”ベーマガ”時代を髣髴とさせるBASIC言語専用ボード”IchigoJam”買ってしまいました
まあ、いつかは買うだろうと思ってましたけど。
Amazonで購入。
完成品で2000円でした。
さすがにこれだけ大量のピンを半田付けをするほどの技量はなし。ここは無難に完成品を買うことにしました。
日本発のコンピュータボード。しかもBASICで動いてしまうというお手軽な端末です。
ボードにはPS2キーボード端子と
ビデオ出力
そして給電用のmicroUSB端子がついてます。
このIchigoJamを動かすにはPS2キーボードが必要ですが
我が家にはまだあるんです、PS2キーボード。
Happy Hacking Keyboard Liteです。10年以上前に8000円ほどで購入した記憶。
Android充電用ケーブルや安物TVと結合して起動。
・・・って、どうやって起動するの?これ。
親指の先端辺りにスイッチがあります。これを左に動かすとスイッチON。
ちなみに基板上のLEDはプログラム制御用のものなので、電源が入っても点きません。
スイッチを入れて2秒ほどで起動完了。早い。
とりあえず昔のBASICの記憶や
この付属の”BASICリファレンス”などを頼りにとりあえずプログラムを作ってみます。
”A”って文字を10行10列目に表示するプログラムです。
当たり前ですが、あっさりと動きますねぇ。
続いて作ったのはこのコード。
横はランダム、縦は26行目に”oo”という文字を表示。これを繰り返すというだけのプログラムですが。
これを実行すると、”oo”って文字が下から上にスクロールします。
BASICって、一番下の行に文字をPRINTすると、一行上にスクロールします。これを使って無理やりスクロールさせるプログラム。
これ無限ループなので、終わらせたいときは”ESC”キーで強制終了させます。
これを応用して、こんなコードを作ります。以下、テキスト化したコード。
5 Y=16
10 X=RND(35)
20 LOCATE X,26
30 PRINT "o"
35 I=INKEY()
40 IF (Y>1)*(I=ASC("J")) LET Y,Y-1
45 IF (Y<35)*(I=ASC("L")) LET Y,Y+1
50 LOCATE Y,13
60 PRINT "A"
70 IF VPEEK(Y,14)=ASC("o") THEN GOTO 100
80 GOTO 10
100 PRINT "GAMEOVER!"
110 END
変数は1文字(A~Z)までしか使えないようです。ちょっと不便。
行数がところどころ10おきになっていないのは、あとでなし崩し的に付け加えたからです。はい。
35行の”INKEY()”てのがキーボードからの入力を見てるところ。40、45行のIF文では”j”、”l”キーでそれぞれ左、右に移動するよう定義。
なお、代入は”Y=Y+1”ではなく、”Y,Y+1”って記述するんですね。そんな記述だったっけ?BASIC。
VPEEKってのは、指定した座標の文字を取得するところ。いわゆる”当たり判定”をさせてます。
これを実行すると
自機は”A”の文字が蛇のように上に伸びていき、下から沸いてくる”o”の文字をよけるというプログラムになります。
”A”が”o”に当たるとゲームオーバー。単純なゲームです。
コードが単純なだけに、実行スピードはわりと速め。すこしウェイト入れないとむずいかもしれません。
これ、実は昔 私がX1で作ったプログラム。
スクロール部分のアルゴリズムなしに書けるため、単純ながらスピード感あるゲームが作れます。
これをもうちょっとましな形にして、ベーマガに投稿しようかと思っていたら・・・気がつけばもう40代、ベーマガもなくなってしまいました。
とまあ、BASICって結構手軽にコードが組める言語なわけです。
IchigoJamには基板上にピンコネクターがついてて、例えば電子工作などを制御することも可能なようです。
IchigoJamではじめる電子工作 / Arduino、Raspberry Piとの比較 #maker #IoT / 福野泰介の一日一創
とりあえず、圧電スピーカーがついてました。
これを使って音を出すことも可能。
今のところ使い道がないため、取り付けてませんが。
なお
SAVE 0
と入力すると、0番目の保存先にプログラムが記憶されます。
0~2まで選択可能。全部で3本まで保存できます。
NEW
または電源オフでプログラム消去。
LOAD 0
で再びプログラムコードを呼び出せます。
ちょっと物足りないですが・・・USB端子をつけてTeraTermなどで使うことで、PC上で保存する(テキストのコピペをする)事も可能となるので、いずれまた拡張することにします。
シングルタスクなボードのためRaspberry PiというよりArduinoに近い感じなんでしょうが、応用しだいでは面白いものができそうな予感。
しかし、単純な言語ゆえに、ちょっとはまりそうですね。
ちょっと仕事が忙しい時期なので、まったりと遊んでみることにします。
![]() |
« 「みんなのラズパイコンテスト 2015」の募集開始!8月末〆10月発表 | トップページ | FlashAirを使ったTwitter連携アルコールチェッカー製作&芋焼酎入門書 »
「パソコン系」カテゴリの記事
- 複数のPDFを一つにまとめるサイト(2022.05.02)
- YouTubeライブなどでよく使われる「OBS Studio」を使ってみた(2022.04.08)
- リモート会議用の照明を買った(2022.03.28)
- 大須の「古墳」に行ってきました(2022.03.25)
- HDMI端子付きUSB-C ハブを購入(2022.03.24)
コメント
« 「みんなのラズパイコンテスト 2015」の募集開始!8月末〆10月発表 | トップページ | FlashAirを使ったTwitter連携アルコールチェッカー製作&芋焼酎入門書 »
こういうのを見るとテトリスや
3D迷路を作りたくなりますね(w
投稿: mokekyo | 2015年6月15日 (月) 22時02分
こんにちは、mokekyoさん。
なかなか3D迷路は厳しいかもしれませんが・・・でも簡単にプログラムを組めるため、単純なゲームを作ることができるのがBASICのいいところですね。テトリスくらいのものなら作れそうですね。
投稿: arkouji | 2015年6月16日 (火) 20時31分
変数でデータを持たせておけば
ナンとでもなりそうですけど、ライン命令とかは
無いんですかね、ならば疑似3Dで(諦めないのか
投稿: mokekyo | 2015年6月17日 (水) 19時28分