格安SIMの人気はOCNモバイル データ通信専用/音声SIMの比率はほぼ半々に
3大キャリアが迷走状態ななか、着実にユーザー数を増やしつつあるのがMVNOサービス、いわゆる「格安SIM」。
どうもこの手の業界というのは、廉価になった製品・サービスにあまりいいイメージではない名前をつけたがるもの(以前は”ネットブック”てのがありましたよね)です。”MVNO SIM”ではなく”格安SIM”と。もっとも、最近はそちらの方が通りがいいので、ここではあえて”格安SIM”と呼びます。
そんな格安SIMの最近の利用調査結果が出ております。
格安SIMで人気はOCN・楽天モバイル。メイン利用の音声&データ契約比率は同程度:MMD調べ - Engadget Japanese
MMD研究所が3月2~5日にネット上で実施した調査では、格安SIMを利用していると答えた人が11.5%(35,061人中4,018人)だったそうです。
その4千人の人の利用サービスの内訳が以下。
トップはOCN、2位が楽天モバイルとなってます。
ちょっと驚きなのは、イオンモバイルが既に4.3%になっていること。従来のイオンSIM(IIJmioやb-mobileなど)も含まれてるんでしょうか?同じく日の浅いはずの0 SIMも意外に多い。一方でFREETELが少ない気がします。
ネット調査でも数%行けばいいほうだった格安SIMですが、こうしてみると徐々にではありますが市民権を得つつありますね。
3大キャリアがかけ放題以外でのプランを用意しないため、かつては月額7千円で7GBは使えた通信量がいまや2GB程度。おまけに1GBしか使えないプランで5千円とか、本来通信効率を上げてユーザーにより多くの通信量を確保できるはずの技術であるLTEがまるで生かされないプランが目白押しです。
格安SIMもかつては月額900円(税抜)で1GB横並びだったんですが、気が付けば3GB/月まで増加。VoLTEにも対応し、一部遅い時間帯があることをのぞけばまあまあ使える回線になりつつあります。
もっとも、イオンモバイル使っててわかりますが、やっぱりドコモのときよりは明らかに遅いと感じることあります。でも、ニュースアプリやYouTube、ブラウザ程度使う分にはそんなに困らないかなぁと。
おっと、話が脱線しましたが、上の調査ではデータ通信専用と音声回線の比率も出てます。音声通話プランが46.7%と、ほぼ半分になりつつあるようです。
私みたいにMNPで乗り換えた人もいるんでしょうが、子供用のSIMとして使ってるケースも増えてるんじゃないでしょうか?
子供まで3大キャリアではあまりにも高いので、格安SIMにしようと考えている人は私の周囲にもいます。
その辺を考慮してか、最近3大キャリアでは学割プランなるものが多数出てます。でもやっぱり格安SIMのほうが安いんですよね。
新幹線網が発達した今でも、鈍行列車のみが使える青春18きっぷが人気ですが、格安SIMってまさにこの青春18きっぷのような存在なのかもしれません。
みんながみんな、新幹線を必要としているわけではないんですよね。安くてそこそこ使えるサービスならばそちらをチョイスしたい、そう考える人もいるわけで。
まだまだ伸びそうな気がします、格安SIM。この呼び名が肯定的な意味でとらえられる日も近いかもしれません。
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コメント
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こんにちは。
自分はBicSimですが、この表を見ると、IIJグループが頑張ってますね。
契約した時は、このSimが最強だと思ってたのですが、低速モードが制限なく使い放題みたいなのも出てきたので、検討してもいい時期かなとか思いはじめました。
投稿: ちえぞー | 2016年3月27日 (日) 20時56分
こんにちは、ちえぞーさん。
FREETELを使ってた時は低速でもまあまあ使えた感がありましたが、今だとどうなんでしょう?
速度以外の差別化が難しいMVNOですが、意外とサービスの特色が分かれてきましたよね。ユーザーにとっては選択肢が多くて重宝します。
投稿: arkouji | 2016年3月28日 (月) 05時19分