「Arduinoでロボット工作をたのしもう」買ってみた
Arduino互換ボードを買ったものの、使い道がまったく思い浮かばないため、何か本でも買ってみようかと思いえらんだのがこれ。
「Arduinoでロボット工作をたのしもう」のKindle版です。
先日買ったArduino Starter Kit向けの本というのもあるんですが、こちらの方が目的が明確なだけに面白そうだったので購入。
ずばり、目的は「ロボット製作」です。
サーボ制御やセンサー、リモコンなどもろもろのエッセンスの連動が必要となるロボット製作。今後アイデアを形にしていく際にはこういう知識の方が必要かなぁと思った次第です。
そんな本書の目的を端的に書いたページから始まります。モチベーションあがりますねぇ。
目次の後ろの方を見ると、四足歩行ロボットの製作が書かれているようです。
さてこの本、一応電子工作の入門書ということで、わりと基本的な話から始まります。
まずは部品の入手先。Amazon、秋月電子、千石電商、スイッチサイエンス、ストロベリーリナックスの有名どころで本書の部品は調達可能なようです。
Arduinoの説明も出てきます。読み方は「アルドゥイーノ」ですが、日本人には言いづらいため「あれでいいの」といってもいいらしい(?)です。
で、いよいよ11ページから実践編。電気回路製作です。
いわゆるLチカから始まるんですが・・・最初のうちはArduinoが出てきません。
回路図の見方、ブレッドボードの使い方など、本当に基本的な使い方が出てきます。
こんな調子で主役のArduinoなしのページが37ページまで続きます。
まるで「惑星ロボ ダンガードA(エース)」ですね。
(全56話中11話まで主役ロボがほとんど出てこないという、ロボットアニメでは珍しいパターンのアニメ。当時幼稚園児だった私はなかなか主役が出てこなくて途中で見るのをやめた記憶があります・・・って知らないか、そんな番組)
ようやく出てきました、Arduino。でもこれまたArduino IDEインストールやコードの構成など基本的な話が中心。
Arduinoを使った電子回路がでてくるのは54ページからです。
ところがいきなり第2章から「自由に走り回るロボット」と、いきなり難易度が上昇。
第2章、第3章で出てくるロボットはまだタミヤのキットを使うのでまだいいんですが、第4章以降はアルミ板でサーボマウントを自作したりとさらに難易度がアップ。
7章あたりでこんな感じの四足歩行ロボット。タミヤのユニバーサルプレートなどを使ってほとんど自作でつくらないといけません。
ちょっと最初とあとの方の章のギャップが大きく感じられる本書ですが、自律型、または多足歩行なロボットを作ってみたいという人にとっては必要なエッセンスが凝縮されていていい書籍です。
四足歩行のサーボ制御のコードも、こうやってサーボ制御すれば歩くんだとわかって参考になります。コードが理解できるなら、ArduinoだけでなくRaspberry Pi + Pythonでロボットを作ろうと思っている人にとっても読み応えあり。
カメラや加速度計などのセンサー類の話は少ないため、その手の情報がほしい方は普通のArduino本を買ったほうがよさそう。でもサーボ制御を学ぶなら本書が一番いいですね。
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