私がApple Watchを1年間使い続ける たった2つの理由
この記事に触発されたわけではありませんが。
Apple Watchやめてません。使い続けている理由とは? (1/3) - Phile-web
気が付けば私も昨年の4月24日以来ちょうど1年、ほぼ毎日Apple Watchを使い続けております。
ただし、上の記事のライターさんのように理由もなく使い続けているというわけではなく明確な理由があります。
タイトルにもあるとおりたった”2つ”の機能なんですが、この2つの機能が私にとってはなくてはならないものになりつつあります。
■ 理由1:通知機能 ■
Apple Watch最大の売りはこの通知機能。
メールや電話が来ると、手首をトントンしてくれる、あの機能です。
iPhoneに限らずですが、スマホにしてからというもの、バイブが感じにくいんですよね。
ガラケーなどと比べて明らかに振動が弱いです。
おかげでしょっちゅう電話に出忘れたり、メールを長時間ほったらかしにしていたりといろいろと支障をきたしてました。
電話に気づけなくて妻と大喧嘩したこともあります。
そんなコミュニケーションの危機を救ってくれたのがこのApple Watch。
ただ電話やメールが来ると手首に振動を与えてくれるだけなんですが。
Apple Watchをつけているときなら100%気づけます。
おかげで電話に出忘れることがなくなりました。
スマートフォンというものは本来”電話”なわけで、メッセージの着実な伝達をしてくれるのがスマホの使命。
そんなスマホの通知を気づけないなんてことになると、コミュニケーションツールとしては失格ということになりますね。
これを補ってくれるのが、このApple Watchの通知機能というわけです。
ただしこの通知機能は、あまりたくさん来るとかえってうっとおしい存在に。
私の場合、メール、スケジューラといった本当に重要なものの通知以外はオフにしてます。
これだと本当に必要な通知に絞り込めるため、邪魔にはなりませんね。
■ 理由2:ライフログ ■
2番目に上げるのはライフログ機能。
Apple Watchを腕にはめていると、消費カロリーと運動時間、スタンド時間の3つを測定する”アクティビティ”と、心拍数の4つのバロメータを常時記録し続けてくれます。
ご覧の通り、ほぼ毎日記録し続けてます。風邪を引いてぶっ倒れているとき以外は毎日ログを取り続けております。
カロリー消費量がわかると、やっぱりちょっと早歩きしてみようとか、ちょっと多めに歩くために遠くの駐車場にとめてみようとか、運動をするきっかけにはなりますね。
おかげで、休日でも車で2~5分程度のところには歩いていくようになりました。子供との散歩に行く頻度も増えて、休日でもそこそこの歩数を維持できるようになりました。
iPhoneにも歩数計が付いてますけど、カロリー表示までは出てこないので、やっぱりApple Watchのほうがモチベーションがあがりますね。
また、心拍数のデータもなかなか面白くて、やっぱり緊張する会議体に参加している時間は心拍数が多めとか、なんだかだるいときは妙に心拍数が低めになってるとか、体調との関連がわかりやすく現れます。
この心拍データの異常値から命が助かったという事例もあるため、馬鹿には出来ません。
というわけで、ライフログは私にとって必須となってます。
以上が、Apple Watchを使い続けている最も大きな理由です。
細かいことをいえば、Apple Watch Sportのこのバンドは長時間つけていても痛くならないというのがいいですね。
オメガのスピードマスター持ってますけど、金属バンドはデスクワーク時には腕に食い込んで痛い。おかげで、机の上では外して使ってました。
一日中つけっぱなしできるというのはいいですね。
ところで、私がApple Watchにまったく不満がないかと言われれば。
もちろん、不満な部分もあります。
例えばこれ。
WatchOSが2.2になったというのに、相変わらず午前中だけ最高、最低気温の表示がおかしくなることがあるという現象が直りません。
おそらく”摂氏”を”華氏”に誤変換しちゃってるんじゃないかと思うんですが、不思議と午後には直ります。まったくもって謎な現象。
もう一つの不満点は”一台のiPhoneでしか使えない”こと。
WatchOS 2.2から”一台のiPhoneで複数のApple Watchが使える”ようになりましたが、私は”複数のiPhoneで一台のApple Watchが使いたい”んです。
会社用のiPhoneと自宅用iPhoneとがあるため、休日はiPhoneを変えたいんですけどApple Watchのおかげで変えられません。結局iPhone2台持ちになります。
こっちの方がはるかに需要があると思われるんですが、なんとかならないんですかね?
それ以上に不満なのは「アプリ」。
Apple Watchで、標準アプリ以外で毎日使うアプリがない。
本来Apple Watchに期待したのは「アプリ」なんですよね。わざわざ画面サイズが大きい42mmモデルを買ったのはそのためですし。
私が時々使うアプリは、マップ(歩行ナビ)、プレーヤー(iPhoneのミュージックアプリの遠リモコン操作)、電車を使うときの乗り換え順検索の”乗換案内”、そしてニュースアプリの”カメリオ”。
”カメリオ”を使うときは、大抵電車でつり革につかまってるとき、iPhoneを取り出すのもはばかられるほどの混み具合のときの暇つぶしで使ってます。
これ以外のアプリはあんまり画面を使わないものばかりですね。
考えてみれば、アプリを使うためといえど時計をじーっと見続けるというのは変な感じ。
ちらっと見て、必要なタイミングで何かを知らせてくれるという類のアプリが向いてるようです。でもこういう機能って要するに”通知”ですし。
結局のところ、これというアプリに出会えてません。
このキラーアプリの不在がApple Watch最大の弱点(いやスマートウォッチ全体か)と言えそうです。
画面を使うアプリは結局iPhoneを使っちゃいますし。
さてこのApple Watch、名前の通り「時計」ですから、時計としての機能は重要。
文字盤のデザインが変更できるというのが普通の時計にはない機能です。
が、いろんな文字盤を試しましたけど、結局最も情報の多い文字盤デザイン(上の画像参照)で落ち着いてしまいました。
時間と現在の気温がいっぺんに表示されるのはありがたいですね。
桜が咲くくらいの季節は寒暖の具合が微妙な時期なため、例えば会社の建物内にいて出張に出かけようとするとき、外部の気温がどんなものかがわかると上着を着るかどうかを決められます。
さて、そんなApple Watchですが、最近値下げされました。
でも正直言ってまだ高い。機能的には、Sportで2万円くらいが妥当じゃないかと思うんですよ。
ただ時計って機能だけでなく”ステータス”でつけていることが多いですよね。高級時計なんてまさにそれです。
Apple Watchもステータスグッズと考えれば今の価格でも安いほうじゃないかと。
問題は、Apple Watchにそれほどステータス感があるかということですが。
Sportでも十分あるんじゃないかなぁというのが私の実感。
今でもApple Watchをつけてるといろいろ聞かれます。まだまだ目立つ存在。
特に私のグリーンバンドは人目を引く色なためか、すぐにわかります。
私の周囲にApple Watchをつけている人はほかにも何人かいるんですが、なぜか私以外は黒。
黒のApple Watchって一見シックなデザインでいいんですが、外ではおとなしすぎて目立たないんですよね。
この点はグリーンバンドにして正解。目立ちます。
先に述べた2つの機能(通知・ライフログ)は、ほかのスマートウォッチでも珍しくないですが、もう一つ加えるならこの”ステータス感”がApple Watchの特徴でしょうか。
といっても、私はどちらかといえば機能的な部分ゆえに使っているというのが本音。
いくらステータス感があっても、やっぱり機能的に見るべきものがなければ飽きられます。
なので、この「たった2つの機能」にどれだけの価値が見出せるかが、Apple Watchの価値を決めてると言えるんじゃないでしょうか。
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