RSコンポーネンツ 16コアのARM系スパコンボード”Parallella Board”発売
Raspberry Piより一回り程度大きい名刺サイズの”スパコンボード”だそうです。
RSコンポーネンツ、16コア演算チップ搭載の名刺サイズスパコン「Parallella」 - PC Watch
16コアもの演算チップを搭載したコンピューターボード”Parallella Board”が発売されました。
CPUはCortex-A9ベースのデュアルコア Xilinx製SoC「Zynq Z7000」が使われてますが、そこに16コアの演算アクセラレータチップ「Epiphany III 16-Core」を搭載。1GHzで動作するこのチップは、32GFLOPSという演算能力を発揮。
一番安いサーバー版”Parallella Epiphany III Micro-Server”は13,500円。GPIOやmicroUSBコネクタを搭載せず。
デスクトップ版の”Parallella Epiphany III Desktop Computer”はサーバー版に加えて24ピンのGPIOやmicroUSB、HDMIコネクタを搭載。お値段16,600円。
さらに上位の組み込み機器版の”Parallella Epiphany III Embed. Platform”は48ピンGPIOを搭載。制御用SoCもワンランク上のものが使われてるそうです。お値段は26,700円。
最近出たXeon E5-2699v3の18コア/2.3GHzが547.2GFLOPSだそうですが、これがCPU単体で45万円ほどするらしいので、理論計算値での価格対効果を考えるとかなりお買い得。
全機種とも、1GBメモリにmicroSDカードスロット、GigabitEtherを搭載。ボード同士をつないで更に多くの並列数にすることも可能だそうで。
もっとも、このボードを活かすためには並列コンピューティングを前提としたプログラムコードが必要。
並列計算を手軽に省電力でやりたい人にはかなりお買い得なコンピューターボード。ただし並列計算をやらなければ、おそらくRaspberry Piに毛が生えた程度の能力止まりかもしれません。かなり用途を選ぶボードではあるようです。
Raspberry Pi ラズベリー・パイ 超小型パソコン MODEL B (PLUS) &専用ケ-ス model B Case(Clear) |
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