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2017年3月18日 (土)

IBMが数年以内に汎用の量子コンピュータを公開!?

スパコンの京でさえ何年もかかる計算を短時間で解いてしまうといわれる量子コンピュータ。

より現実的に使える量子コンピュータを数年以内に完成させようとIBMが取り組んでるそうです。

IBM、現行スパコンを超える「汎用」量子コンピュータを数年内に公開へ - PC Watch

ところでこの量子コンピュータですけど、あらゆる計算でスパコン以上の速度が出せると言わけではありません。

量子コンピュータが期待されているのはいわゆる「巡回セールスマン問題」と呼ばれる”組み合わせ最適化”問題を短時間で解くこと。

例えば、日本中にあるすべての都市を最短でまわるためにはどういう順に回ればいいか?という問題をスパコンを使って総当たりで解こうとすると、それこそ何億年もかかってしまうほどの膨大な組み合わせになるそうですが。

これを「量子アニール」を用いて一発で最適解を探し出せるというのが量子コンピュータの特徴、だそうです。

例えばディープラーニングでは多くの教師データを用いて多層のニューラルネットワークを形成するわけですけど、その際の最適化計算もこれを使えばかなり短時間で終わることができる、かもしれません。

量子コンピュータについてめちゃくちゃ詳しいわけではありませんが、組み合わせ問題の複雑さは目の当たりにしているため、量子コンピュータの登場には期待しております。

この量子コンピュータの性能を決めているのが”量子ビット”の数。従来5qubit(量子ビット)だったものが20qubitとなり、汎用にするためにはこれをさらに50qubitにする必要があるようです。

わりと夢物語だった量子コンピュータですけど、だんだん現実的になりつつあるようですね。ただ、従来のコンピュータでは不可能だった複雑な暗号コードを瞬時に打ち破ることも可能になるかもしれないため、悪用される懸念もあるそうです。便利な反面、そういう厄介な事態を引き起こすというのもまた、コンピュータの宿命でしょうかね?

量子コンピュータが人工知能を加速する

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