VR(バーチャルリアリティ)というものが当たり前となりつつあるのに、我が家にはちっともVRな環境がありません。
本当はOculus Riftでも買いたいところですが、とりあえずはお手軽なこんなものを購入してみました。
DTMmagazineの増刊号である「VR FREEK」というムック本。お値段は2,970円(税込)。
値段がそれなりなのは、付録に厚紙製のVRゴーグル「milbox Touch Development Kit」が付属するため。
1,000円ほどで売られている段ボール製のVRゴーグルとほぼ同じ作りですが、ゴーグル越しにタッチ操作を可能にする、導電性インクの「エクステンションステッカー」というのがついているのが特徴。
何はともあれ、早速組み立ててみます。
まずはレンズの付いたプレートを本体に差し込み
こんな感じに本体真ん中に仕切り板を差し込みます。
この真ん中部分はすぐに別れようとするので、セロテープなどで固定しておくのがよろしいようで。
さて、エクステンションステッカー部分を組み立てます。
フィルムをはがした導電性インクのこの回路部分を
貼り付けます。
これをステッカーごと折り曲げて
本体に差し込みます。
このとき、導電性回路の一部がこんな感じに画面の端に当たるように配置します。
これで完成。
なお、対応するのはiPhone 6/6s/7まで。Plusは大きすぎて入りません。
裏はこんな感じ。
なお、私は普段眼鏡着用してますが、がめんに近いため眼鏡なしではめた方が見えるんじゃないかと思って裸眼でのぞいたら、全然見えませんでした。眼鏡は必要。
とりあえず、一般的なVRアプリを試してみました。
私が試したのは「ハコスコ」というアプリ。
ハコスコを App Store で
VR映像の投稿作品がたくさん見られるため、前々から気にはなってました。
高さ28mの崖の上からダイブするというレッドブル提供の映像を落としてみました。
2分程度の動画ですが、さすがに360度の映像が2分間なので、わりとダウンロードに時間がかかります。
・・・ちょっとわかりにくいですが、上の映像をキャプチャしてみました。
VR用の左右画面にしているため、同じような映像が左右に映ってます。
これがゴーグル越しだといい感じに立体的に見えます。
ではゴーグル越しに見た映像をご覧くだ・・・ここではお伝えできませんね。
VRというだけあって、360度の映像が収まってます。どのタイミングでも、首を振ったら映像内も回転して、あたかもその場でぐるっと見渡しているような感じになります。
まあ、VRなんですから当たり前なんですが、それでも新鮮な感覚ですねぇ。
調子に乗って、この記事中にある「milbox Touch Development Kit」対応のアプリを落としてみました。
要するに、3D版ゼビウスなんですが。
このアプリでは、このゴーグルの特徴であるエクステンションステッカーを使います。
タップやスクロールをすることで、空中戦用のショットと対地攻撃用のボムを撃つことができるんですが。
このエクステンションステッカーって結構反応鈍いですねぇ。思い通りいきません。
それにしても、この3DゼビウスをiPhone 6sでやるとめちゃくちゃ本体が熱くなります。
考えたら画面2枚分の処理かかってるわけですし、それなりに重いアプリかと。
ということで、我が家にもVR環境が完成。
まあ、ただの段ボール紙でできたこんなゴーグルがあるだけなんですが。
ところで、このVR FREEKはVR関連の情報がたくさん載せられてます。
例えばこんな記事を発見・・・今となっては、むなしい記事ですねぇ。
他にも、PS VR情報やスマホ用VRアプリの紹介、milbox Touch Development Kit対応のSDKの紹介など、バーチャルリアリティに関する活用・開発の情報が盛りだくさんです。
VR環境を手軽に試してみたい方は、この情報誌おすすめです。
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