。
64GBでこのお値段です。
その下に書かれてますが、Windows 7へのダウングレードが今年の10月で終了。それ以降は7をインストールすることが不可能になるそうで。
実はCAE界隈ではまだWindows 10がだめなところがあって、未だにWindows 7へのダウングレードが必要な環境が多いんです。てことで、今年の10月までにソフトウェアベンダーさんは10に対応しなきゃいけないはずですけど、間に合うんでしょうかね・・・
さてこちらが最近力を入れているディープラーニング用マシン。
Tesla P100 16GB(GPUコア数3584)を一基搭載。これでお値段約300万円。
スターターキットといいますけど、結構な計算能力。
これにNVIDIA CUDA Toolkit、cuDNNをプリインストールし、TensorFlowをつけてこのお値段だそうです。
GPUボードはこの3年で60倍もの高速化。まだまだ伸びしろがあるようです。
NVIDIAもうまくこのディープラーニングブームに乗れたものです。果たしてIntelなど他社の入り込む余地はあるんでしょうか?
昨年まではCPUのコア数くらいしか見るべきところがありませんでしたが、今年はAMDのRyzenのHPC版とGPUが盛り上げてくれてます。再び科学技術計算の世界があわただしくなりそうですね。
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