« 100ドルを切る安価な3Dスキャナー”CowTech Ciclop” | トップページ | Raspberry Pi 3は国内販売開始予定 »

2016年3月 1日 (火)

PT3が生産中止に

”TS抜き”チューナーとしては最強といわれたPT*シリーズ。その最新版のPT3がいよいよ3月で生産中止だそうです。

アースソフトの地デジチューナー「PT3」が生産終了に (取材中に見つけた○○なもの) - AKIBA PC Hotline!

PT3はPCI Express×1対応のTS抜きチューナー。本体は13,000円ほどですが、別途ICカードリーダーが必要。

その代わり、受信感度の安定性は抜群。KTV-FSUSB2あたりでは捕まえられない信号も問題なく受信してくれます。

私もPT2持ってますけど、PCIコネクターがないマザーを使ってるせいで使えず、クローゼットにしまいっぱなしです。もったいない。

それにしても、以前ほどTS抜きって流行らなくなりましたよね。

なんというか、見るべきテレビ番組が減ってきたというのがその要因なんでしょうね。

コピーガードなんてものかけるもんだから録画機器が高騰し、せっかくの録画データもスマホに入れて持ち歩くこともままならず、これではテレビ番組をいちいち観ようと思わなくなるのは当たり前です。

テレビ番組を生で観ることはもはや現代においてはかなり少ないこと。アナログ放送時代では比較的安い機器でも録画可能だったため、テレビ番組にあわせるのではなく、自分の生活スタイルに合わせて番組を観るというのが常識でした。

この敷居がいきなりあがったのはデジタル放送移行がきっかけ。コピーガードをかけたため、機器も自由に作れず、また価格を押し上げることにもつながりました。

しかしデジタル放送を録画できないならできないで、あまり困らないことが判明。私もほとんど録画してませんね。深夜のアニメくらいです。バラエティ番組なんてもってのほか。

ネット時代で情報の刺激とスピードが段違いに上がったにもかかわらず、なんというか今のテレビ放送ってほとんど昔から変わってない、下手をするとレベルダウンしてる感じ。しょうもないネタでひっぱって「正解はCMのあと!」なんてやるからついテレビを消してしまいます。

とまあ、このあたりの現状を理解していない業界は、ついにこんなことを唱えだすわけですが。

「4K番組は録画禁止」という驚愕のシナリオ | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

4K時代にPT3のようなボードは出現するんでしょうか?なんだかその頃にはもう需要がなくなってる気がします。ましてや”禁止”となれば、ますます利用価値が下がるんじゃないでしょうか?テレビ放送。

PT3生産中止の報に接し、これは決してテレビ放送側にとって朗報ではないように思いますねぇ。”テレビ無関心時代”の始まりじゃないでしょうか?

PT3 Rev.A

« 100ドルを切る安価な3Dスキャナー”CowTech Ciclop” | トップページ | Raspberry Pi 3は国内販売開始予定 »

TS抜き関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: PT3が生産中止に:

« 100ドルを切る安価な3Dスキャナー”CowTech Ciclop” | トップページ | Raspberry Pi 3は国内販売開始予定 »

無料ブログはココログ

スポンサード リンク

ブログ村