iPhoneで管理が出来る水耕栽培キット”Niwa”
iPhoneなどでアプリから管理できる水耕栽培キットの登場です。
Niwa: Grow the freshest food on Earth right from your smartphone!
家の中でも手軽に野菜を栽培できる水耕栽培キット”Niwa”です。
名前の由来はもしかしたら”庭”なのかもしれません。小さな庭ですね。
最近は家電店でも水耕栽培キットを見かけるようになりましたが、この”Niwa”がよく見かける水耕栽培キットと大きく違うところは以下の2つを兼ね備えているところ。
一つは完全密封型なところ。わりとむき出しで育てる水耕栽培キットも見かけますが、こいつはほぼ外界と隔絶されてます。虫がわく心配が少なくていいですね。
もう一つはスマホによる管理が可能なところ。湿度や水位の監視、ライトや温度の調整が専用アプリでできるようです。
Kickstarterで資金募集していたようですが、既に受け付け終了。現在は公式サイトで予約受付中。小型版が349ドル、通常版が399ドル、プレミアム版 449ドルです。
昔NASAが火星探査を想定した長期宇宙滞在において、宇宙飛行士の心理状態をどうやって安定させるかを地上で隔離実験などを通して研究していたら、たまたま食料調達用に取り入れた水耕栽培に飛行士が関わることが、心の安定につながるようだという結論に至ったようです。
ただでさえストレスのたまる現代社会。水耕栽培キットの導入で、心の安らぎと新鮮な野菜を得るという一石二鳥な効果が期待できるかもしれません。
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コメント
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久々の水耕栽培ネタですね
日本でも、オランダがなぜここ数年で急速に農業の生産性を上げて、世界第2位の農産物(主に野菜)輸出国になれたのか、という話題が多く取り上げられるようになりましたが、最大の理由に高度なIT化が指摘されていました
当然その前提に、大規模集約化や、完全機械化と収穫量のアップを狙って高さの高いビニールハウスに建て替える(日本だと台風や雪害に弱い)などはあるのですが、スーツを着たおじさんが、朝晩だけ”出社”してPC上のデータを確認して終わり、というのは中々インパクトがあります
広大な敷地に、わずか数人の管理者だったら、コスト競争力が高まるのは当然だと感心しました
日本の場合、農業の法人化の問題の他、冬場の燃料代が問題になりそうですが、そこはロシア産のガスを値切って(ゲフン)
投稿: マジック144点灯 | 2014年8月 2日 (土) 12時46分
こんにちは、マジック144点灯さん。
日本って技術立国のわりに農業のIT化がすすまないんですよね。広大な農地というわけではないからでしょうかね?
大型機械が入ればかなり効率化できるようで、田んぼのあぜ道をなくして可能にしている人の話を聞いたことがあります。なかなか抵抗は大きいようですが、徐々に広がりつつあるようです。
日本でも高いながらも安定した供給が見込めるということで、廃工場を野菜工場にする取り組みが一部見られますよね。これもゆくゆくは無人化をすすめて大量の野菜や家畜を供給できるハイテク工場がぞくぞくと登場、カビやら毒やら腐敗やらの心配の無い原材料が供給できる時代が来るかも!?しれません。さてどうなることやら。
投稿: arkouji | 2014年8月 2日 (土) 17時07分
日本の場合、GHQによる農地改革で、個人農業主を過剰に保護した結果、補助金のおかげで、継続さえすれば農業単独では赤字でもなんとか生活が出来るため、先祖伝来の土地だからと、所有者が土地を手放さなくなり、おまけに行政も農地の売買を事実上不可能なまでに規制したため、そのことが大規模集約化への足かせになっていると聞きます
元々大規模化してきた北海道での農業でも、海外との競争にさらされて、高級化路線で成功している食用牛はともかく、乳牛、豚、鶏に関しては、餌代の高騰も重なって近年は衰退の一途です
一部で、クリーンな環境で豚を育てて成功している会社もありますが、価格面で太刀打ち出来無いことには変わりがないようです
そのため、原料を加工することで付加価値をつけようと、取り組み始めたそうです
最近の議論だと、法人が、耕作放棄地も含めた小規模農業主の農地を買い上げ再編出来るようにして、効率化を進める一方、里山での農業は手間はかかるものの、高級な嗜好品を産出する産業として保護していこうという考えのようです
いわゆる、農政族と呼ばれる人ほど現実に危機感を感じて、こういった議論をされているのですが、いかんせん貴重な”票田”でもあるせいか、遅々として議論が進んでない印象も受けます
ちなみに、現実の日本農業(学というべきか)は、世界でもトップを行く超ハイテク国なのですが、もともと内需中心で海外輸出を全く念頭に置いてこなかったため、生産性より日本人が好む品質に特化してきたという歴史があります
これからは、輸出先の人々の嗜好も調査した上での研究開発が必要になってくると思います
投稿: マジック144点灯 | 2014年8月 2日 (土) 19時58分
こんにちは、マジック144点灯さん。
憲法と並ぶ占領政策の負の遺産ってやつですよね。不思議とアメ○カ軍基地を追い出したがっている勢力と、同じくアメ○カの占領によってもたらされた今の日本の農業システムや憲法9条を守るという勢力が同じという変わった人たちがいる国ですが・・・まあそれはおいておき。
農業に限らずですが、グローバルに打って出るという部分が弱い気がしますね、日本。うちの会社でもTOEICの点数が昇格条件になるなど”グローバル化”が叫ばれてますが、そもそも海外出張に行かせてもらえないのにどうやってグローバル化すすめるんだよ・・・といいたくなる状況になってますね。
弊社のハイエースに水耕栽培キット載せて東南アジアに売り込みにいけば両方の宣伝になってよりグローバルな市場開拓につながる・・・などなどの発想を後押しする人が増えれば、一つくらいは成功するアイデアが出てきて現地で花開く気がします。これが本当のグローバル化じゃないかなぁと思ってます。
投稿: arkouji | 2014年8月 3日 (日) 17時58分