”Raspberry Piレーダー”の速度・精度を上げてみた
応用法も思いつかないというのになかなか終わらないこのシリーズ。
前回記事(Raspberry Piレーダーを”360度”仕様にしてみた)でずいぶんとレーダーっぽくなった”Raspberry Piレーダー”ですが、今度はいまいち精度が悪い・・・
点ががたがたしてるし、距離は短めに出てるようだし・・・やっぱりスリップリングにつなぎ変えたあたりから怪しい。
てことで、ノイズの存在を疑って、コンデンサーをつけてみることに。
というわけで10μFのコンデンサーを購入。
間違えて2200μFのがきちゃった事件がありましたけど、今度はちゃんと確認して注文しました。
だがしかし、今回は数が多い・・・
まあ、100個入りしかなかったんですが。1個しか要らないのに。
容量を視認、10μFであることを確認しました。
てことで、こいつに取り付けます。
ところでこのRaspberry Pi 2、持ち運び仕様にするためちょっと改良。
・ HDMI端子に以前買ったHDMI→VGA変換アダプタを装着
・ ステッピングモーターの電源をUSBケーブルからRaspberry Pi 2のGPIOにつなぎ変え
arduino使い方:赤外線測距モジュール(GP2Y0A21)によれば、5VとGNDの間に10μFを、信号線とGNDの間に0.1μFをかませばいいとのこと。
ですが、一体どうやって・・・
と悩んでたら、このスリップリングのところにつければいいことに気づきました。
で、つけてみた。
やっぱり、基板上につけたほうが見栄えはよかったですねぇ。
早速起動し、テスト開始。
センサー部分を持ち上げて部屋のスキャンをやってみたんですが
・・・なんか、あんまり変わった感じがしません。
とりあえず、ArduinoでGP2Y0A710Kをつけたときにもやったように、測定距離チェックをしてみましたが。
以前のものより1.4倍くらい大きめの換算になりました。スリップリングをはさんだりして、ちょっと値が変化したようです。
あと、レーダー上の点を少し小さく(半径5の円→3に変更)してみました。
精度は上がったんですが、点が密集しすぎ・・・
てことで、少し解像度を落としました。
今度はちょっと荒すぎる感じですが。。。
その代わり、スキャン速度もちょっとアップ。以下の動画をご覧ください。
コードを作り直したので、前回同様に以下のコマンドでゲットできるようにしました。参考まで。
wget https://arkouji.cocolog-nifty.com/file/IRradar2.py
まだざらざらしている感じですが、多少はましになったかな?
この間よりは部屋の角の形状がくっきり現れてます。
1m以下のところは精度がた落ち(元々そういうセンサーですし)ですが、比較的ちゃんと周りのスキャンができるようになった気がします。
うすうす気づいてたんですが、このセンサーの弱点は太陽光の反射に弱いということ。
なるべく暗いところで使った方が精度が上がります。
コンデンサーの効果はあったのか、無かったのか・・・あまり変わらなかったような気がしますね。
というわけで、この辺で改良は終了。
あとは”使い道”ですね。
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コメント
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参考にされているページでも
書かれてますが信号をオペアンプで
増強したら良いのかもしれませんね。
アナログ回路は相当スキルが必要
なので、大変ですがやりがいはありそう(私はギブアップですが(汗
投稿: mokekyo | 2016年3月17日 (木) 22時56分
こんにちは、mokekyoさん。
アンプにトライしたいですね。できればサーチ範囲を20mくらいにはしたいですね。もうちょっと欲しいです。
ただし誤差がどうなっちゃうんだろうかと心配ですが。アメリカ製の40mまでサーチできるやつを個人輸入するしかなさそうです。
投稿: arkouji | 2016年3月18日 (金) 12時14分