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2016年4月12日 (火)

Facebook上に投稿された写真を文章化して読み上げてくれる機能を開発

Facebookが”写真”を読み上げてくれるそうで。

Facebook、写真の内容を人工知能が文章化して読み上げる「自動代替テキスト」開発 - MdN Design Interactive - デザインとグラフィックの総合情報サイト

視覚障害者向けに開発したそうですが、投稿された写真に写っているものを自動認識し、テキスト化して読み上げてくれる「自動代替テキスト(Automatic alternative text)」という気脳を開発したそうです。

物体認識には何百万もの画像データを元に学習させたAIを用いてるそうで、例えば風景写真に写っているものを認識して「木、空、アウトドア」と読み上げたり、カップルの自撮り写真なら「2人、笑顔、サングラス、空、アウトドア、水」という感じにしゃべってくれるとのこと。

今のところ日本では利用できないようですが、iOS向けの英語バージョンのテスト版がアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで利用可能だそうで。

時々思うんですけど、もし何らかの事情で目が見えなくなっちゃったらどうしよう?と考えることがあります。

スマホはもちろん、PCも使えなくなりますし、収集可能な情報が一気に少なくなってしまいますね。

そんなことを考えることもあるので、こういう機能の登場は決して他人事に思えないんですよね。

それにしても最近のAIの活用ぶりは目を見張るものがあります。将棋や囲碁もAIが勝つ時代になりましたし。

一方で、AIが人類に対し反旗を翻すんじゃないかという懸念も生まれ始めてますね。

私はこの件に関し楽観的に考えてます。

というのも、機械には”決断”ができないんですよね。

ある基準を決めて”判断”させることは可能ですけど、グレーなゾーンに入り込んだ事象を正確に決め打ちする事はできないんです。

仕事でCAEに関わっていて、最近”最適化”手法なるものに手を出してますけど、条件を増やせば増やすほど収束しなくなります。

人間ならある程度のところで妥協なり工夫なりして条件を変えてくるんですけど、所詮コンピュータは条件を変えようとはしませんし。

ということで、AIはこの写真読み上げのように、決まったものを認識して手助けしてくれるという機能としては有用な技術ですけど、悩ましい事態に遭遇すると思考停止(実際には反復計算)に陥ると思います。

なので、自動運転はどれくらい使い物になるかといえば、私はちょっと懐疑的に考えてます。実際、そういう部分を懸念している人も多いようですし。

例えば、まっすぐ進んだら歩行者が轢かれてしまうが、よければ自身が死んでしまう、そんな状況になったとき自動運転車はどう判断するのか?

こういう究極の二択問題はAIがもっとも不得意とするところ。普通にコードを組んでしまうと多分車側を守るというロジックができそうですが、改良して歩行者を保護するロジックが組まれると今度は・・・場合によっては両方だめになる結果を生み出すかもしれません。

随分と話が脱線しましたが、AIはこのFacebookの事例に挙げられた程度の利用にとどめたほうが、別の方向に人類にとって脅威となる気がしますね。

はじめての人工知能 Excelで体験しながら学ぶAI

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