トランジスタ技術 8月号購入! ”ApplePi”の動作テスト
昨日Raspberry Pi用ハイレゾ音源 温湿度気圧計 リモコン搭載シールド「Apple Pi」が到着!!しましたが、今度はその使用方法が書かれたトランジスタ技術 8月号を買ってきました。
なお、付録でこんなものがついてました。
ApplePiの基板です。部品は別途購入すればもう一つ作れますが・・・さすがに私の腕ではこれは無理!
さすがにApplePi連動の今月号のトランジスタ技術。Raspberry Pi関連の記事が盛りだくさんです。
夏休みの宿題を意識した内容とも取れますね。
基本的にはRaspberry Pi 3を使うことを前提にしてます。
歴代Raspberry Piの解説
最新のRaspberry Pi 3の勧めと続いて
いきなり空へ飛びます!ガンダムか!?
ペットボトルロケットにRaspberry Piを載せようという企画。
そんなことして大丈夫か!?
本当に打ち上げるつもりのようです。
中身はカメラ、Gセンサー、GPSを搭載し、飛行記録をとるというもの。
工作自体はそれほど難易度の高いものではありませんが、なかなか面白そうなアイデアです。
で、結果はこの通り。
Raspberry Pi 3 & SDカードが破損、だそうです。
GPS記録は残っていたようで、飛行軌跡は再現できたようです。
こうなったら、もう少し高高度まで飛ばしてあげたいですねぇ。
このほか、人工知能を使った記事も載ってます。以前買ったInterface 2016年7月号よりはわかりやすいかなぁ。
さて、いよいよ「ApplePi」特集です。
基板が付属しているため、まずか組み立て方から。
しかし、完成品を購入済みの私に死角はなかった!
記事に従い、プログラムをダウンロードしていきなり動かしてみた。
といってもいきなり動くものではなく、raspi-configでI2CとSPIを使用可能にしておく等、初期設定をいくつかやらなければいけません。この辺りは雑誌記事を参照。
いきなりLCDを動かしてみましたが、ほかの部分も動作チェックしてみた。
LEDも動作。この辺りは単なるLチカなので簡単。
温度/湿度/気圧が測れるマルチセンサ・モジュール”ME-BME280”の値を表示。
ただし、このとき部屋の温度計は27度、湿度59%だったんですが・・・気温の値がおかしいみたいですね。プログラムの補正が必要です。湿度は温度の値を使って計算しているようなので、こちらが直れば正しい値になると思われます。
さて、このボードには”ハイレゾ対応”のオーディオD-Aコンバータ”MM-5102”が搭載されてます。
てことで、せっかくだから”ハイレゾ音源”ってやつを再生させてみることに。
スピーカーはとりあえずこれ。ハイレゾ対応なものではありませんけど、スピーカー側は絶対にハイレゾ対応じゃないと違いが判らない、というものではないようなので。
さて、ハイレゾ音源の入手先は以下。
ハイレゾリューションサウンドで聴く AT4080/AT4081 | 40Series | オーディオテクニカ
このサイトの下の方に「192kHz / 24bitハイレゾリューション音源 無料 Download」というのがあって、3曲分のWAV形式の音源が入手できます。今回はこれを使用。
さて、雑誌ではRaspberry Pi標準のプレーヤー”aplay”を使って再生することになってますが、これではこのハイレゾ音源を再生できませんでした。
このため”VLC”を使用します。
まず、D-Aコンバータを有効にします。
雑誌にもありますが、エディタで/boot/config.txt を開き
dtoverlay=hifiberry-dac
を追記しておきます。
VLCをインストールします。
sudo apt-get install vlc
さて、ここでダウンロードした音源をRaspberry Pi 3に転送しておきます。Tera Term Proを使ってRaspberry Piにつないでいる場合は、WAVファイルをそのままターミナル画面にドラッグアンドドロップすれば転送されます。
そうそう、上の無料ハイレゾ音源のファイル名はスペースを含んでいるため、あらかじめPC上で名前を変えておいた方がいいです。私はシンプルに”m1.wav”としておきました。
VLCで音源を再生します。
vlc -I dummy --quiet --aout alsa --alsa-audio-device=hw:1,0 m1.wav vlc://quit
と打ち込むと音楽再生。
確かに、普通の音楽より深みがあるというか、そんな感じの音に聞こえますが・・・素人ではあまりよくわかりませんね。
ともかく、D-Aコンバータが動作するのは確認済み。
6個のスイッチがついてますが、これのチェックはダウンロードした”demo.sh”というのを使います。
スイッチを押すと、LCDの表示とLEDが反応。一番左のスイッチを押すとLED1が点灯、2番目はLED1がオフに・・・6番目のスイッチでプログラム終了です。
最後に赤外線リモコン送受信です。
ダウンロードしたファイルを雑誌に従いセットアップすると、”getIR”と”setIR”という二つのプログラムが作成されます。これがそれぞれリモコン受信、送信プログラム。
sudo ./getIR
と打ち込むと、リモコンのパターンコードが取得できます。
これを
sudo ./setIR (getIRで得られたコード)
と打ち込むと送信。
試しに部屋にあったエアコンのリモコンのオン・オフコードを送ってみました。
あっさり反応。
Raspberry Piで学習リモコン作ろうとしたのにうまくいかなかったあの苦労はいったい何だったんだ・・・というくらいあっさりと成功しちゃいました。
やはり、プロが作るものは違いますね。
これで一通り動作チェック完了。
温度センサーの取得値がおかしいこと以外は、完璧に動作してくれました。
あとはアイデアしたいですかね。いろいろ使えそうです。
それこそ、以前作ろうとした「朝の6時に気温が低い/暑いと勝手にエアコンをつけてくれるリモコン」がこれ一つで簡単に作れますね。
ところでこのApplePi。
基板上にI2C(SCL、SDA、GND)とvdd(5V、3.3V、GND)のパターンがありますね。
ここにピンをはんだ付けしてやれば、I2Cで使える機器を追加できそうです。
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