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2017年2月18日 (土)

”Japan IT Week関西”に参加するため大阪出張

2月16日木曜日の話ですが、大阪に出張してきました。

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乗った新幹線は7:25 名古屋発 ひかり493号

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ここに至る途中、地下鉄 鶴舞線からJRの鶴舞駅より名古屋に向かったんですが。

そのJR鶴舞駅そばにはポケモンGOの聖地といわれれた鶴舞公園があります。

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まだ朝6時40分ごろ。すでにルアーモジュール全開です。

この日はちょうど金銀ポケモンリリース前日。こんなに盛り上がるネタはないはずなんですが・・・聖地はやはり違いますねぇ。

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おっと、ポケモンGOの話ではありませんね。Japan IT Weekです、IT。

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新大阪へGO!

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途中、関ケ原を通過。”関ヶ原の合戦”の、あの関ヶ原です。

まだ残雪が結構ありましたね。中央にあるのは伊吹山です。

ちなみにこの山、1927年に積雪11メートルを記録したらしいです。観測記録がある場所での世界一の積雪量だとか。これ豆知識。

この雪、米原あたりまで続いてました。

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途中、京都に停車。中央にあるのは京都タワー。

シンボルタワーが”テレビ塔”のどこかの都市とは大違い、ちょっとおしゃれですねぇ。

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で、ほどなく新大阪に到着。

約50分。東京に行くよりは近いです、新大阪。

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ところがここからが迷いました。

経路としては、新大阪駅 → 大阪駅 →(大阪環状線)→ 弁天町駅 →(地下鉄)→ コスモスクエア駅 なんですが、そもそも大阪駅へはどの線の何行きに乗ればいいのかがわかりにくい

新幹線の新大阪駅から大阪駅へ行くのはある意味デフォなんですから、もうちょっとわかりやすくならんもんですかねぇ・・・

ところで

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近年「エスカレーターは歩かない」といわれつつも残っているのはこのマナー。

急ぐ人用に片側を開けるというやつですが、東京・名古屋はごらんのとおり急ぎ用は右側、歩かない人は左に寄ります。

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ちょっとわかりにくいですが、大阪は左側が急ぎ用通路。なので、歩かない人は右に寄ります。

これわりと有名な慣習の違いとして知られてますけど。

この日の大阪駅は両方歩け!でした。右に寄ったのに止まれません。

恐ろしいところです、大阪は。

ところで、大阪駅に着いたのは8時半ごろ。

一方、Japan IT Week関西の会場が開くのが10時。

このままストレートにいくと30分程度あれば着きます。1時間ほど余裕があるんですが。

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実はこういうところに寄り道。八幡屋公園というところ。

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実はこの時期、この辺りは「ワンリキーの巣」になってたため、訪れた次第。

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ものの20分ほどで数匹捕獲。無事”カイリキー”に進化させられました。

これで、金銀ポケモンリリース前には残り4種類(カブトプス、ベトベトン、ブビィ、トゲチック)で国内コンプリートというところまで来てたんですけどね。

おっと、ポケモンGOの話じゃない、ITです、IT。

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ちょうど10時には会場のインテックス大阪に到着。

名古屋でいうところの”ポートメッセなごや”でしょうか。規模は段違いですが。

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会場に着くと、Japan IT Weekは一番奥のようです。同時にメディカル ジャパンてのも行われてました。

Japan IT Weekとは、要するにIT関連の展示会。IoTやモバイル、クラウドコンピューティングに関する企業が一堂に会したビッグイベントです。

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それにしても、マップに書かれた”奥の会場”というのが予想以上に遠くて・・・結構歩きました。

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受付にたどり着くとすでにこの人の山。15分ほどかかって受付終了。

ちなみに、受付時には自分の職種(経営、システム開発、生産、設計・開発、営業・・・)に合わせた札がもらえます。

その札を見れば、会場の人がどのフレンズ・・・じゃない、どんなジャンルの人かが一目でわかります。

なお、私は「設計・開発」フレンズですね。会場内にもわりといました、設計フレンズ。

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やっと、中に入ります。

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受付では凄い混みようでしたが、中に入るとまだ人はまばら。

各ブースの人もまだ少ない客めがけて客寄せしてましたが。

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これが昼になるともうこの有様。

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こんな感じに案内図はもらいましたけど、どのブースも似たようなレイアウトで、すぐに迷いました。

なお、会場は2つに分かれてて、全部で300社が出展。そりゃ迷うわけです。

さて、ここでようやく会場内の紹介です。やっと本題ですね。

気になるブースを紹介します。

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まずはJUST SYSTEM。一太郎やATOKの、あのJUST SYSTEMです。

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しかし、ここで展示されていたのは「BIツール」とよばれるもの。

例えば、たくさんの販売拠点があって、それぞれの拠点での毎月の売り上げの変動を把握するためにデータを分析したい。そういう需要、当然あります。

その時そのデータを見やすくし、かつ売り上げが変動した場合の履歴を残せたりする(グラフにコメントを紐づけできる)ので、経営戦略上は非常に役立つツールです。

私のところでも、例えば部署内で収支の集計てのはやりますますけど、部門内全体での集計はそれぞれのところから月に一回Excelのファイルを集めているような状況。リアルタイムな変化なんて追っかけてません。

さまざまな会議で使ういろいろな分析資料を作る業務もあるんですが、この断片的なファイルをいちいちかき集めて作っているのが現状。

これがあればほんとクリック一発。欲しいですね、うちにも。

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続いてmineoです。MVNOのあのmineo。

企業向けにもIoTサービスやってたんですね、ここ。

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他にも、社内の携帯機器向けにお安いプラン提案もやってました。

料金は個人向けと全く同じですね。

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HPCシステムズという会社もブースを構えてました。

この会社、クラスタリングシステムを手掛けているところという認識でしたが。

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ここでは”ディープラーニング”向けの機器を展示・紹介。

機械学習用にはGPUがかなり有効ですけど、この機器は(会社が買うには)お手軽な価格で提供されているもの。

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ちなみに、世界最速なれども値段高し というNVIDIA製DGX-1という端末もありました。

こいつのお値段は・・・会社的にもちょっと高い。

これが買えるくらいのツールを私も作れるようになって、導入してみたいですね。

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jettiとは、海外出張向けのモバイルWi-Fiルーターをレンタル・販売・通信サービス提供をしている会社。

例えばシンガポール経由でタイに行ったりする場合、どちらの国でも定額で使えるルーターを貸してくれるところのようです。

複数の国に出張する場合は便利ですね。

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MSソリューションズというところはカスタムスマホ・タブレットケースを作る会社。MS社とは関係ないようです。

例えば営業向けに肩掛けと名刺入れをつけたケース作って、という要望に応えられるところです。

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ああ、うちも図面と一緒に持ち歩けるiPadケースなんてあると便利ですよねぇ・・・なんて感じの話をしてたら、なぜかiPhone 6のケースをくれました。

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MOTEXというところでは、新しいウィルス対策ソフトの紹介やってました。

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プロテクトキャットというソフト。人工知能を搭載しており、ファイルの中を分析して未知のウィルスでも発動前に除去してくれるという画期的な対策ソフトです。未知のウィルスの防御率はなんと99.7%!

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ところで、この最新のIT機器・サービスの展示会にこんなものが!

どう見てもPC-8001、ThinkPad 701。タイムスリップでもしたのか!?

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と思ったら”パソコン回収.com”というブース。

こんな古いパソコンでも無料で回収してくれます。いやそれ、無料じゃもったいないでしょう・・・買取もやってるみたいですが。

上の写真の中央部もよーく見ると

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MZ-80Bです。しかも動いてました、これ。

最新のIT情報を入手するはずが、こんなところで貴重なマシンに出会えるとは、ちょっと感動です。

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広い会場とはいえ、二つのビッグイベントを抱えていて、昼食は大丈夫なのか・・・と心配になりましたが。

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敷地内にはところどころこんな感じの売店があって

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適当ですけど、何とか済ませることができました。

ちょっと興奮気味だったのか、あまり食欲はなかったですね。

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会場内にもこんな店がありました。

くどいのばかりでこのときはあまり食べる気にはなりませんでしたけど、今だったらちょっと食べたいかなぁ。

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なお、ここはコイル・ビリリダマの巣になってるようで、ひたすら湧いてたみたいです。

が、正直ポケモンGOをやる暇など、ありませんでした。なにせ一日で300社をスキャンしなきゃいけませんし。

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いろんなブースがあって、なぜかミニ四駆を走らせているところや

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会議の音声から勝手に議事録を作ってくれるシステムを扱ってるところや

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自動運転、手話認識用の画像認識技術を展示してるところもありました。

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私に限らず、ブロガーならちょっと気になるサービスも・・・

3時半から講演会があって、そっちにも参加してきました。

その中でGoogleクラウドを手掛ける方の講演があって、機械学習とクラウドサービスを活かすためにはという内容の話をされてました。

ご存知、GoogleはAI関連のサービスをいくつか展開。gmailで返信文章を自動で作成してくれたり、画像認識でスタジアムの写真からその場所や中に書かれた文字を解読してくれたり、などなどのGoogleサービスの話を中心にされてました。

TensorFlowのように企業がAIの活用につながるものも提供しているということもあって、機械学習を業務に活かすためにはという話も。

曰く、まずデータを一元化しないとだめ、とのこと。部署間や担当者間、グループ間でフォーマットがバラバラな状態では機械学習どころじゃないですよね。まあ、うちがそんな感じですが。

そこから”死角”を探し出し、これを解決するための方法を検証する・・・という試行錯誤で機械学習データやそれを利用する仕組みが活かされる。そんな内容でした。

Googleの様々なサービスも、こういうプロセスでできてるんですかね。参考にしてみます。

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とまあ、そんなこんなで会場を後にし、再び新大阪へ。

お土産をどこで買おうかと思ってうろうろしていたら、新幹線改札手前でこんなコーナーを発見。

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わりと大きな土産物屋、食事処が固まったところです。

時間に余裕があったので、ここで食事を済ませて土産を買って帰ることに。

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食事は結局麺類のお店の

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”新大阪そば”にしました。

このお店、レンゲがなかったんですよね・・・寿がきやでもあるでしょ、レンゲくらい。

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でもそのあとでこのお茶漬け専門店を見つけちゃったんですよね。こっちの方が、このときはちょうどよかったんですが、もう食べちゃいましたし。

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みやげ・食事店がかたまるこのコーナーでひときわ大きかったお店がこちら。

レシートで知りましたが、セブンイレブン系のお店でした。

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こんな面白いものが売ってました。

一見お好み焼きですが、チーズケーキです。家族用に購入。

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帰りは19時40分発のひかり。

東京方面に向かう人はひかりに乗らないため、結構空いてました。指定席は窓際に座る人がほとんどという状態。新大阪から名古屋に帰るなら”ひかり”ですね。

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帰りの新幹線では、外が真っ暗でどこは知ってるのかさっぱりだったので、マップアプリで位置を確認。

考えたらこの経路は”関ヶ原の合戦”をやってた場所なんですよね。おかげで”大谷吉継の墓”なんてものが見えます。

大谷吉継、石田三成が負けるとわかっていて、それでも三成方についた義理の厚い西軍の武将。小早川秀秋の裏切りには三成をかばうように対抗したものの敗れ、最後は自刃したといわれています。

ちなみにマップの下にある松尾山は、その小早川秀秋が陣を張っていた場所。家康がしびれを切らして大鉄砲を松尾山に放ち、それをきっかけに小早川勢が動き、この合戦の勝敗は決したといわれております。

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その家康のいた場所はそのちょっと先のあたり。島津義久・豊久が退き口で中央突破を図ったあの家康本陣のあったあたりを時速270kmで突破していきます、新幹線。

この時代にこんなものが走ってきたら、さすがの家康・島津もびびるでしょうねぇ。

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などと下らない事を考えているうちに名古屋に到着。

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名古屋駅のツインタワーを見て安心できる当たり、私はすっかり名古屋圏人ですねぇ。

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さて、戦利品です。

先ほどのiPhoneケースと合わせて、こんなにいろいろもらいました。スマホグッズが多いですね。

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なぜか食べ物系もいくつか混じってました。真ん中のは一応ポッキーです。

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そしてお土産はこちら。

先ほどのお好み焼き風チーズケーキに神戸牛ラーメン。これが家族用。

職場用には焼きティラミス、そして私が”ごみやげ”と呼ぶ大量のお菓子の入った赤いやつ。

ごみやげとは「お土産は数だよ兄貴!!」なお土産のこと。とりあえず自分の部の人向け(総勢100人弱)にばらまけるだけの数で勝負のお土産、です。

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結構大量のパンフレット(赤い袋に集約)と多くの袋。これが一番重かった・・・翌日には手が筋肉痛です。

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歩いた歩数は2万歩以上、カロリーは目標の3倍越え、見たことのないアクティビティ値です。

こんな感じにIT情報収集に行ってまいりました。

今年はこんな感じの出張がちょくちょくありそうです。

大阪の恋人(ホワイトラングドシャ)

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コメント

>ああ、うちも図面と一緒に持ち歩ける

だって、こういうとこは商売に繋がるお客を見つけるのも
商売ですが、そういうお客様の声を直に聞くのも商売なんです。
そういう他愛も無い会話からステキなアイディアは出てくる
もんです。仕事や工作、その他何でも関係ないようなものを
繋いで今までに無いものを作れたりします。
でも、そういうのがビッグデータの活用をミニマム化した
ものなのかもしれませんよ。

>MZ
勿体無い、絶対に博物館行きでしょう。何かのリストにも
選ばれてたりしてましたよね??

こんにちは、mokekyoさん。

なるほど、アイデアを提供しちゃったかもしれないってことですね。。。確かに、下手な顧客アンケートよりはこういう場所の情報収集っていうのは役に立ちそうですよね。

とはいえ、私自身もいろいろな知見をいただいたので、お互い様かもしれません。

パソコン回収.comの人もおっしゃってましたが、やはり私のようにカメラに収める人が多いようです。この会場にいる人では40~50代はかなり多そうでしたし、明らかにおっさんホイホイですよね、これ。

回収した中で価値のあるものは残して欲しいですが
古い機械の方が希少金属の含有率は高いんですよね。
でも、解体とかしなくても高くなるのであれば、その価値を
見て欲しいなぁ。

こんにちは、mokekyoさん。

ここでの回収プロセスは、まず動くかどうかチェック(動かなければ即リサイクル)、動作品で売れそうなものなら中古で売る、リサイクルに回す、の順でふるいにかけてるようなので、動く旧パソコンならBEEPあたりに回ってるんじゃないかと。

ただ、動かない場合でも直せば動くって場合が多いので、そういうのはどうしてるんでしょう?聞いておけばよかったかなあ。

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