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2016年6月10日 (金)

あまり知らないのになぜか懐かしさを覚えるコンピュータメーカー”オズボーン”

ASCII.jpで”Osborne Computer Corporation”の紹介が出てました。

はて、オズボーンってどこかで聞いたことのあるような・・・

ASCII.jp:業界に痕跡を残して消えたメーカー 新製品発表の反面教師となったオズボーン (1/3)|ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情

ここが最初に作ったのはこの”Osborne”。この筐体を見るのは初めてなんですが、妙に懐かしいというか、どこかで見たことのあるような形。

強いて言うならMacintosh Portableですが、ちょっと違いますねぇ。よく見ると5インチドライブが2つついてます。どちらかというと、こういう形のワープロ専用機を見たことがあるような気がしますね。

入力が賢くなったAI辞書搭載「書院」 : 【頑張れSHARP】画像で見るシャープの歴史!初めてづくしの100年史 - NAVER まとめ

そうそう、こんな感じの。もうちょっと古臭いのがあった気もしますが・・・

液晶パネルなんてない時代、昔はこんなものでもポータブル機扱いだったようです。

重さは約11㎏、バッテリーなんてものはついておらず、AC電源内蔵。4MHz Z80搭載でメモリは64kB。私の持っているX1がポータブルになったという感じでしょうか?ちなみにモニターは5インチだったそうで、今のiPhone 6s Plusより小さい。

OSはCP/Mを搭載、BASICやワープロ、表計算をバンドルしていたそうで、これで当時としては格安な1,795ドル(1981年当時は大体1ドル220円ほど つまり約40万円。当時の大卒初任給が120,800円)。

さてそんな中、後継機として7インチモニターを内蔵した”Osborne Executive”というのを発表したらしいんですが、これがきっかけで旧型機のOsborne 1が売れなくなったそうな。

価格は995ドルまで下落、結果資金繰りが悪化し倒産。

おかげで新製品を早く発表しすぎて現行機種が売れなくなる現象のことを”オズボーン効果”というようになったとか。ああ、この単語 聞いたことあります。そういう意味だったんですね。

AppleがiPhoneやiPadを発売寸前に発表するのは、このオズボーン効果を嫌ってのことかどうかは知りませんが、多くの企業が新ジャンルの製品でない限りなるべく発売直前に発表してますよね。こういう反面教師があってのことでしょうか。

このASCII.jpでは、今は無きパソコンメーカーについて下記連載で特集してますね。

ASCII.jp:ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情

最近はAmigaのコモドールや、世界初のパソコンを売り出したMITSの記事が出てましたが、なかなか面白いです。しばらく前にはスパコンの系譜をやっててなかなか読み応えのある特集が続いてます。

今PCそのものが売れない時代になりつつありますが、80年代には日本でもそうでしたが、数多くのメーカーが出てきては消えていった歴史があるんですよね。このころが先カンブリア紀なら、今は恐竜の絶滅の時代くらいに当たるんでしょうかね?

僕らのパソコン 30年史 ニッポン パソコンクロニクル

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コメント

多分この形のワープロ書院押し入れに眠っていると思います。動くかどうかは解りませんが。

こんにちは、星屑倶楽部さん。

昔はこのスタイルのワープロ専用機がたくさんありましたね。私のいた高校にも置いてあったように記憶してます。

さらに古いうちのX1でも動いているので、多分動くと思うんですが、どうなんでしょうね。

自分でも理由はわかりませんが、意外とこのスタイル好きなんです。単に一体型好きなだけかもしれませんが。

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