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2015年10月15日 (木)

もうすぐX1購入&パソコン暦30年!てことで懐かしのゲームを紹介

もうすぐといっても来年の2月14日なので、まだ5ヶ月ほど先ですが。

私がパソコンを所有してから30年になろうとしています。

私が買った最初のパソコンはシャープ X1F model 20という機種。

最近見たこういう記事に触発されて

ハッピーバースデー PC-8001!「俺とP8(mkII)とAVG」について熱く語ってみました(フリー編集者 アカザー) - Engadget Japanese

私もX1で遊んだ、懐かしのゲームを紹介してみようかと。

Img_0085

ちょっとディスクを掘り出して振り返ってみました。

この中で特にやりこんだゲームを紹介します。

なお、うちのX1Fが実際に動く動画は以下。

シャープX1FでFM音源対応ゲーム動かしてみた: EeePCの軌跡

■ ザナドゥ

まず最初に買ったのは”ザナドゥ”というゲーム。

Xanado

まさか30年経った今でも”ザナドゥ”という名前が残るとは思いもよりませんでしたけど、

「東亰ザナドゥ」公式サイト

当時はかなり衝撃的なゲームでした。”パソコンサンデー”で長いこと1位を取ってましたし。

起動画面はこちら

当時テープ版を持っていた友人がいたんですが、どうやら壊れてしまったらしくどうしようもなくなったところに私がX1を購入(しかもディスクドライブ搭載!)したため、異常なまで勧められて買わされた一品。

私はテープ版を体験したことはほとんど無いんですが、上の画面を出すだけで30~40分近くかけてロードしていたらしいです。のんきな時代でしたねぇ。

Img_0086

今でもこうしてパッケージが残っているソフトのひとつです。

友人たちとやりこんで、なんとか最後までクリア。

要するにアイテムを探しつつ最後の敵であるドラゴンを倒す、というゲームでした。

ゲームのステージは塔の中をいったりきたりするというもの。うろ覚えですが、ドラゴンを倒すためには特別な剣を探し出さないといけないというものでした。

ところがこの剣、ドラゴン以外にはまるで歯が立たないというか、かなり弱い敵で無いと通用しない代物。普段使いとラスボスで武器を切り替えなきゃいけないという実に面倒くさい設定でした。

ザナドゥは武器、防具、魔法そろぞれに経験値があって、買ったばかり/入手したばかりの道具は鍛えないと性能を発揮できません。

武器や魔法は敵を倒せばいいんですが、防具を鍛えるにはどうするのか?といえば、ただひたすらダメージを受けるしかありません。

このため、防具を手に入れたら下の階層に行って、敵の攻撃をひたすら受けます。ただ、弱い敵なら攻撃を受け続けるとだんだんダメージが与えられなくなり、ついにはダメージを受けなくなります。これを徐々に強い敵に対して行えば、防具が上限まで鍛えられます。

この行為を当時、仲間内で”木人形(デク)狩り”と呼んでました。このころ北斗の拳も流行ってましたし。

ところがドラゴン用の剣(”ドラゴンスレイヤー”だったかな?)はあまりにも弱すぎて、かなり下の階層まで下りていって経験値稼ぎをしなきゃならない代物でした。なかなか一筋縄ではいきません。

ところでこのザナドゥ、”殺してはいけないキャラ”(妖精のような危害を加えないキャラ)がいて、これを殺してしまうと”カルマ”というのが付いてしまいます。

これが付くと自身のHPを減らす毒を大量に飲まないといけないというジレンマに陥るため、むやみに殺生に走らないようしないといけないゲームでしたね。

他にも食料を調達しないといけなかったり(食料がなくなるとHPが歩くたびに減る、BGMがおかしくなる)、セーブするのにお金が必要だったり(階層を移動すると自動セーブがかかりますが)、いろいろなリソースを管理しながら行動しないといけないゲームでした。

ゲーム初期の頃は手ごわい敵が、ゲーム終盤にはダメージすら与えることも出来ない雑魚に成り下がる様はなかなか快感でした。

初めてやったRPGは”ドルアーガの塔”でしたけど、セーブ可能な本格的なRPGはこのザナドゥが最初。

その後シナリオIIなどが出ましたが、結局続編には手を出すことなく、”ソーサリアン”や”イース”などFalcomのその後の作品もついに触れることなく今に至ります。

■ 大戦略 X1

いわゆる六角マスのターン制シミュレーションゲームです。

Daisenryaku

こちらもパッケージが現存してます。

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あまりにやりこんだので、もったいなくて捨てられません。

そう、このゲームく私のやったX1のゲームの中で一番長期間やりこんだゲームですね。

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その証拠は、このディスクに残されてます。

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ディスクの内側がしわしわになってますね。やりこんだ証拠です。

それくらい飽きの来ないゲームシステムでした。

Img_0088

マニュアルは朽ち果ててしまい、現存するのは兵器一覧とガイドブックのみ。

ガイドブックはボードゲームなどのゲーム一般と、大戦略開発の裏話的なものが載ってました。

ゲームの内容は、14種類の兵器(F-16、A-10、レオパルド2など)を駆使して敵の首都を占領するというもの。

途中に都市が点在しており、1都市占拠するごとに1ターンごとの収入が増加、これを元手に兵器を購入し敵を圧倒するというゲームです。

この頃の大戦略は敵味方ともに同じ種類の兵器を使用、索敵範囲も無くマップ全域が丸見え、船舶兵器がないため、道がつながっていないと地上兵器がたどり着けないという代物。

首都や都市の占領は歩兵・工作兵のみが可能で、とにかく歩兵が都市にたどり着けば占領という安直なルール。歩兵系の兵器は移動速度が遅いため、輸送ヘリに載せて運ぶ必要があります。

何種類かのマップがあり、すべてのマップ、陣営を攻略しちゃいました、たしか。

この大戦略には”マップエディタ”があり、自分で好きなマップを作ることが可能。

太平洋戦争の激戦場や湾岸戦争を再現したマップを作ったのはいい思い出です。

似たようなゲームに”怪獣大戦争 T.D.F.”というのがありましたけど、こちらは敵がすべて怪獣、索敵範囲あり、大戦略ファンにも受けるゲームでしたが、マップエディタが無かったんですよね・・・そこだけが残念。

なお大戦略2も出たんですが、X1 Turbo以上でないと動かないため我が家では動かず。

その後、スーファミ版、PC98版、Windows版にも手を出し、Age of Empires IIをやるまでは私の中の最高の戦略シミュレーションゲームであり続けたシリーズです。

■ うっでぃぽこ

ゲームのディスクが見当たらない(セーブディスクのみ発見)んですけど、これも何度かやったゲームです。

Woodypoco

これたしか、私が手に入れたX1ゲームの中でFM音源に対応した初めてのゲームじゃなかったかと。

木の人形である”ぽこ”が人間になるために旅に出る、というストーリーだったと思います。

ザナドゥで”木人形狩り”と称した行為をしていた私が、今度は木人形を操るというなんとも皮肉な流れですね。

昼・夜や季節の設定があり、夜間にうろつくとおおかみが凶暴化していたりするんで宿に泊まらないとやっていられないというゲームだった覚えあり。

結構ストーリーがしっかりしてて、最後のエンディングは感動していた覚えがありますね。いいゲームという印象でした。

おかげで、2年おきくらいに思い出してはクリアしなおしてた気がします。さすがに社会人になってから10数年はやらなくなりましたけど。

■ AVG

アドベンチャーゲームというものをあまりやらなかったんですが、現存するディスクに”アリオン”と”めぞん一刻”がありました。

どちらも1~2回クリアしただけのゲーム。めぞん一刻はさすがにボリュームがあって(ディスク4枚組み)時間かかりましたが、毎週アニメをチェックしてたら解けちゃうゲーム。まあ、それなりに面白かったですけど。

他にも殺人事件系のゲームがあったように思うんですが、なくなってしまいました。

そういえば「マデリーン」というゲームも発見。

ところがこのゲーム、コマンド入力式の本格的なAVGで、当時は難しくて解けなかったんですよね・・・結局未だにエンディングを知らないゲームです。

こちらのブログが詳しいです。

マデリーン/亡き王女のためのパヴァーヌ : レトロゲームの塔 - The Tower of RetroGame

このマデリーンというゲームはPCゲームの自動販売機「TAKERU」でのみ購入可能なゲーム。

このゲーム以外にもTAKERUのお世話になったものがいくつかあったように記憶してますけど、現存してませんね。

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他にもTELENETのゲームはFM音源によるBGMがいいゲームも持ってましたが、ここのゲームのいいところは音楽だけでゲームそのものはあまり面白くなかったという記憶です。

元々X1を買った理由はBASICプログラムを作ることだったので、ゲームばかりでなくプログラミングにも使ってました。今のようにマニュアルがあふれていたわけではなく、ベーマガなどで他人のプログラムから学んでました。

今現在役に立っているのは、このプログラム知識の方ですね。

あれからもうすぐ30年、コンピューターはデスクトップからノート型を経て、いまや電話機を内蔵しポケットに入れて持ち歩ける端末が主流となりつつあります。

昔は自宅でこもってやるしかなかったゲームが、今や入手からプレイまですべて移動中でも可能になりました。いい時代になったものです。

そういえば最近はあまりいいゲームに出会ったという記憶が無いですね。”えどたん”くらいでしょうか?

私が次に期待するのはiOS版スパロボなんですが、心に残るゲームとなりますかどうか。

時代を彩った名機たち~1980年代・国産パソコン戦国時代を振り返る: マイナビ

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コメント

こんばんは、
懐かしいですね、カセットから長々とロードして待ってたことを思い出しました。
パソコンサンデーと聞いて思いましたがDr.宮永さんはどうしてるのでしょうね?

私はX1の全盛期から外れてから
手に入れたので、ゲームソフト等は
羨ましいです。中古品ばかりで、
FDがだめになっていたりしてorz

結果として同じようにベーマガの
プログラムを入力したり、Oh!Xの
ダンプリストを入力していましたね。

殆どのFDや周辺機器をマニアの
知人に譲りましたが、今思うと少し
残しておけばとも思いますね(w

宮永好道さんは、1999年に亡くなられています
詳しくはWikiをご覧ください
https://ja.wikipedia.org/wiki/宮永好道

パソコンサンデーはテレビ大阪制作でしたが、今考えると東京のスタジオで収録という、「和風総本家」に近い制作スタイルだったようですね

こんにちは、??さん。

私はいきなりFDだったので、カセットテープ時代をほとんど知らないんですよね。せめてMZ-700から始めていれば…

マジック144点灯さんも書かれてる通り、すでに亡くなってしまいました、宮永氏。なお、山下章氏は健在で、11月のベーマガ イベントの司会をやられるそうですね。

こんにちは、mokekyoさん。

X1全盛時代にX1を持てたことは私にとって本当にラッキーでした。今でも宝ですね、うちのX1F。実はMZ-1500かX1かで迷ってX1を買ってもらったわけですが、この選択が正しかったかどうかは今でも評価の分かれるところです。まあ、プログラムを学べたという意味では、X1でもぜんぜんよかったですが、ちょっとゲームをやり過ぎたかなあと思うこともしばしば。

こんにちは、マジック144点灯さん。

当時パソコンサンデーを毎週見てました。記憶にあるものとしては、X68000がデビューしたときで、グラディウスがめちゃくちゃスムーズに動いてて感動した覚えがあります。

あの頃から比べるとシャープという会社はずいぶん普通の製品しか作らなくなったものだと嘆いております。もっとも、RoBoHoNなんてものが出てきましたけど、果たして復活のきっかけになるか、壮大な失敗となるか。

その昔NHKでPC-8001を使ったマイコン講座(パソコンという言葉はまだ浸透していませんでした)という番組が放送され、N80-BASICによるプログラミングを中心とした構成になっていました
パソコンサンデーも番組開始当初はMZ-80Bや2000を使った、NHK講座ほぼそのままのフォーマットで作られ、ご丁寧にも本家同様テキストまで発売されていました(巻末には、ナイコン族向けに、ほぼ原寸大のキーボード図付き!)
私は、小倉智昭さんの軽妙洒脱なトークと(ウソ)、美しい萩尾みどりさん(なぜ女優さんを起用したのかは当時から謎でしたが)目当てという不純な動機で見始めました
さすがに、こういう番組を見ている少年たちが、いつまでもそんな情報を欲しているわけもなく、すぐに総合情報番組に衣替えしましたが、とりわけ3Dのピンボールが跳ね、ADPCMで合成した荻野目洋子さんの声でしゃべりまくっていたX68000のエレショーデビューを紹介した回などは話題騒然となっていましたね

RoBoHoNについては、関西ローカルの番組(BK制作の関西熱視線)でも取り上げられていましたが、会社としては特段力を入れているわけでは無いようで、市場調査のアドバルーンといいますか、最近イメージの悪いシャープにマスコミや消費者の興味を向かせるために、こういう革新的な技術も研究開発していますよ、という宣伝目的の意味合いが強いように感じました

IT時代に即したテレビの新機軸を模索したり、液晶のTFT技術を応用した新型の船舶用レーダーを海外企業と共同開発したり、太陽光をオフィス内に導き入れる技術で照明代を削減する提案をしたりと、新たな”目の付けどころ”を探しながら経営再建を目指しているようです
関西の人間としては関西経済のためにも、順調に復活しつつあるパナソニックのように、シャープにもなんとか頑張って欲しいところです

こんにちは、マジック144点灯さん。

私は小倉智昭氏をこの番組でしりました。今でもこのイメージが強いですね。もっとも先日のノーベル賞受賞者を揶揄したのはいただけませんが・・・

私が見始めたのはX1Fを買った直後の1986年2月ごろから。このころはMZ-2500の時代で、番組中でもいろいろ紹介されてました。

シャープも液晶頼みな会社になってしまったイメージですが、なんとか目の付け所を維持していただき、復活して欲しいですね。

懐かしいですね。ザナドゥ。当方X1でなくPC88でしたが、ザナドゥ、ソーサリアン、ハイドライドなど色々持ってましたね。ザナドゥですと名前を@YoshioKiyaにすると確かフル装備で経験値もMaxだったような。

こんにちは、星屑倶楽部さん。

そういえばそんな裏技ありましたね、ザナドゥ。今度やってみようかな・・・って、ユーザーディスク作ろうにも2Dディスクのあまり、あったかしらん?

ソーサリアンはやったこと無かったですね。あのゲームはX1turbo専用だったため、うちのX1Fでは出来なかったような記憶です。他のゲームでも、turboや88、98向けのものが多くて、悔しい思いをしたのを覚えてます。

ザナドゥと大戦略は中学のころに親にねだって買ってもらったX1ターボで勉強そっちのけで夢中になりました。ザナドゥは攻略本に頼ってクリアしましたね。オープニングの最後に中央の勇者が登場する「シュキーン!」が今でも記憶から消えません。本当に懐かしいです。ありがとうございました。

> おっさん さん

私も中学の頃でしたね。大戦略はかなり長いことハマってました。なお、テープ版のザナドゥでは、あのシャキーンという画面は出なかったみたいです。フロッピー版ならではの演出だと聞きました。
今にして思うと、X1のゲームよりBASICの方が長い付き合いでした。今の自分があるのも、まさにこのコンピュータのおかげですね。

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