”Raspberry Piレーダー”を完成形にしてみた
完成形といっていいのかどうかは微妙ですが、Raspberry Pi 2 +赤外線距離センサー”GP2Y0A710K”でレーダーっぽいもの作ってみたで作った”Raspberry Piレーダー”を、上のような感じに持ち運び可能な形にしました。
持ち運びするのにブレッドボードに挿しっぱなしというのではいささかかっこ悪い。
ということで、プリント基板につけることにしました。
まずMCP3002を据付けて
半田付け。
あとはこんな感じに配線を作っていきます。
半田付けが汚いですねぇ・・・まあ、こんなのでも動いたので、よしとしてください。
表から見るとこんな感じ。
なお、今回から線同士の結合部被膜用に”収縮チューブ”使ってます。
とりあえず、ちゃんと組めているかどうかを確認するため、この状態で起動しましたが
いきなり起動不能!!
Raspberry Pi 2、起動しません!!
で、散々調べた結果わかったのはRaspberry Piにシャープ製の赤外線距離センサー”GP2Y0A710K”つけてみたで載せた回路図が一箇所間違えてました!
GNDを指す場所間違えてました(上段左から3つ目のところ、前回記事の図では2つ目に挿してます)。
これが正しい回路図。申し訳ありません。前の記事も含めて訂正しておきます。
ついでなんで、PCA9685と一緒につないだ回路図も載せておきますね。
なんとかRaspberry Piレーダー、復活です。
このレーダー図、もちろんiOS/Android端末のブラウザでも表示可能です。
しかし、せっかくプリント基板に組んでも、むき出しのままでは扱いづらいしみっともない。
こういう困ったときは百均です。
百均でこんな容器を買ってきました。
フタに穴をあけてサーボをぶっ挿し
Raspberry Pi 2と基板類を容器に収めます。
実に嘆かわしいほどの安直なつくりですが、かなりすっきりしました。
この状態でもう一度テスト。正常に動作します。
最終的には、モバイルバッテリーを容器の下にテープで止めておきました。
そういえば、前回このレーダーが動作する様子を動画で公開してませんでしたので、ここに載せておきます。
大体これくらいの速度で動作します。
これ以上早くすると表示が乱れるため、これくらいが限界。
まあ、役に立つのか立たないのか・・・
しかしここまで作っちゃったら、以前作ったRaspberry 大和に載せたくなりますね。
いや、このRaspberry Pi 2をベースにもう一隻作るというのも手かもしれません。サーボとカメラをつけてしまえば、システム的にはRaspberry Pi大和とほぼ同じになりますし。
まあ、今回は大和を作るのが目的ではないので、この辺でやめておきますが。
以前書いたとおり、車載用死角レーダーとしての用途に使えないかと思って作ったわけですが。
それ以外にもいろいろ使い道はありそう。
会社の人で、自宅の庭が猫のトイレに使われてしまっている人がいます。
なんとか猫を見つけて追い出したいそうですが、なかなか遭遇しない。
これを使えば、
・範囲内に何らかの物体を感知したら”警告”
・それでも立ち去らない場合は発泡スチロール製の弾を発射!
なんてシステムが作れそうです。
猫撃退機に使うかどうかは別として、なにか面白い使い道を考えてみようかと思います。
それにしても最近、妙に電子工作ネタが増えたように感じます。
次は何をやろうかなぁ。
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