« ”モバイラーが憧れた名機を今風に蘇らせる”にLibretto 30/60が登場 | トップページ | ドコモの3秒クッキング第2弾!今度は焼き餃子 »

2015年3月 3日 (火)

第5世代 iPodを久々に使ってみた

以前にiPhone 4/4S/5、第1世代 iPad、iPad mini、第4世代 iPod touchの音質を比べてみたという記事を書いて以来、新しいiPhoneを買うたびに音質チェックしてますが、そういえば"iPod"はどうなんだろう!?などと急に気になりまして。

急にiPodの存在を思い出させるきっかけとなったのは、とある飲食店でiPod Classic使ってる人を見かけたからなんですが。まだあの形のiPod使ってる人がいるとは…。

ということで、引っ張り出してきました、うちのiPod。

Img_7940

iPod touchでもnanoでもありません。ただのiPodです。世代は第5世代。

第5世代のiPodは、初めてビデオ再生が可能になったiPodなんですよね。それまでは音楽と写真閲覧まで。このiPodからビデオ再生が可能になったため、以前から手軽な動画プレーヤーが欲しかった私がついに購入するに至ったわけで。

後にClassicと呼ばれるこの元祖iPodですが、こいつはまだClassicと呼ばれていなかった頃のiPodで、同時に発売されてたのもiPod nanoとmini(しばらくして消滅)だけでした。Shuffleすらありゃしない。

過去の小遣い帳を調べると、これを買ったのは2006年3月10日。もう9年になろうとしてるんですね。

Img_7929

一度バッテリーを交換してますが、かなり久しぶりに充電。果たして動くのか…

充電中、時々起動画面が出てきては、HDDが回ると電圧低下を起こして再びLOW BATTERY表示に戻る…を何度も繰り返してました。大丈夫か!?こいつ

が、一晩充電したらなんとか動くようになりました。とりあえず復活。

Img_7930

本当に久しぶり、1年以上使ってませんでした。無事起動してなによりです。

Img_7303

iPhone 6 Plusと比較するとこの通り。

画面の小ささが時代を感じさせてくれます。

ビデオがたくさん入ってましたが、320×240な解像度の動画なんていまさら見ても仕方がないし、動画はまっさら消して、音楽のみ入れることにしました。

Ipod01

我が家のiTunesは現時点の最新版である12.1.1.4ですが、ちゃんと認識してくれます。こんな古いデバイスでも見捨てないAppleの姿勢はたいしたものです。

iTunesに登録されている音楽は約800曲。全部で5GB超。30GBのiPodにとっては楽勝な容量です。

Img_7931

音楽自体の規格は9年前から変わっていないため、最近買った曲でも再生可能です。

さて、音質チェックといきたいところですが、その前にこのiPod、画面になんだか変な筋模様が入ってます。

一見、液晶が逝ってしまってるようですが

Img_7932

バックライトが消えるとまともな表示に。液晶とバックライトの間がおかしいようです。

さて肝心の音質の方ですが…正直あまり良くないですね。

ビットレートの高そうな最近の曲ほどうまく再生できないようで、ちょっとノイズの入った、ややこもり気味の音になります。昔128kbpsで取り込んだMP3ファイルの方が

なんだかんだ言っても、今どきのiPhoneってやっぱり進化してるんですねぇ。痛感します。

Img_7934

ところで、iPodには標準で”EQ”(イコライザー)がついてるんですよね。

Img_7933

この中の”Bass Booster”が比較的いい感じの設定になります。ほんのり低音が強めになるため、不自然さがない重低音に。ある程度好みの音質にできるので、多少の欠点も補うことは可能。多少ですが。

iPhoneもずいぶん進化してますが、このイコライザーがないんですよね。

イコライザーのついた音楽アプリもあるんですが、私が試したものはどれも音質が落ちるんですよね。iPodのイコライザーはそれほど音質が犠牲にならないので、なんとかあのクオリティをiPhoneにも活かしてほしいところ。まあ、そこまで求めるならハイレゾ ウォークマン買えって話でしょうが。

ただ、このiPod、当たり前ですが、音楽のみ(または動画のみ)を再生する機能しかありません。

iPhoneだと、音楽を聴きながらブラウザやニュースアプリを閲覧することが可能ですが。

思えば、ここまで音楽を聴くのに集中するのも久しぶりな気がします。便利さに流されて、気がついたら音楽を楽しむということを忘れてしまっていたように思います。

単機能なメディアプレーヤーゆえの良さを再確認したように思います。

Img_7935

ところでこのiPod、上面はロックスイッチのみで

Img_7938

下面はドックコネクタのみ

Img_7936

Img_7937

で、左右側面には何もついてません。

電源スイッチがないんですよね、iPod。

タッチパネルなんてものもないので、操作はクリックホイールのみ。

そんな単純な機構でも、さっと探したい曲が思うように探せるんですよね。

今のiPhoneにも通づる話ですが、ライバル機種に比べて”ほんのちょっと使いやすい”だけなんですよね。

でもそんなわずかな差が、あれだけのシェアの差につながるわけです。

久々にこいつで音楽聴きまくってみようかな?何せiPhoneってやつは、音楽以外の誘惑が多くて、ほとんど音楽聴かないんですよね。

余計な機能がないiPodだからこそ、純粋に音楽を楽しめそうです。

Apple iPod classic 160GB ブラック MC297J/A

« ”モバイラーが憧れた名機を今風に蘇らせる”にLibretto 30/60が登場 | トップページ | ドコモの3秒クッキング第2弾!今度は焼き餃子 »

iPod touch」カテゴリの記事

コメント

実はiPhoneにもイコライザってあるんですよ!
設定→ミュージック→イコライザ
と言う風に..わかりにくいですけどね

こんにちは、??さん。

ありゃ、本当ですね、ありましたねイコライザー。

でもやっぱり音がイマイチになりますね。iPhoneは下手に音をいじらない方が良さそうです。

shuffleは2005年1月、nanoは9月なので2006年3月にはあったのでは?

こんにちは、むーじゅーさん。

あれ?おかしなこと書いてますね、私。どうもすいません…ご指摘ありがとうございます。

最初は nanoが欲しかった覚えがあるので、当時nanoが出ていたのは記憶してるはずなんですけどね。寝落ち寸前に書いた記事でしょうか。

shuffleユーザーなのでつい…

こんにちは、むーじゅーさん。

私もShuffleを買おうと思ったことが何度かあったんですが、ついに購入せずに今に至ります。いいプレーヤーなんですけどね…ちなみにnanoは3代目を買ったことがあります。

nanoもshuffleも終了させるのに惜しいものでしたね。shuffle使いやすいのに…

こんにちは、むーじゅーさん。

nanoくらいは残しても良かったのでは…などと思いますが、shuffleも手軽ですよね。時代と言ってしまえばそれまでですが、iPod Classicも消え、この二つも消えたら、ホイール操作のプレーヤーがなくなってしまいます。

そういえば以前どこかで見た大道芸人がBGM用に大きなスピーカーにつないだiPod nanoを使ってましたね。ああいうところではまだ需要はありますよね。カップラーメンを世に送り出したことで有名な日清食品の故・安藤百福元社長は死ぬ間際までiPod nanoを使ってたという話もありますね。

http://instantramen-museum.arukikata.biz/virtual-tour/traces-of-momofuku-ando.html

こんにちは。

昔、iPodを(当時買えなくて)家電店で触っていた時、同じように電源ボタンが無いのを不思議に思ったものです。

その後、Steve Jobsのエピソード等を読むようになって、彼の哲学(人生観)から死ぬことと電源OFFを同じに考えて、iPodには電源ボタンを付けなかった、というようなエピソードを読んだ気がします。

彼が居なくなって、Appleも段々普通の会社になってきたなぁ、と最近のiPhoneなどを見ていて思いますねぇ。

では、また。

こんにちは、SULさん。

ジョブス氏の引いたレールから、まだ離れられない会社ですからね、Appleは。ジョブス氏がいなければ、今頃は倒産 or 買収されてるはずの会社ですからね。

ただ日本企業で今のApple並みのところがないのはちょっと悲しいですね。なんというか、文句は言うけど、新しいアイデアを生み出さない層が厚すぎて、身内との戦いで疲弊してるって感じがします。それじゃグローバルな戦いなんてとても勝てるわけがないです。おっと、だんだん自分のとこの悪口に…

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第5世代 iPodを久々に使ってみた:

« ”モバイラーが憧れた名機を今風に蘇らせる”にLibretto 30/60が登場 | トップページ | ドコモの3秒クッキング第2弾!今度は焼き餃子 »

無料ブログはココログ

スポンサード リンク

ブログ村