単3電池3本で10年動く!Arduino互換無線搭載マイコンボード発売
世の中IoT時代だといわれてますが、これはかなりIoTにとって強力なデバイスになりそうな予感です。
乾電池3本で10年動作、SDカードサイズの無線搭載マイコンボード - MONOist(モノイスト)
ラピスセミコンダクタが10月初旬からArduino互換の超小型マイコンボード「Lazurite Mini」を発売すると発表しました。
このマイコンボード、売りは3点
・ 省電力
・ 超小型(SDカードサイズ)
・ 無線搭載
この無線というのが、Bluetoothかどうかはわかりませんが・・・省電力性を考えると、どう考えてもBTでしょうが。
使い方によっては単3電池3本でなんと10年!(1000mAhの電源容量で7ミリ秒の無線通信を1時間に40回通信した場合、だそうですが)も持つという省電力っぷり。
もっとも10年も持つ単3電池自体がほとんどありませんし、センサー類をつければ一気に消費電力上がりそうなのでそうそう思った通りにはならないでしょうけど、まあそれくらい省電力なら1年くらいはデータを発信し続けるデバイスを作ることくらいは容易ってことで。
さすがにSDカードサイズだと、単体でPCに接続するのは不可能。ライターボードが別途必要なようで。
IoTというと、現在多くの企業で検討されているのは”インダストリー4.0”と呼ばれる、生産機器にセンサー類を取り付けて多くの情報を収集することで、生産効率のアップやすばやい異常感知による生産品質向上を狙うというもののようです。
この手の機器ならこうした用途にはピッタリかと思われます。もっともこのボード、果たして工場の機器類に取り付けられるだけの耐久性があるかどうかが問題ですが。発熱、騒音、振動など、結構過酷な環境なことが多いですからね、工場の機器類って。
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コメント
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似たようなものはESP-WROOM-02ですかね。
消費電力は電池駆動は無理かもしれませんが
Wifiが使えるのが利点ですね。
投稿: mokekyo | 2016年10月 9日 (日) 21時33分
こんにちは、mokekyoさん。
EPS-WROOM-02の方が汎用性はたかそうですね。こちらも十分省電力ですし。何よりも、ネット上に活用事例がたくさんあります。
このチップがどれだけ普及するかは、活用事例がどれだけ出てくるかによりますね。いくら優秀なものでもある程度のノウハウがないとなかなか普及しません。Arduino、Raspberry Piなんてその最たるものでしょうね。
投稿: arkouji | 2016年10月11日 (火) 06時05分