ミンティアRaspberry Pi Zeroをもうちょっとスリムにしてみた
最終的には、こんな感じになりました。
・・・なんだ、あんまりかわってないじゃん・・・などということはありません。
ここにいたるまでの過程を書きます。ちょっとお付き合いを。
さて、まずそろえたのはこの最終形状からは思いもよらないこの2品。
こんなブツと
ミンティア大のケース。
ミンティアの大きい方のケースは前の記事で使ってみたいなぁと書いてあったのでなんとなく出てくる理由はわかると思いますが、最初の箱はなんぞ!?
中身はこれ。薄型のカードサイズなモバイルバッテリーです。
といっても、いざ手に入れて見るとクレジットカードより1~2周りほど大きめ。
しかしケーブル内蔵、この大きさで4000mAhとなかなかのバッテリー。
しかもこんなところに差込口があって、
ここに出力コネクタを差し込んで
抜くとLightningコネクタが現れます。
そう、この大きさでiOS/Androidスマホ両対応なんです。
おっと、書き忘れるところでしたが、内蔵ケーブルはこうやって収納します。
まさに出っ張りのないモバイルバッテリー。これでiPhone 6 Plusでも1回分強の充電量はあります。
さて、今回はこれが主役じゃありません。Raspberry Pi Zeroです、Raspberry Pi Zero。
まず、ミンティア大のケースにこれらのコネクタ用溝を掘って、コンパクトにつなげられるように作りました。
さらに下に溝を作って、こんな風にWi-Fiドングルを納められるようにしたんです。
先のモバイルバッテリーと組み合わせるとこうなります。
これはこれでかなり小さなシステム。
普段はHDMI端子は要らないので、これくらいのすっきりした外観で運用可能!
外観はミンティアだし、意外性もあっていけそう!!
と思ったんですが・・・
改めてRaspberry Pi 2と並べて見ると、あまり変わらない大きさ。
薄いことは薄いんですが、たてが逆に長い。
おまけにWi-Fiドングルつけるためにケーブルが飛び出しすぎです。
これじゃあ、あまりコンパクトとはいえません。
やっぱり初心に帰り、ミンティア小にこだわることにしました。
ところで問題なのは外に飛び出すケーブル。
microUSBコネクタのWi-Fiドングルなんてものがあれば、もうちょっとコンパクトに出来るんですけど、そんなものはありません。今のところZeroしか需要ないですし。
ということで、microUSB↔︎USBコネクター変換ケーブルをばらして、もう少しコンパクトに収められないかと試行錯誤。
ですが、最初のトライはmicroUSBコネクター側を削りすぎて崩壊。
というわけで、セリアでもう2本ほど購入。
今回はほどほどにとどめて
試行錯誤でここまで収めました。
というわけで、小ミンティアケースにほぼ収まったRaspberry Pi Zeroです。
若干、下に突起物が出てしまいますが。。。
ですが、Raspberry Pi Zeroのくせに(?)標準USBコネクタ付き。ここのWi-Fiドングルをさすことが出来ます。
あとは電源を挿せば、コンピューターとして動作します。
このとおり、VNCで接続も可能。
先ほどのバッテリーに挿せば、こんなにコンパクトなスタンドアロンマシンが完成。
バッテリーが大きすぎですね、やっぱり。
せっかくコンパクトなRaspberry Piを作ったので、これで何かをさせたいですねぇ。
この大きさなら、350分の1の大和にもらくらく収納可能・・・まあ、そういう方向でもいいんですけど、せっかくならもうちょっと意外性のあるものを目指したいですね。外観が外観だけに。
あと、できればコネクタの出っ張りもなくしたいですよね。Raspberry Pi Zeroの基板上に直接半田付けできれば・・・
ついでに、このケースに収まる電源を手に入れられれば・・・あるいはより小型・薄型のモバイルバッテリーを見つけられればいいんですけど。
がんばれば、もうちょっと小さく出来そうですね。
ところで、余談ですが
うちのRaspberry Pi Zeroに載っているメインチップ。
”ELPIDA”って書いてありますけど、マイクロンに取り込まれたあのエルピーダなんでしょうか?
そもそもエルピーダってメモリメーカーというイメージですけど、こんなチップも作ってるんでしょうか?
ググって見ましたけど、いまいちわかりませんでした。気になります。
モバイルバッテリー, GMYLE 4000mAh 超薄型カードサイズUSB充電器(パワーバンク)多機種対応Lightning・Micro USBケーブル内蔵 (ホワイト) |
« キーボードと一体型のPC”キーボードPC WP004” | トップページ | Androidなのにマルチ画面なOSを搭載した小型PC”Remix Mini” »
「Raspberry Pi・Arduino・電子工作」カテゴリの記事
- 名古屋 大須へ行ってきました(2024.04.28)
- Raspberry Pi 5用電源購入(2024.04.19)
- Interface 2024年5月号はRaspberry Pi 5特集(2024.03.26)
- Raspberry Pi 5とPCがつながらなかった理由は「プライバシーセパレーター機能」のせいでした(2024.03.12)
- Raspberry Pi 5に日本語LLM(ELYZA-Japanese-Llama-2-7b-fast-Instruct)を入れてみた(2024.03.10)
コメント
« キーボードと一体型のPC”キーボードPC WP004” | トップページ | Androidなのにマルチ画面なOSを搭載した小型PC”Remix Mini” »
CPUの上にメモリを実装していると
書かれたページがありましたので、
見えてる部分はメモリのようですね。
CPUの上にメモリを載せる事が
出来るってそれほど発熱も少ないって
事なんでしょうね。
投稿: mokekyo | 2015年12月23日 (水) 00時08分
こんにちは、mokekyoさん。
あれメモリのモジュールが見えてるんですね。その下にCPUが入ってるとは思いもよらず。
昔のパソコンならヒートシンクなしで動いてたので、まさにそういう時代に戻ったようですね。もっとも、こんなに安いコンピュータが出てくるなんて考えてもいませんでした。30年前にこれがあったら、多分小遣いで買ってましたね。ほんとに。
投稿: arkouji | 2015年12月23日 (水) 20時48分