Lotus 123終了のニュースを聞いて フロッピーディスクをあさってみた
Lotus 123がサポート終了というニュースを聞いたときに、ふと思い出したことは確かWindows版Lotus 123を持っていたなぁ・・・ということ。
それを確かめるべく、我が家のフロッピーディスクをあさってみたところ、いろいろと懐かしいものが出てきたので紹介します。
3.5インチフロッピーディスクはこういうケース二つに入っております。
PC-98、DOS/V、Windows、Macintosh用がごっちゃごちゃ。この先使う当てもないのに、律儀に保存してます。
まずはお目当てのLotus 123から探してみた。
ありました!Windows版Lotus 123。
・・・が、パッケージには「非売品・評価版」ってかかれてます。一体、何を手に入れたんだ!?
このソフト、持っていることはおぼろげに覚えていたものの、どういう経路で手に入れたのか、そしてインストールしたのかはまったく記憶にございません。
同じく非売品・評価版のこんなソフトを発見。
Lotus フリーランスってソフトです。
ググると、今のPowerPointのようなソフトだそうで。これも使った記憶なし。
さて、ここからがさらにカオスなものが出てきます。
これは”ウィルス感染ディスク”。たしかトロイ系のウィルスにかかったFD(ファイラー)を記念に(?)残しておいたもの。大学の研究室のPCで感染したものです。
まだインターネットが未発達だった時代に、FDのようなファイラーを入手するため使っていたのは雑誌の付録。
こんな名前の雑誌、もはや消滅してますね。
この頃Softbankといえば出版社というイメージが強かったんですよね。いろいろお世話になりました。
このソフト、たしかアカデミック価格で買ったはずなんですが、コピーしか残ってませんね。原本は不明。
今のOffice系ソフトの簡易統合版で○○ワークスというソフトが流行っていた時代があり、このクラリスワークスというのはApple純正のMac用統合ソフト。確かMS社にもMS Worksというのがありました。
今はなんとかワークスと言う名前のソフト・アプリはありませんね。どちらかというと○○Officeというのが多い。
学生時代、私の研究室はTeX(テフと読みます)が必須だったので、卒論・修論ともにTeXで書いてました。
TeXというのは組版処理ソフトの一つで、文書をいちいちプログラミングのように打ち込みます。これを一種のコンパイルをかけるときれいなレイアウト文書が完成。
当時もっとも数式がきれいに表記できる(いや今でも?)ソフトだったので、これがうちの研究室で押し付けられた理由です。
まあ中身を見たところで、もはやTeXをかける環境がなくなってしまい、しかも本人も理解できなくなってることでしょう。
ゲームソフト系の紹介。こちらはSIM CITYのWindows版(しかも3.1用です)。
100階建てのビルを建てるのが目標の”Tower”というゲーム。建築中にもかかわらず、人が住んだり買い物したり、今考えると恐ろしいコンセプトのゲームです。
AQUAZONE。これをやりたいがためにColor Classicを買ったとかどうとかいう私にとっていわく付きのソフト。これがなければ、果たしてこんな時代にAppleユーザーになっていたかどうか。
そんなMac用のスクリーンセイバーソフトですが・・・こんなもの買ったっけ?
セラムンです、セラムン。
しかも5枚組みのうち、なぜかこの3枚しか見つかりません。
確かMac用ゲームだったはずですが・・・あまり覚えてませんね。
何かデザイン的にビビッと来るものがあって、買った記憶があるんですが。
ところでこのゲーム、なんと昨年iOS用アプリとしても出てたようです(今は削除)。
あの素晴らしい弁当を2度3度[iPhone] - 4Gamer.net
実用ソフトも残ってます。これもMac用ソフトで”RAM DOUBLER”。
なんとメモリが見かけ2倍になるという恐るべきユーティリティソフトです。
当時のMacってメモリの使い方がなっていないらしく、効率的に使えば素の状態の2倍まで使える、というのを実際にやってのけたソフトでしたね。確か。
そんなMac OSのパッケージも残ってます(メディアはさすがにCD-ROMですが)。
iOS 8ではありません、Mac OS 8。
このほか、こんなディスクも発見。
当時はドライバをフロッピーディスクで供給してました。
しかしこのドライバディスク、一体なんの機器用だったっけか?思い出せません。
調子に乗って、5インチフロッピーディスクの束にまで手を伸ばしました。
これはX1用”めぞん一刻”というゲームソフト。
5インチフロッピーだけでなく、この漫画・アニメがあった事を知らない世代も多いかもしれません。
がっちりした3.5インチに対し、5インチはこの通りふにゃふにゃで磁気体もむき出し。紙封筒に入れてないと保護できないような代物です。
そんな5インチフロッピーディスクの未使用品がまだ残ってます。
しかも3枚!
多分、2Dだと思うんですが・・・2HDの5インチディスクというのは数枚買った程度のはずです。
捨ててもいいんですが、今となっては貴重品。もはや捨てられません。
本当は3.5インチのフロッピーディスクを実際に読み出してみようかと思ってたんですが、USB-FDDが見つからず。今回は断念。
読み込んだところで、使い物になるデータが得られるわけでもなさそうですが。
ちなみに、これを見たうちの長男、一体何物かと覗き込んでました。やっぱり珍しいですよね、これ。
だんだん、フロッピーディスクを知らない世代が増えていくんでしょうね。ちょっぴり寂しい感じがします。
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コメント
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変なところで反応しますが、TeXは環境準備しなくても組版できます
ぜひ、お試しを
https://cloudlatex.io/home/filetree
せっかくの修論ですからね
読んでみて、笑ってしまうか、赤面してしまうか、過去の自分に感心してしまうか、教えてください
投稿: ナナシ | 2014年10月 7日 (火) 08時34分
こんにちは、ナナシさん。
おお!すごい!さすがはクラウド時代ですね。もうLaTeXですらクラウド化されているとは思いもよりませんでした。
当時TeXをかけるため、それなりのハードウェアが要求されてたような気がします(といっても、当時はまだPentium 75MHzくらいの時代)が、いまではネットの上でほいほい動かせる時代になってしまったんですねぇ。
ただ、私の論文は多分にいろいろ特殊なもの読み込んでるせいか、ヘッダの部分でつまづいてしまいました・・・惜しいですね。
一応紙で印刷したものがあるので、今でもその恥ずかしい内容(というか、数式意味わからん・・・)は確認することが出来ます。
投稿: arkouji | 2014年10月 7日 (火) 20時59分
なんか懐かしいソフトが勢揃いな感じですね。
Mobile PCは第1号はまだ手元にあるはずです。「あなたの鞄の中、見せて下さい」が好きでした。
クラリスワークスとRAM DOUBLERの2本には本当にお世話になりました。
1-2-3は未だに200LXの中で元気に起動してます。探せばPC-98用DOS版のFDも残ってるはずです。
AQUAZONEの影響で、今は水槽で本物を飼ってます(^^;)
投稿: みねなま | 2014年10月 8日 (水) 22時29分
こんにちは、みねなまさん。
私もAQUAZONEで本物の水槽を導入した口で、ディスカスやグッピーなどを飼ってました。
Lotus123のディスクもどこへ行ってしまったのやら…98が残ってないので、見つけたところで起動できませんが。
あの頃のパソコンはワクワク感がありましたね。今ではすっかり事務機器の一つになり下がって(?)しまいました。やはり現状をひっくり返せるほどのすごいソフトが出てこなくなったことが要因でしょうかね?
投稿: arkouji | 2014年10月 9日 (木) 21時00分
今のパソコンには本当にワクワク感がないですね。昔のPCは多種多様、いろんなユーザーが沢山いて、そこに需要を見いだしたメーカーが沢山あったと思うんですけどね。液晶一体型とか、設置面積30cm角とか、デスクトップでさえいろいろあったもんです。ノートでも乾電池駆動のTP220や葉書サイズのPT110、VHSテープサイズのlibretto、もっとも小さいLXシリーズ。こういった楽しいモデルが今は全く無いのが寂しい限りです。
PC-98もMacもまだ数台ずつ手元に残ってるんですが、起動できるのかどうかは不明です。始末できないだけ、とも言いますが(笑)
思い入れが強くて動いて欲しいのは、カラクラ2をブラウン管も含めてLC575化した個体なんですけどね。
投稿: みねなま | 2014年10月12日 (日) 21時52分
こんにちは、みねなまさん。
PC自体の市場が縮小し、かつ単価が下がりつつあるのが要因なんでしょうけど、それでもさびしい限りですね。
今なら安価なBay Trail Tを使って昔のVAIO PやTP220、Librettoを作ったらものすごく実用的で魅力的な端末が出来るような気がするんですけど、なぜかやらないんですよね、日本メーカーその他。
それにしてもColor Classic 2って中身はともかく、ブラウン管までLC575にできたんですか?それとも、もともとのブラウン管の解像度を無理やりVGAまであげるという技でしょうか?どちらにしても当時やりたくて仕方のなかった技ですよね。うらやましい。
投稿: arkouji | 2014年10月13日 (月) 18時31分
カラクラ2の改造は某ショップにやって貰ったんですが、ブラウン管の裏のどこかのピンを弄ると、VGA化が出来るんだそうです。ロジックボードはLC575を使ってますが、HDDを増量したりメモリマックスにしたりといろいろ楽しめましたし、持ち運べる限界サイズだったこともあって、巨大なバッグに入れて持ち歩いたりもしてました。実はSE/30も所有してますが、こっちは無改造です。
最新の技術を転用すれば小型のPCをいくらでも作れるとは思うんですが、今は必要とされる画面の表示サイズがフルHDあたりになりますから、その辺でも小型PCは厳しいんだと思います。
初期のLibrettoのHDD交換方法は、絶対に設計者の楽しみでやってるんだと思ってますよ。そうゆう楽しい思いを製品に乗せて欲しい物ですね。
特にLibrettoに関しては、私にネットの世界の広さを教えてくれた、思い入れにあるシリーズですから。
投稿: みねなま | 2014年10月13日 (月) 20時41分
こんにちは、みねなまさん。
そういえば、ショップで改造というのをやってましたね。その改造費用に加え、Color Classic 2自体を調達するお金がなかった学生時代でした。
Libretto 20にTeXを入れて、帰りの電車の中で修論を書いてたのはいい思い出です。あれなかったらほんと学生時代は乗り切れませんでした。外付けフロッピーディスクにモデムカードを持ち歩いて、大学の研究室ではLANカードにつないでメイン機(私の初の自作機)へデータ転送したりしてました。あの頃は大学へのアクセスが自由で、パソコン一台一台にまでグローバルIPが割り振られてたため、自宅からログインしてました。この頃からLibrettoで寝モバです。
投稿: arkouji | 2014年10月14日 (火) 05時40分
昔はショップでの改造は多かったんですよね。メモリ増設やHDDの換装さえもショップがやっていたくらいですから。
そう言う私もLibrettoの改造指南を良くやってました(笑) 自己責任ですよ~、と言ってバラすコツとかHDDの換装の仕方とか裏蓋の切り方とか。もう15年も前ですけどね。
今は学校も職場も管理やらなにやらで五月蠅くなって大変みたいですが、私のような自営業者は、仕事もプライベートも同じPCです。XPでないと動かないソフトの入ったPCだけ、無線LANのユニットを外して、どこにも繋がないで使ってます(^^;)
投稿: みねなま | 2014年10月14日 (火) 17時34分